姫野カオルコのレビュー一覧
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購入済み
血液型占いの本質
O型にO型を輸血して安全か、それは嘘。病院ではきちんと血液検査した上で輸血とかしてます。
RHプラスしか考えていませんが、国によってはマイナスが15%くらいいる国もあるそうな。
血液をたった4種類に分類することに無理があるのですが、
血液型占いの本質は、分類する種類が4つである。これにつきます。
プレゼンで結果をまとめる際にも気を遣いますが、結論は多くて5つ以内。
バカでも覚えられる結果にまとめるのが肝なのです。
正義のA型、悪者B型、チョイ悪AB型、その他O型、othersのOですね。みたいに纏めます。
強いて言うとangel,bad,みたいな感じですか。
星占いは星座が12もあるから一発で -
Posted by ブクログ
滋賀出身の直木賞受賞作家さんらしい。
日本一スルーされるらしい滋賀県を題材にしたエッセイ。
なのだが、あんまり面白くなかった。正直。
自虐なのか、ネタにしたいのか、紹介したいのか、盛り上げたいのか。
自虐のところは面白かったと思うし、地元民誰も知らないサラダパンの話も面白くて、その辺広げてくれても良かった気はするが、おすすめコースとか、鮒寿司とか、エロさの共有とか、全然面白くないところがページが厚い。
うーん。
誰に向けて書いてるかがはっきりしないからかな。
この人を、直木賞作家と知り、作品を知ってて、あああの人が描いてるのね、という感じだと面白いんだろうか。
全く知らないし、滋賀の魅 -
購入済み
蕎麦とかなれ寿司とか
タイトルで忍びのとか言ってるから甲賀市の話が出るかと思いきや、全く出なかったのは残念。
甲州は山梨だからその辺りに甲賀があるかと思いきや滋賀県、しかも三重県伊賀市の隣接市とは、
草津同様関西では常識なのかな。司馬遼太郎の小説でも説明はない。
和歌山県旅行した際、秋刀魚の慣れ寿司ってのが滋賀のインターで売ってましたが、発酵のほぼないただのお寿司でした。
鮒寿司とかあゆ寿司はお財布持ってトライしたいですね、フグやアンコウと同じ値段帯と言われると辛いですが。
しかもワインとかと同じで、当たり外れがあるとか。
さて、伊勢神宮があるから伊賀が三重なのはなんとなく知っていた。伊勢うどんは割と好き。
砂場の -
Posted by ブクログ
わがままな妻と、それに振り回される夫の物語。
妻は、両親や親族から受けてきた「かわいい」という評価が社会でもそのまま通用すると信じ、外の世界の洗礼を受けないまま家庭に入った。一方の夫は、度を超えた自己中心性に違和感を覚えつつも、妻の全能感の前では太刀打ちできない。
そんな二人は、結婚生活を送りながらも根本的な問題に向き合わず、ずるずると「不幸し続けている」ため、読んでいてスカッとする展開にはならない。
ただし、作者の博識な比喩や、時折挟まれる俗世的な表現が軽快で、最後までおもしろく読むことができた。
面白かったフレーズ
「よくしゃべる=盛り上げ役であって、主役ではないのだ。「いい男」「いい -
Posted by ブクログ
インパクトのある本の表紙の絵でびっくりしました?
「おっ」って思う、禁断のドキドキの絵
子供の頃に見たら「きゃっ」って大喜びした絵
背表紙には、みんなよく知っている「シンデレラ」の文字
油断して手に取るとこれですもん、小学生じゃなくってもびっくりしますって(^o^)
ちょっとしたもんです
義理の母、姉たちに虐げられてきたシンデレラが、王子様と幸せになる
それが「シンデレラ」のお話
対して、そこに「リアル」とついたお話しです
お伽話ではなくリアルなお話だってことです
主人公のシンデレラが王子様と幸せになり
いじわるをした母や姉たちを見返す。。。
そんなふうに思って読んでいくと、あれ?どうも違 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後の一文で鳥肌が立った。
どういう感情か自分でも説明できないけど、
諦めに近いような、心を無くした加害者を哀れむような。
以下、自分の思考整理のために感想をダラダラ書く。
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追記:
登場人物たちの、東大生ではない他者を見下したい欲求が全ての根源かのようにされるメッセージについて、ワタシは共感できなかった。
小説を読む時、登場人物の容姿や話し方、動いてる様子を具体的にイメージして、時には実在する知人と重ね合わせながら読むんだけど、この作品の登場人物は全く描けなかった。
ずっとのっぺらぼうが空間のどこかで話しているような。それは、登場人物たちが、私が知る数少ない東大生や高学歴 -
Posted by ブクログ
緩やかに繋がる連作小説。
ここで言われる悪口は、見た目、ルッキズムに特化している。
私にとっては平成から令和に至る回を描いた「女優 さぎり」が一番理解がしやすい(共感できる)物語だった。
「顔が大きい」という悪口は有名人を最も手っ取り早く傷つけられる(117頁)とか、画像加工とか、SNSというメフィストフェレスとか。
容姿が整っていても、金持ちでも、親が超有名人でも、顔がデカいと言われたらそりゃあ傷つくに決まってる。
公開処刑なんて言われた日にはどれだけ傷つくだろう。
それをネタにしている人もいるかもしれないけれど、本当の心はわからない。
でも、小顔が好ましいというのはいったい誰基準?
悪口 -
Posted by ブクログ
この話の舞台は1970年代の日本の女子高校生、
主人公の乾明子視点での高校生活が繰り広げられる青春小説。
今の10代が知らないような芸能人の名前や、テレビ番組が沢山あり、次に読み返すときは一つ一つ調べながら読み返したいなぁと思いました。
話の内容は平凡な高校生活を過ごす日々とそれを懐かしむ現在を交互に話が進むのですが
途中でとても驚いたエピソードがいくつかあり、
ギャップに驚きました。
男の人ってこういうものなのか...など。。
また、
人の一生は思ったより短いということ、時間を大事にし今を楽しく生きよう等、色々考えました。
あまりにもリアルに書かれているので、本当にあったのかと思いま