姫野カオルコのレビュー一覧

  • 彼女は頭が悪いから

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    私自身、偏差値60もない大学出身で、主人は旧帝大という夫婦です。
    仕事は、過去に医師と仕事をしており、現在は東大、慶應、早稲田出身が集まる金融業界で働いています。
    だから、彼らが私のような「頭の悪い」女性をどのように見ているのか、知りたくて読みました。

    あくまで実話に基づくフィクションなので、登場人物の感情や犯罪として扱われた内容を議論するのはナンセンスなので何も述べませんが、ベースにあるのは学力の差から人を見下す倫理観。

    そこを中心に読んでいただき、いろいろなことを考えみてください。

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    2026年01月10日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ネタバレ

    すごく考えさせられる内容だった。また、この物語自体はフィクションとして書かれているが、実際に同様の事件が起こっていたということにも衝撃を受けた。時代背景も少し昔の話ではあるが、やはり学歴で人を判断してしまっていることや、学歴が高いということを必要以上に持ち上げすぎてしまっている世の中の流れ的な?ことがすごく伝わった。当事者の軽はずみな言動や行動ももちろん非難されるべきだが、周りの大人も学歴に重きを置いてしまっていてそれによる負の連鎖が続いていくことがこの小説を通してよりわかった。正直、学歴重視の社会は変わりつつあるが、それでも変わっていないと思う。気にしていない、関係ないと考えつつ、〜大卒とい

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    2026年01月09日
  • 彼女は頭が悪いから

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    怖い
    でも弱者は淘汰されるべきでは、という思いは分からないでもないと思ってしまうのが怖い
    自分がそちら側になる(既にそちら側である)という戒めを常に持ち続けなければならない。

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    2025年12月31日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ここまで不愉快な気持ちになりながら読む小説は中々ないと思う。それを書ける著者は本当にすごい。

    本書は、2016年におきた東大生による強制わいせつ事件をもとにした小説である。
    最後の解説にもあるように「東大生」というのは、記号に過ぎないと思う。
    東大に合格するようなエリートは、物事を合理的に考え、大学受験というゲームをいかにして攻略するのか?ということに長けている。

    物事を合理的に考えるあまり、人間性や倫理感を蔑ろにしていないか?ということが、この小説の根底にあるように感じた。

    本小説を読んだ後に、実際に事件を確認した。女性に対して、とても書けないような酷い仕打ちをしており、事実は小説より

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    2025年12月30日
  • 彼女は頭が悪いから

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    なるほど、、、まじでなるほどって感じだった。正直この事件(2016年東大生集団強制わいせつ事件)のことは知らんかったけど、なんというか、めっちゃリアルだった。日常のディテールを描くことで核心を浮かび上がらせる手法、好きです。あたしも、みんなも、ある意味においては加害者にも被害者にもなりかねないなっていうこと、いやでも直視させられたような感じがした。それくらいリアルだった。結論、やっぱ人はそれぞれの地獄で生きてんだなーって思った。そういうことじゃないかもしれないけど、そういうことかも。

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    2025年12月30日
  • 彼女は頭が悪いから

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    confidentって良いことだけど、傲慢になるのは違う。隠し切れないほど美しい容姿だとか、高学歴、高収入、トップクラスのステータスとか。自信が驕りとかに変わっていると、他者に対して『〇〇目当て』と信頼が持てなくなっちゃう。
    大学院生であろうと、やっぱりまだ子供で親など家族の影響は強いと思う。
    自信と心からの謙遜って両立していないといけないのかもしれない。

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    2025年12月29日
  • 彼女は頭が悪いから

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    はっきりとではなくて、どことなく嫌な気持ち、モヤモヤが至るページに充満している。そんな読後感が残る。

    私は本作の元になった事件を知っていたため、美咲が彼らと出会わないでくれ、や星座研究会という名前がページに現れるのを恐れながら読み進めていた。
    「星座研究会」という文字を本作の文中で初めて目にした時、彼女が経験する辛さや虚しさが脳内で先行し、思わず数分間、宙を見上げてしまった。

