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Posted by ブクログ
571ページ
743円
10月8日〜10月11日
昭和40年代の初め。一ノ瀬真理子は17歳、高校2年生。大雨で運動会の後半が中止になった夕方、家の8畳間で一人、レコードをかけて目を閉じた。目が覚めると、桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。娘と夫に協力してもらいながら、今を懸命に生きる真理子。
タイムスリップもののSFかと思いきや、タイトル通りスキップ、真理子の早送りされた人生の物語だった。いつか戻れるのか、42歳のこれまで生きていた真理子の行方は、などアナザーストーリーも気になる。人生は足し算かと思いきや、引き算だということに、はっとさせられる。そんな風に思っていなかったけれど、確かにそうだと思った。『昨日という日があったらしい。明日という日があるらしい。だが、私には今がある』の言葉に、真理子の強さを感じた。
Posted by ブクログ
とっても好きな小説の1つになった。
17歳から目覚めたら42歳になっていた。そんなことあったら自分はどうなる?
10代、20代って自分にとってものすごく青春だからその時代がないって、考えるだけでどんよりした人生を送ってしまいそう。しかし主人公は、めちゃくちゃ強く前を向いて仕事もして自分の心も大切に生きていく、そこがとっても晴れやかな気持ちになる。
17歳の心を持つ42歳の先生、発想が柔らかくて生徒も娘の気持ちも同じ立場で考えれて、魅力的だった。
もっと大人にならないとと思いながら歳を取ってしまうけど、10代、20代の自分の純粋な心も大切に生きること、それも一つの魅力的な年の取り方になるなと思った。
Posted by ブクログ
物語は昭和40年代の初め、1960年代後半から始まる。
一ノ瀬真理子、17歳。千葉の九十九里方面の高校二年生。
それは9月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、
真理子は家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた。
次に目を覚ました時、見知らぬ場所にいる。
そして自分が桜木真理子、42歳。夫と17歳の娘がいる高校教師だと知る。
25年の時を超え、42歳の自分になってしまった真理子。
果たして、彼女はどうなってしまうのか。
まず設定が秀逸。いわゆるタイムトラベルものと言えば
過去へ戻るのが多々あるのだが、これはその逆。
自分が未来へ行ってしまうのだ。
冷静に考えれば、何も嬉しくない。地獄でしかないだろう。
だが、この主人公の真理子は違う。強い、強過ぎる。
圧倒的ポテンシャルで日々をこなしていくのである。
もっと生臭いドロドロとした展開が待っているかと思いきや、
高校を舞台にした爽やかな青春ものであった。
今は美しい。真理子の紡ぎ出す言葉がやけに胸に突き刺さった。
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