蕎麦屋の恋

蕎麦屋の恋

462円 (税込)

2pt

秋原健一、四十三歳、ふつうの会社員。波多野妙子、OLを辞めた三十歳。それぞれに過去の小さくも苦い思いを抱えた男と女は、通勤の京浜急行で出会い、途中下車した駅の蕎麦屋でせいろをすすり、ただテレビを観る。淡く、不思議な甘さに包まれながら――。爽やかな感性の触れあいを描いた表題作他二編収録。日常に潜むふとした喜びやせつなさを掬い取った可憐な短編集。

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蕎麦屋の恋 のユーザーレビュー

3.8
Rated 3.8 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    お午後のお紅茶がものすごく笑えた。

    あそこまでひどいところに行ったことはないけど、お店をやっている人は大なり小なりこだわりがあるんだと思う。それが行き過ぎると他人に迷惑をかけるもんだと思うと、笑える。
    でも、自分も気をつけないとなぁ

    0
    2011年06月24日

    Posted by ブクログ

    「お午後のお紅茶」は姫野節炸裂。
    似非オシャレの気持ち悪さに対する
    痛快な批判がとてもおもしろい。
    表現うますぎ。

    0
    2010年02月10日

    Posted by ブクログ

    あんなに笑えるエッセイを書く人がこんなに優しい物語も書くのか…。
    ゆっくりとした流れ、酔って歩く夜道のような浮遊感。
    「ツ、イ、ラ、ク」ははげしくて青い恋であったのに対して、こういう大人の恋(?)も素敵…と大袈裟でもなく思う。
    優しい話じゃないかもしれないけど優しい話だと私は思った。
    「お午後のお紅

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    一緒にテレビをみたい。
    そんなことってあるのかな? と思いましたが、でも可愛くていいですね。
    ちゃんとした理由がありました。

    モテる男がでてきますが、いいな~、もったいないな~
    世の中そんなにもてる男がいっぱいいるのか、、、
    いーなあ、といろいろ考えながら読みました。

    第一印象で決まるところも多

    0
    2021年08月26日

    Posted by ブクログ

    大人の男女の淡くて温かくて寂しい恋を描いた表題作の他、プロ意識に厳しい著者ならではの「自然派カフェ」を風刺した作、男性の恋愛に対する勘違い、自意識過剰を描いた作の全3編収録。
    初期の作風を思わせつつ、ユーモアをまじえた軽やかな作品集。

    0
    2009年10月04日

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