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Posted by ブクログ 2023年01月22日
あとからじわじわくる。切なくていとおしくて泣ける。でも逆立ちしてもどうしたって自分はそんな願いを言える人間になれそうにない。
倉島泉さんが同級生だったら、友達になれたかどうか、独特の受け答えや笑いかたをちゃんと理解し、共感しあえる仲にしてもらえるのか、自分自身になげかけたくなる。
奥底にある清らかす...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月01日
約10年ぶりに再読。
やはり名作。
2021年34冊目。
以下は過去のレビューのコピペ。
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たまらなく、よかったです。
倉本泉という、田舎に生まれ育った女性について取材することになった筆者。
彼女の周囲にいた人間の視点で語られる彼女と、彼らから聞いた話を...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月16日
作者がTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』をよく聴いていて、番組アシスタントの中澤有美子さんをモデルにして書いた小説とのこと。私も中澤さんが大好きなので読んでみました。
『リアル・シンデレラ』というタイトルから受ける印象とはかなり違っていましたが、文庫版あとがきで作者もそのことについて書いていました...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月24日
個人が何を持って幸せと感じるか。他人には計り知れない。読者は騙される。泉は自分以外が幸せならそれでいい健気な子だと。けれど終盤、そう貂のような人と会う直前の泉、段ボール部屋でこっそり泣いてた泉、やっぱり悔しくて切なくてという「当たり前」の感情をひとりむき出しにしていた泣いている泉を目の当たりしてやっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月23日
姫野カオルコさんの本はどの本も大好きですが、この本は、ちょっといつもの姫野カオルコさんの作品とはちょっと違う感じがしました。
主人公・泉さんの個性的なところは姫野さんって感じなのですが、お話自体が、おお、、、こういう終わり方のお話もアリなのか、姫野さん!!っていう感じでした。
編集者が取材していくと...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月16日
童話「シンデレラ」について調べていた編集プロダクションのライターが、「シンデレラは幸せになったのか」と疑問を持つことに端を発する物語です。
この疑問に意気投合したプロダクションの社長から、知り合いの女性「倉島泉」を紹介され、取材を始めます。
「幸せになったシンデレラ」とは、本当はこのような人の事を...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月11日
読んでみて、いや、読み始めてすぐに
「これは好きな感じ」と夢中になりました
泉(セン)ちゃんの小さな頃の不遇には
いたたまれない思いをしたりしながらも
その考え方、受け止め方に、心が震えました
そして、ずっと心を震わせ、静かに読み終えました
がっかりすることは、正直に生きている者には
必ずあるから、...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月11日
大好きな本。
泉ちゃんは、周りから見ればかわいそうかもしれない。でも、あんなにキラキラして幸せそうで。自分の周りの人にいいことがあったら、自分も嬉しくなるようにしてください、と願った泉ちゃん。
本当の幸せは何か?幸せは、自分で決めるのだということ、泉ちゃんのような生き方をしたいと思った。
大好きな...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月16日
久しぶりに一気読みした。
え、なんでシンデレラなんだろう……と思いつつ読み進むと、泉はまさにシンデレラである。どこが?と問われれば、彼女は天からギフトを受け取った人間だから。
泉は幸せであるだろう。そしてまぶしいほど美しい。
私には彼女の周りに居る卑近な人間たちの気持の方が共感できる。そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月03日
テーマはある意味でこれ以上ないくらい平凡(幸せって何だろう)なのに、その平凡を平温で描ききってなおかつ読ませる小説という離れ業。
姫野カオルコすごい。しみじみと噛みしめるすごさですよ。
主人公は、美人で病弱で歌のうまい妹の引き立て役として生まれたのでは、というくらい取り柄のない女性。本人以外のいろい...続きを読む
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