姫野カオルコのレビュー一覧

  • 彼女は頭が悪いから

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    実在の事件がモチーフとなった作品。東大生が集団で女子大生を襲った事件の詳細は実はこうだったんじゃないか。主人公の美咲が常に可哀想、、、自分なりに頑張ってやってきて大学まで行って、自分なりに恋をして、諦めて、吹っ切れようとしたのに相手からは本当に何も思われていなかったという、、、。勉強だけしてたって相手がどう思うのか思慮にかけているやつを好きになってしまった美咲が悪いのか、、、。所々で各々の親の視点だったり語られはしないがこういう経緯があったと記載があり、つばさのこの自分以外を見下してしまう性格はもう治ることはないのだろうなと思う。そこから脱せたのは兄だったっていうのがなんとも皮肉。
    人間関係と

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    2026年07月13日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ネタバレ

    彼女は頭が悪いから

    読んでる時の気分は最悪だが、本当に役立つ本だと思う。

    まず、「彼女は頭が悪いから」というタイトルだが、本当に被害者の女子大生は頭が悪かったのか。

    これは、半分イェスで、半分ノーである。
    確かに彼女の大学は、偏差値が高いわけではない。彼女自身もそんなに勉強を重視する家庭で育っていないこともあり、東大生達に比べると、頭が悪いだろう。
    一方で、彼女は特別「バカ」な訳ではない。なんなら、その事件が起こる前の飲み会でいたもう1人の女の子に比べて、彼女は東大生達とクイズでちょっと張り合っている描写があった。つまり、この事件に関していえば、どっちかというと、「彼女は頭が良いから」被

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    2026年05月27日
  • 彼女は頭が悪いから

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    人は気付かぬうちに人と比べ、自分に見合うかどうかをジャッジし、見合わない人を見下し、貶し、容赦なく晒し上げる生き物。弱者の反対は強者。福祉は強者から弱者への奉仕。強者が権利を主張すれば、弱者は権利が弱くなり、弱者が権利を主張すれば、強者は権利が弱くなる。

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    2026年04月19日
  • 彼女は頭が悪いから

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    あーーーもうほんとイライラするわ!!!
    けど、この本読んでよかった。
    「女」や「男」っていう主語デカ言葉使うの苦手だけど、心底嫌な男たちだった。ほんとに。
    なんだろうね。家族にも学校にも周りも甘やかされていて、人の気持ちや行間を考えることができなくなったのかな?日本一の学歴と共に日本一のプライドを持った人らの腹の底を見せられて、大変不愉快を感じた(作品としては素晴らしい)。この本を学歴社会の根強い韓国にソウル大verで出版したらまた話題になりそうだな。是非出してほしいです。

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    2026年04月08日
  • 彼女は頭が悪いから

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    学歴や容姿などで、自分や他人の"レベル"をみんな測っているはずだが、口には出さない。それを全て表に出して言語化してくれた作品のように思う。自分は見下している側にも、見下される側にもなり得ると思った。

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    2026年03月21日
  • 彼女は頭が悪いから

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    興味深く、内省が深まったと感じたので⭐︎5。

    学歴による格差で人を見下しモノのように扱う様と、そこに至る人が形成されるまでが描かれた作品。
    作品の中で加害者に悪意がないところが怖い。
    行動や結果に大小あれど、自分自身も悪意なく人を見下し、人として扱っていない場面があるのかもしれないと考えさせられた。

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    2026年03月02日
  • 彼女は頭が悪いから

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    胸糞悪いというか、イライラするシーンが本当に多かった
    どうかこのまま美咲とつばさが出逢わないでくれ…と願いながら読んでいた
    他人を理解しようとする気持ちを大事にしたいと思った

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    2026年02月19日
  • 彼女は頭が悪いから