    加害者、そして加害者家族が事件後何か変わったのか、そんな明確な変化、いわゆるスカッとがなかったからか、本当にモヤモヤと嫌な気持ちのまま終わった。事件について、あの夜のことについて。
    モヤモヤしているのは、私が美咲と同

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    2025年12月27日
  • 彼女は頭が悪いから

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    読み応えありの超大作。
    この作品に出てくる東大生達が信じられないほど卑劣。
    この子にしてこの親ありで、彼らの親達は一瞬でも被害者の美咲を案ずることなく自身の子や自分のことばかり考えている同等に最低な人間達。誰一人として反省してない。とにかく終盤は読んでいて腹ただしいし、読み終えてもまだ怒りが収まらないほどだ。

    各著名人のあとがきでも解説されていたが、東大に入るためにはお勉強ができるだけではなく、家庭環境、親の経済力や時間が必要だと家族三代遡っていく。そうすることによってこの問題を起こした4人の東大生達がどのようにして自分たちは特権階級であり、それ以外、東大以外は馬鹿にしてもいい、見下してもい

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    2025年12月22日
  • 彼女は頭が悪いから

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    あとがきにもあるように、東大生でもないのに罪悪感を感じた。自分も誰かを下に見たりそういう態度を取っていないか不安になった。
    こういう人たちが世の中のルールを作ってたり、裁いたりしてるのかと思うとゾッとした。
    文章の端々から作者の怒りを感じた。
    女子大の学長にはスカッとした。

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    2025年12月20日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ああ、寝る前に読むんじゃなかった。
    フィクションなのは百も承知だけど、もうホント気分悪くて。
    美咲とつばさ、このまま出会わずに終わってくれないかなと真剣に思った。
    個人的にブランド自体は否定しない。
    ただ、そのブランドで中身それ??っていう残念感がある。
    最終的に女性どころか人扱いですらなくて、意味分からんすぎて軽く引いてる。
    途中から頭痛はするし胸のむかつきも酷くなる一方で、正直読むのが辛かった。
    こういう気づきたくない嫌な部分を、眼前に突き出され続けるって結構なダメージだ。
    まあでもこのテーマ、不愉快だけどめちゃくちゃ考えてしまう。
    自分は大丈夫?って思わず過去を振り返ったもんな。

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    2025年12月17日
  • 昭和の犬

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    ひとりで遊ぶ子供が、犬(ときに猫)の傍らで、時の流れを、静かに語る(過去を振り返って語る)話。
    著者の自伝的要素が強いとのこと。

    「昭和の犬」という題名には「昭和」という時代を指す年号が入っているが、昭和全時代の流れを語るわけではなく、話は昭和30年代から始まり平成20年まで続く。
    章タイトルは、章のエピソードの頃に流行っていた海外のテレビドラマのタイトルらしい。

    ちなみに、著者は滋賀県出身だが、香良市と紫口市は架空の市名だとのこと。


    『獲得したものを数えるのではなく、彼らの厚情により、被らなくてすんだ不幸を数えれば、それは獲得したものとちがい目に見えないが、いっぱいいっぱいあるのでは

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    2025年11月30日
  • 終業式

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    解説にもある通り、姫野作品としては極めて普通な登場人物達の物語である。普通に恋をし、普通に別れ、進学し、就職し、結婚し、子を産んで離婚する男女の人間模様を、お互いが交わす手紙やFAXで構成する。
    それぞれの人物、特に女性がお互いをどう見るのか、その視点と感情の妙が読みどころだろう。
    登場人物達はバブル期に20代なだけあって、多くは肉食的である。そうじゃないタイプでも、人生が恋愛を中心に回っているとの揺るぎない感覚は著者を含むこの世代特有のものではないかと改めて感じた。

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    2025年11月29日
  • 彼女は頭が悪いから

