姫野カオルコの作品一覧
「姫野カオルコ」の「彼女は頭が悪いから」「ハルカ・エイティ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「姫野カオルコ」の「彼女は頭が悪いから」「ハルカ・エイティ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
青山学院大学文学部日本文学科卒。1990年『ひと呼んでミツコ』で単行本デビュー。『受難』、『ツ、イ、ラ、ク』、『ハルカ・エイティ』、『リアル・シンデレラ』など多くの作品を手がける。2014年『昭和の犬』で第150回直木賞を受賞した。姫野 嘉兵衛と表記することもある。
Posted by ブクログ
2016年、この事件が起こった時私は7歳だったからこの本を読んで初めて事件の内容を知った。
恋人というのは、自分の1番の味方でいてくれる存在であることに価値があるのだと思う。男性経験が少なかった美咲は特に強く感じたのだろう 少し違和感があっても、自分のことを愛しているからとのその違和感を飲み込んでしまう。
本当にその恋人に価値はあるのか。
自分の1番の味方は自分であるべきだし、それを人に預けてしまう現代は異常ではないか
つばさのように、何事も簡単に成し遂げてきた人は自身のないことが多い気がする。きっと自分が自信を持って言える努力をしていないから、肩書きや客観的な評価に縋りやすいのだろう
Posted by ブクログ
歪んだ自尊心と残酷な後知恵バイアス
有名大と女子大の学生が集まるインカレサークルや医学部体育会の女子マネージャーの存在をネタにしたり、有名人の不同意わいせつスキャンダルに対してああだこうだと憶測を語ったり、「男子校のノリ」を面白おかしくやってみたり……
物語の展開、あるいは実際の事件のあらましについてだけでなく、読み進めるほどに自分の中の醜い悪魔的な面を認識してしまってしんどくなったものの、それにじっくり向き合えただけでも読む意味はあったと思う。
「東大生たちが起こした強制わいせつ事件」というセンセーショナルな字面がどうしても独り歩きしてしまうところがあるけれど、学歴社会とか性差別とか自己責
Posted by ブクログ
最初から最後まで読みやすかった。
東大生という学歴だけで女を下に見てバカにして、女の方も東大生というだけで明らかに態度が変わってしまう。嫌な世の中だなと思った。
親も子もやはり同じだなと。学歴だけが全てではないと、真っ当に生きようと思った一冊でした。
主人公の美咲は純粋につばさに恋をしていたし、だからこそ裏切られたことが本当にショックだったんだろうな。容姿も学歴もそこまででない美咲は自分に自信がなかったし、そんな自分のことを誘ってくれた最初は優しかったつばさにとハマりしてしまったと。本当にクズな男代表だと思いました。
やはり女のことを容姿でしか見てない男と学歴でしか見てないバカな女たちと、