ヴェネツィア便り(新潮文庫)

ヴェネツィア便り(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

「もし、あなたがこれを読む時、ヴェネツィアがもうないなら、これは、水の底から届いた手紙ということになります」「ヴェネツィアは、今、輝く波に囲まれ、わたしの目の前にあります。沈んではいません」――三十年の時を越えて交わされる〈わたし〉と若い〈あなた〉の「ヴェネツィア便り」。なぜ手紙は書かれたのか、それはどんな意味を持つのか。〈時と人〉を描く懐かしくも色鮮やかな15の短篇。(解説・荻野アンナ)

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ヴェネツィア便り(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「時と人」を描く短編集
    いかにも北村薫氏らしい作品から、ちょっとホラーテイストなモノもあり、かなり楽しめる短編集でした。
    やはり私は北村氏の作品を読んでいる時間が好きなんだ・・・と改めて認識しました(^_^;)

    0
    2020年12月03日

    Posted by ブクログ

    □麝香連理草/誕生日 アニヴェルセール
    □☐くしゅん/白い本/大ぼけ 小ぼけ/道
    □☐◇指/開く/岡本さん/ほたるぶくろ
    □☐◇☐機知の戦い/黒い手帳/白い蛇、赤い鳥
    □☐◇☐◇高み/ヴェネツィア便り

    15の短篇。一つ一つじっくり読む。一つ読み終わるたびに自分の心に湧いてくるものに目を凝らす。

    0
    2020年12月02日

    Posted by ブクログ

    うつくしい書名、美しい表紙。そこに北村薫の名前。
    いざ読み始めたら、作者には珍しいホラーであった。
    おや、いつもと違う、もちろん「いつも」などというのは読者の勝手な思い込みだとわかっています。それでも、いつもと違うテイストだと思いながら、次へと進むと、なんとなく太宰治、と思いながら、どことなく三島も

    0
    2024年07月08日

    Posted by ブクログ

    不意にゾクっとさせられたり(そういえば、以前から時々、北村先生は静かに怖い話を出してくるのであった)、デビュー作から変わらないスタンスの文芸愛があったり。
    表題作は優しい書簡体ミステリで、心地よい読後感でした。

    0
    2023年04月14日

    Posted by ブクログ

    15編の小説集だが、なにげない話が最後にはそれなりのストーリーに仕上がっていく.その過程が素晴らしい.「機知の戦い」が面白かった.寺岡教授を女性たちが取り合う話だが、話題にするアイテムが特異で驚いた.全く知らない世界だった.趣味の視点が違うのだと感じた.

    0
    2022年05月27日

    Posted by ブクログ

    掌編含むバラエティに富んだ作品集。
    ぞくりとさせるものもあり、様々な色合いや味わいが楽しめます。匠の技と言うような小説の面白さが詰まっています。
    過去をふと振り返るような作品も多く、初老から老齢に至る人物がメインとなるのは最近の北村作品の傾向でしょうか。

    0
    2021年12月16日

    Posted by ブクログ

    北村さんの短編は初めて読んだ。
    とても短いものから、少し長めのものまで。
    ホラー要素のあるもの、じんわり泣けるもの、と様々だが、どれも「時」がテーマになっている。
    「白い本」
    「ほたるぶくろ」
    「機知の戦い」等が好み。

    0
    2021年01月28日

    Posted by ブクログ

    スキップからはじまって、覆面作家シリーズ、円紫シリーズと読み漁った私は、これを読んでる途中に「これ、北村薫?私、間違えたっけ?」と何度か表紙を見直した。
    それくらい、いつもと違う。
    あの北村薫さん独特の優しい文章じゃない。たまにオカルト。

    0
    2023年05月05日

    Posted by ブクログ

    案外珍しいように思われる、北村薫さんの短編集。長さもカラーもまちまちな物語が収録されていますが、バラエティー豊かと取るか雑多とみるかは人それぞれでしょうね。

    冒頭の「麝香連理草」の短さと、この文字数での話の運びの上手さにまずびっくり。「開く」のような後味の悪さもちょっと珍しいと感じました。こういう

    0
    2022年03月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    15篇の短編集。内容は様々にバラエティに富んでいる。
    やっぱり北村さんはうまいなぁーーー。

    「麝香連理草」
    1Pと数行。でもきっちりとお話がある。

    「誕生日 アニヴェルセール」
    淡々とした中に、二人の人生が詰まっていた。

    「白い本」
    読んでさえもらえれば。知ってさえもらえれば。
    切ないですね。

    0
    2021年03月08日

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