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    つばさと美咲が出会ってから事件が起こるまで、そして収束までの物語である。つばさは東大生でありそれにものすごく自信を持っている。なんなら他の学生は自分より下だと決めつけ見下している。一方みさきはごく平凡な家庭にうまれ、幸せに育った普通の女の子だった。つばさは彼女だったみさきでさえ見下し、飲み会に呼び出して半ば無理やり飲ませ、エノキの部屋で胸を触ったりなど性的なちょっかいをだした。みさきは通報し、エノキや譲治は逮捕される。示談の条件は東大を辞めること。つばさは東大をやめなかったが、逮捕されたため結局はやめた。ニュースを見て、一般人は女がヒステリーを起こしただけだ、東大なんだからこんなことやらないだ

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    2025年11月18日
  • うわべの名画座 顔から見直す13章

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    独自の観察眼でよくここまで深く掘り下げたなというくらいにこだわりを感じた。読み終えてどっと疲れた。ハンサムからイケメンと呼ばれる時代に変わって、確かに今の俳優の中に危険なハンサムは皆無だし、目を奪われるような女優もいない気がする。たまに昔の日本映画を観ると、ドキッとするような色気を放つ俳優が出てきて驚く。こんな方がいたのか!と。現代に出てこないかな、危険なハンサム。

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    2025年10月25日
  • 悪口と幸せ

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    コンプレックスがあったり悪口を言われたりしても、それなりに暮らせますよ。悪口を言われても気付がない人もいれば言われてないのに気にする人もいる。O脚と顔がデカいはなぜか許されている。

    チビも

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    2025年08月03日
  • 昭和の犬

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    ネタバレ

    普通の人の普通の人生。
    歴史に名を残すことはないであろう、その時代であれば何ら不思議なことはない人生を歩んできた主人公の物語であるが、なぜこうもドラマティックなのか。
    その理由の一つは、平々凡々な人生にも関わらず、主人公が満ち足りている様子が伝わってくるからかもしれない。
    賃貸暮らしに、ごく普通の事務職の仕事に、趣味らしい趣味もない、そんな人生なのに、幸福が漂っている。溢れては決してない。何となく漂っていて、読者まで何となく満たされていく…。

    「今日まで、私の人生は恵まれていました」
    「それはようございました」
    このやり取り、すごく好き。

    『獲得したものを数えるのではなく、彼らの厚情により

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    2025年05月31日
  • 昭和の犬

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    昭和の犬なんて題名だから下手したらヤクザものじゃないかと思ったけど違った。
    そんなわけで字面通りに犬の話である。やはりネコよりは犬派であるという自負のもとに読んだわけだが、昭和の犬は決して忠犬というわけでもなく、もはや東南アジアの野犬というレベルで、これはもうネコ派に移りかねない。確かに昭和のイヌはそこまでかわいくなかったかもしれない。
    が、イクさんが癒されるように最後には必ずお前なら分かってくれるみたいな安心感が犬にはあって、寂しかったり辛かったりした時には犬しかいないというか、この本のラストに至ってなんだかんだ言っても犬だなってなるんだからもう犬派なら読まないわけにはいきません。

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    2025年03月14日
  • 忍びの滋賀~いつも京都の日陰で~(小学館新書)

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    滋賀出身の作家さんだからこそ描ける滋賀愛に溢れるクスリと笑える自虐的エッセイ
    浜大津駅のトイレの怪談の話はマジでゾッとした〜
    滋賀県の大部分は琵琶湖だと思っていたけど誤解だった
    らしい。貸出期限が来て最後まで読みきれなかったので、また続きを読みたいと思います

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    2025年02月26日
  • ハルカ・エイティ

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    1920年?くらいに生まれたハルカさんがおばあちゃんくらいになるまでの一生を描いた本!
    素敵な人だし、かっこいいなぁと思う。でも何だか旦那にはあんまり魅力を感じない、、、男女差別しない人だとは思うけど。80歳になってもホテルのラウンジでコーヒーを飲める女になろう

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    2024年11月02日
  • 顔面放談

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    とても面白かった。
    映画についてだけ書かれた本ではないのだが、見たい映画が増えた。すでに見たことのある映画も見直したくなった。

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    2024年09月23日