姫野カオルコのレビュー一覧

  • 彼女は頭が悪いから

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    積読している間に上野千鶴子さんの東大祝辞に衝撃を受け読んだ。

    頭が悪いって何?勉強ができないこと?偏差値が低いこと?一般教養がないこと?倫理観がないこと?相手を平気で傷つけること?

    強い憤りを感じる
    上野千鶴子さんの東大祝辞を先に聞いておいて良かったと思う、あれは救いだ

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    2025年08月24日
  • A.B.O.AB

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    血液型占いの本質

    O型にO型を輸血して安全か、それは嘘。病院ではきちんと血液検査した上で輸血とかしてます。
    RHプラスしか考えていませんが、国によってはマイナスが15%くらいいる国もあるそうな。
    血液をたった4種類に分類することに無理があるのですが、
    血液型占いの本質は、分類する種類が4つである。これにつきます。
    プレゼンで結果をまとめる際にも気を遣いますが、結論は多くて5つ以内。
    バカでも覚えられる結果にまとめるのが肝なのです。
    正義のA型、悪者B型、チョイ悪AB型、その他O型、othersのOですね。みたいに纏めます。
    強いて言うとangel,bad,みたいな感じですか。
    星占いは星座が12もあるから一発で

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    2025年08月04日
  • 蕎麦屋の恋

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    京急上大岡八重洲ブックセンター限定ブックカバーとあり、姫野カオルコ大好きだし、ちょい小っ恥ずかしくあったが、平積みされてて思わず購入。
    穏やかな人達の、穏やかに折り合いをつけて生きてる日常、びっくりする展開もないけれど、誰かの目線?なのか皮肉っぽくも描写されたりして、姫野先生…読後じわじわボディブローのようにくる面白さでした。

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    2025年07月26日
  • 結婚は人生の墓場か?

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    ネタバレ

    消化不良。。。
    雪穂にガツンと言ってやってほしかった!
    最後まで言われるがままの小早川にやり切れない思い。
    もっと気分爽快な結末がよかった〜!無念!

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    2025年07月04日
  • 忍びの滋賀~いつも京都の日陰で~(小学館新書)

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    滋賀出身の直木賞受賞作家さんらしい。

    日本一スルーされるらしい滋賀県を題材にしたエッセイ。
    なのだが、あんまり面白くなかった。正直。
    自虐なのか、ネタにしたいのか、紹介したいのか、盛り上げたいのか。

    自虐のところは面白かったと思うし、地元民誰も知らないサラダパンの話も面白くて、その辺広げてくれても良かった気はするが、おすすめコースとか、鮒寿司とか、エロさの共有とか、全然面白くないところがページが厚い。

    うーん。

    誰に向けて書いてるかがはっきりしないからかな。
    この人を、直木賞作家と知り、作品を知ってて、あああの人が描いてるのね、という感じだと面白いんだろうか。
    全く知らないし、滋賀の魅

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    2025年07月01日
  • 忍びの滋賀~いつも京都の日陰で~(小学館新書)

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    蕎麦とかなれ寿司とか

    タイトルで忍びのとか言ってるから甲賀市の話が出るかと思いきや、全く出なかったのは残念。
    甲州は山梨だからその辺りに甲賀があるかと思いきや滋賀県、しかも三重県伊賀市の隣接市とは、
    草津同様関西では常識なのかな。司馬遼太郎の小説でも説明はない。
    和歌山県旅行した際、秋刀魚の慣れ寿司ってのが滋賀のインターで売ってましたが、発酵のほぼないただのお寿司でした。
    鮒寿司とかあゆ寿司はお財布持ってトライしたいですね、フグやアンコウと同じ値段帯と言われると辛いですが。
    しかもワインとかと同じで、当たり外れがあるとか。
    さて、伊勢神宮があるから伊賀が三重なのはなんとなく知っていた。伊勢うどんは割と好き。
    砂場の

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    2025年07月24日
  • ケーキ嫌い

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    姫野カオルコさん、初読み。
    私はケーキは好きだ。
    でもお酒は飲めない。ほんとは飲みたい❢ほろ酔い気分とかイヤな事があったら今日はヤケ酒だ〜!とかって言ってみたい。
    でも体が受け付けない。
    時々お酒飲めないって言うと
    『人生半分損してる』と言われるけどコレが一番腹立つ。

    ケーキ、甘いものが嫌いな人はそれと同じ思いをしてるんかな。
    『菓子ハラ』にはウケたな。

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    2025年05月10日
  • 整形美女

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    二人の女性がそれぞれ整形したお話でした
    著者の言葉がなければアベルやカインのことは
    気づかなかったと思う
    二人の女性はそれぞれに違う方向の整形を
    行ったようでそれからのそれぞれの生き方について
    語られていました
    整形は今なら当たり前のことだと思っていますが
    ネガティブなことも書かれていてちょっと怖かったです
    まぁリスクもあるということで

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    2025年05月10日
  • 結婚は人生の墓場か?