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    すごい興味深い作品だった。
    作品の中の、つばさをはじめとする東大生が自分たちを1番として東大以外の学生は嗤ってもいいと、心の底から思ってることを、私は彼らは自分たちの持っている立場に驕りすぎだと考えていた。
    しかし、私たちも日常生活で状況は違えど彼らと同じような気持ちになったことはないだろうか?。
    仕事ができる人はできない人を侮蔑の対象にするし、それを悪いとは思わない。
    運動ができる人はできない人を、顔が整っている人は顔が整っていない人を。
    誰もがきっと自分の秀でた部分を免罪符に、人に対して上記のようなことを思ったり、実際に行動や言動に表したりした人もいるはずだ。
    逆に誰もが美咲同様に、自分よ

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    2026年02月06日
  • 終業式

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    一般的な情景を描いた、頭の中で写真として思い起こさせる景色とは逆の、その中で残ったもの(この本では手紙や他にレシートや小物etc.)から読み解いていく人生。
    これほどまでに違う印象を与えてくることが新鮮だった。

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    2026年01月22日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ネタバレ


    わー、すごい作品を読んでしまった。
    題材になった事件は恥ずかしながら知らなかったので、純粋にフィクションとして読んだ。

    地方から大学進学で関東に出てきて、大学時代には部活でいろんな大学の人と関わり、今も東京に住んでいる身としてはすごくリアルに感じた。
    東京出身で高学歴の人って同じ日本人なのにどこか違うというか、自分から見たら特権階級の人々って感じだったんですよねぇ。
    実在する学校名とか地名が沢山出てくるし、架空のものだとしても大体のイメージがつく。

    例の飲み会の時の國枝は腹立つなぁ。
    東大嫌いが書いたと言われるのも頷けるくらい東大生へのイメージが悪くなる。
    偏差値が人の価値だと思ってそう

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    2026年01月18日
  • ケーキ嫌い

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    ご飯×毒舌エッセイの痛快さがたまらない!
    作ってみたくなるものばかりだし、
    すごく共感できる内容の【毒】が多い。

    ケーキという【甘い】題名とは裏腹に、
    日常に潜む【毒】を作者なりの解釈で
    ぶった切っていく。

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    2026年01月12日
  • 蕎麦屋の恋

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    京浜急行を舞台にした小説ということで、京急百貨店で平積みになっていたので思わず衝動買いしてしました。

    姫野カオルコ先生の著作は初めて手に取ったのですが、劇的なストーリー展開があるわけでもなく、登場人物の激しい内面の葛藤があるわけでもなく、ただの日常を描いているのに、その心理描写が絶妙です。

    いつの間にか自分の経験とも重ね合わせてしまい、とても共感しながら、春風のように心の中をさーっと作品が駆け抜けていきました。
    読み終えたあとに、じんわりと心に残ります。

    姫野カオルコ先生の作品に出会えたことに感謝です。
    短編小説3編から成り立っている本ですが、ほかの著書も是非読んでみたいと思います。

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    2025年08月23日
  • リアル・シンデレラ

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    2010年上半期(第143回)直木賞候補作品。(受賞作は中島京子の「小さいおうち」)

    TikTokでよく聴く安住紳一郎の「日曜天国」で、アシスタントの中澤有美子アナへ作者の姫野カオルコさんが書いた手紙が紹介され、その中で本作が登場し、どんな話か気になった読んだ。

    タイトルから想像する、いわゆる「シンデレラ・ストーリー」では全くなく、あとがきのことばを借りると、「リアル」は「まるで実際の事件をルポしたような」、「シンデレラ」は「『幸福』の寓意」。幸せってなんだっけ、と考えさせられる作品。

    主人公 倉島泉「くらしま・せん」の生き方がとにかく素敵。

    泉が小6のときにした3つのお願い。熟慮の末

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    2025年07月27日
  • リアル・シンデレラ

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    昭和日本の一地方の土着的人間模様を描きながら、この著者独特の着眼によって「これはいったい何を読まされているのだろう」という感覚に襲われる、稀有なタイプの小説である。昭和の地方都市に生まれた女性がたどる人生というのは著者の数々の著作に共通するテーマであるが、本書はそこに「リアル・シンデレラ」という偶像を置き、ルポ形式で周辺人物へのインタビューを重ねることで、主人公=倉島泉(くらしま・せん≒暮らしません)の人間像を浮き彫りにしつつ、さらに一回転して昭和女性(男性)マジョリティの集合無意識としての憧れ=シンデレラを陰画のように描き出す。
    そして、シンデレラはとこしえに幸せに暮らしま…

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    2025年07月08日
  • 何が「いただく」ぢゃ!

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    姫野先生の文章と考え方、大好きです。
    読みにくい小さい文字も頑張って、笑いながら読みました。
    残念ながら、私は酒飲みではないので、先生ご紹介の食べ物は口にあわないかしら…。
    でも、飲んべえの好きなものが好物なので、一度試してみたいです!

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    2025年05月10日
  • 彼女は頭が悪いから

    匿名

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    どのグロい本よりも悍ましく恐怖

    私は40前後の女、おばさんだけど、
    女子中時代に男性教諭から猟奇的なことをされ
    学校にもみ消され
    結局退学することとなった。
    性被害も受けたことはある。

    そして私の身内に、つばさと同じ大学の人間がおり
    どこか似ているような発言を昔していたことを思い出した。
    ただ私の身内の場合は、女の子を偏差値では判断しないし
    尚且つ究極にモテない人間だったし
    運動部にも所属していたので
    本の中のような男女がわいわいするサークルとは無縁ではあった。

    ‥あったけど、私自身は
    つばさに対しても美咲に対しても
    どちらに対してもどこか共感できる感覚があり
    それは読めば読むほど
    辛くて読むことをやめてしまいたくなった

    #ドロドロ #深い #怖い

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    2024年11月17日
  • 忍びの滋賀~いつも京都の日陰で~(小学館新書)

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    『安住紳一郎の日曜天国』を聴いてから、こちらの本を読むべし。読み方が変わります。
    姫野先生、ゲストででてくれないかしら?

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    2024年09月05日
  • 顔面放談

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    ネタバレ

    「次に読む本が決まらない」状態が異常に長く続いてしまったがついに来た!
    しかも読む前は知らなかったがイラストはもんでんあきこ
    だ。
    著者の方が年長であることに加えて、ご本人曰く「上にずれている」ので取り上げられている映画も俳優もほとんどが分からない。全て検索していてはちっとも進まないので気にせず読み進めた。『顔面』と言いつつ著者の観察は顔に留まらず声と身体全体に及ぶ。自分も声と身体がとても気になる質なので共感できたし、自分なりの作品の善し悪しまたは好き嫌いの評価において、役と俳優のマッチ度を最重視するのもありかもと思いを新たにした。

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    2024年05月12日
  • 悪口と幸せ

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    バービーの映画公開とリンクしてたのか?と思うほどのタイミング。そしていつもながらなかなかに一筋縄ではいかない小説。
    四章だての構成だが、章ごとの登場人物や小説内物語の主人公たちが微妙に絡み合いながら、それぞれの葛藤を通してテーマが浮かび上がってくる仕掛けが見事。
    当然のように社会が押し付けてくるもの、その押し付けに対して声高に抵抗する力、でも現実にはそれらとは別の世界があって、本書はその豊かさに気づかせてくれる。

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    2023年09月10日
  • 何が「いただく」ぢゃ!

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    帯には「異色の食のエッセイ」とある。
    なるほど、なるほどである。
    まずタイトルに惹かれる。
    明らかにこれは怒っていますね? うん怒っている。

    食 と言っても、この方は酒ありきの食である。
    この料理にはどんな酒が合うか、和食のコースの酒の順番、良い店の条件、日本酒の煩わしい種類分け、など。
    まあ良い大人であるから、他人の言動に対して、また社会情勢に対して、声を荒げて怒ることはなさらないにしても、あきれる、嘆く、気分を害する。
    まあ気持ちよく飲食したいのに邪魔してくれるな、という感じ。
    そして今回も出身地の滋賀の話題や、幼少の頃の懐かしい話(同世代なので大きく頷く)が盛りだくさん。
    家飲み用のお

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    2023年08月22日