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    わがままな妻と、それに振り回される夫の物語。
    妻は、両親や親族から受けてきた「かわいい」という評価が社会でもそのまま通用すると信じ、外の世界の洗礼を受けないまま家庭に入った。一方の夫は、度を超えた自己中心性に違和感を覚えつつも、妻の全能感の前では太刀打ちできない。

    そんな二人は、結婚生活を送りながらも根本的な問題に向き合わず、ずるずると「不幸し続けている」ため、読んでいてスカッとする展開にはならない。
    ただし、作者の博識な比喩や、時折挟まれる俗世的な表現が軽快で、最後までおもしろく読むことができた。

    面白かったフレーズ
    「よくしゃべる=盛り上げ役であって、主役ではないのだ。「いい男」「いい

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    2025年04月27日
  • リアル・シンデレラ

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    インパクトのある本の表紙の絵でびっくりしました?
    「おっ」って思う、禁断のドキドキの絵
    子供の頃に見たら「きゃっ」って大喜びした絵
    背表紙には、みんなよく知っている「シンデレラ」の文字
    油断して手に取るとこれですもん、小学生じゃなくってもびっくりしますって(^o^)
    ちょっとしたもんです

    義理の母、姉たちに虐げられてきたシンデレラが、王子様と幸せになる
    それが「シンデレラ」のお話
    対して、そこに「リアル」とついたお話しです
    お伽話ではなくリアルなお話だってことです
    主人公のシンデレラが王子様と幸せになり
    いじわるをした母や姉たちを見返す。。。

    そんなふうに思って読んでいくと、あれ?どうも違

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    2025年03月26日
  • 昭和の犬

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    昭和33年に生まれ、昭和に育った女性柏木イクと犬たちとの物語
    いまだと信じられないくらい理不尽なイクの両親、問題になるような犬の飼い方をする人たちが出てきて、ジェネレーションギャップに驚きました

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    2025年02月13日
  • 彼女は頭が悪いから

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    本当に嫌な気持ちになる作品だった。嫌な気持ちになりたくて読む本もあるが、これはちょっと違う…もういいかな…。こんな悲しい、卑劣なことが起こった事を知ってもらいたいが、これが助長にならない事を願う。

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    2025年10月19日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ネタバレ

    男たち、性欲がなかったとして、その上で服を脱がせ蹴っていたのはもはやそっちのほうが恐ろしいということに本人たちは気づいていない
    女の子、どうか幸せを掴んで欲しい。誰かに縋らずに。

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    2025年09月01日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ネタバレ

    最後の一文で鳥肌が立った。
    どういう感情か自分でも説明できないけど、
    諦めに近いような、心を無くした加害者を哀れむような。

    以下、自分の思考整理のために感想をダラダラ書く。

    =====
    追記:

    登場人物たちの、東大生ではない他者を見下したい欲求が全ての根源かのようにされるメッセージについて、ワタシは共感できなかった。

    小説を読む時、登場人物の容姿や話し方、動いてる様子を具体的にイメージして、時には実在する知人と重ね合わせながら読むんだけど、この作品の登場人物は全く描けなかった。

    ずっとのっぺらぼうが空間のどこかで話しているような。それは、登場人物たちが、私が知る数少ない東大生や高学歴

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    2025年08月07日
  • よるねこ

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    ホラーというよりサスペンス短編集。オチの理解に思考が必要で、意味がわかると怖い話に近いかもしれない。
    表題「よるねこ」で、無神経と称される母が言う「こうして温かい味噌汁をかけると、ご飯も温かくなる」はこれだけで大層無神経さを感じるいい表現だった。

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    2024年10月16日
  • 悪口と幸せ

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    緩やかに繋がる連作小説。
    ここで言われる悪口は、見た目、ルッキズムに特化している。

    私にとっては平成から令和に至る回を描いた「女優 さぎり」が一番理解がしやすい(共感できる)物語だった。
    「顔が大きい」という悪口は有名人を最も手っ取り早く傷つけられる(117頁)とか、画像加工とか、SNSというメフィストフェレスとか。
    容姿が整っていても、金持ちでも、親が超有名人でも、顔がデカいと言われたらそりゃあ傷つくに決まってる。
    公開処刑なんて言われた日にはどれだけ傷つくだろう。
    それをネタにしている人もいるかもしれないけれど、本当の心はわからない。
    でも、小顔が好ましいというのはいったい誰基準?
    悪口

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    2024年07月16日
  • 謎の毒親(新潮文庫)

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    宮部書評新書から。姫野作の期待もあり。そもそも”毒親”って表現、どうよ?っていう根本的な疑問も含め、当事者の心境に果敢に切り込んでいく。実話を基にした、往復書簡形式の小説っていう体裁も、この場合にはベストマッチ。明快な解答が提示される訳ではないのだけど、基本的には理性的に、でもときに感情的にっていう振れ幅まで盛り込まれていて、都度、自問自答を喚起される結構。さすがの起爆力。

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    2024年06月17日
  • ツ、イ、ラ、ク

    匿名

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    タイトルと表紙絵から多少なりとも官能的な恋愛小説かと想像してしまうが、この作家さん、やはり違った。
    小学、中学時代から話は始まるがいじめや恋、性に関することが読んでいて辛くなるほどに生々しく、
    しかし惹き込まれてしまうなんとも言えない思いでいっきに読ませられた。

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    2024年05月01日
  • ああ、禁煙vs.喫煙

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    (帯より)それって”あたりまえ”ですか?
    頑固な思い込みをズバってつまんで、やんわりほぐす。
    読めば日頃のモヤモヤが晴れてゆく。
    新聞人気コラムから厳選&大改稿。
    痒いところに手が届く「ご提案」エッセイ。

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    2024年04月12日
  • 青春とは、

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    この話の舞台は1970年代の日本の女子高校生、
    主人公の乾明子視点での高校生活が繰り広げられる青春小説。

    今の10代が知らないような芸能人の名前や、テレビ番組が沢山あり、次に読み返すときは一つ一つ調べながら読み返したいなぁと思いました。

    話の内容は平凡な高校生活を過ごす日々とそれを懐かしむ現在を交互に話が進むのですが
    途中でとても驚いたエピソードがいくつかあり、
    ギャップに驚きました。
    男の人ってこういうものなのか...など。。

    また、
    人の一生は思ったより短いということ、時間を大事にし今を楽しく生きよう等、色々考えました。

    あまりにもリアルに書かれているので、本当にあったのかと思いま

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    2024年04月01日