姫野カオルコのレビュー一覧
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購入済み
蕎麦とかなれ寿司とか
タイトルで忍びのとか言ってるから甲賀市の話が出るかと思いきや、全く出なかったのは残念。
甲州は山梨だからその辺りに甲賀があるかと思いきや滋賀県、しかも三重県伊賀市の隣接市とは、
草津同様関西では常識なのかな。司馬遼太郎の小説でも説明はない。
和歌山県旅行した際、秋刀魚の慣れ寿司ってのが滋賀のインターで売ってましたが、発酵のほぼないただのお寿司でした。
鮒寿司とかあゆ寿司はお財布持ってトライしたいですね、フグやアンコウと同じ値段帯と言われると辛いですが。
しかもワインとかと同じで、当たり外れがあるとか。
さて、伊勢神宮があるから伊賀が三重なのはなんとなく知っていた。伊勢うどんは割と好き。
砂場の話が出ませんでしたね。大阪だから?
大阪城の築城に際して人手を集めたのですが、その際蕎麦を食する文化が形成されたと聞いています。
関西風うどんつゆで蕎麦食っても美味くない、でしょうね。関東では蕎麦つゆ流用してうどんを食うものです。
蕎麦屋故うどんはおまけ。
蕎麦つゆのかえし、は濃口醤油が必須で、薄口醤油ではかえしは作れない、故に砂場は大阪では滅んで、
蕎麦を食う文化は関西圏では広く定着しなかった。出雲そばとかも蕎麦つゆは関西風うどんつゆより濃い色してますものね。
京都にはゆで太郎はいないらしい。ニシン蕎麦の話は面白かったです。
関西から追い出された砂場は江戸で定着、天ぷら蕎麦を開発することで客単価を改善、蕎麦屋の経営安定に貢献します。
神田に本店があります。割とお高いお店ですね。
長野や北茨城をはじめとして蕎麦じゃなきゃダメじゃん、の地域は存在するし、米と小麦粉だけでは、
血糖値とか急上昇するしでたまには蕎麦食いたくなるですよ。ミネラル分等も多そうだし。
猫猫みたいにアレルギーの問題とかありますがね。小麦もね。
あと基本知識ですが、蕎麦には更科と藪があります。砂場を加える場合もあります。
普通の形状のうどんは関西風うどんつゆでもいけますが、伊勢うどんやきしめんはともかく、
群馬?の幅の広いごついうどん等は蕎麦つゆ系の方が合う気がする。
あと名古屋の味噌煮込みうどんとかは邪道なんですかね。
さて、神戸出身の知人の嫁が滋賀出身なのですが、自称京女だそうです。
にくい、の話で笑わせてもらって、将来の話とかで締めますが明るい話じゃないですね。
まあ、お好みで -
Posted by ブクログ
ネタバレわがままな妻と、それに振り回される夫の物語。
妻は、これまで両親や親族から与えられてきた「かわいい」という評価が、外の世界に出てもそのまま通用すると信じており、実力に対して、とても横柄。
作者の比喩のセンスや、ときどき差し込まれる俗っぽい表現が軽快で、重たいテーマのわりに最後まで飽きずに読めた。
とはいえ、読後感は悪い(・・;)
面白かったフレーズ
「よくしゃべる=盛り上げ役であって、主役ではないのだ。「いい男」「いい女」のポジションを(意識的にせよ無意識にせよ) ゲットするのは、顔の造作や体型の善し悪しではなく、その場を盛り上げる役につかないことである。「盛り上げなくては・・・・・・」と思わないでいられることである。」 -
Posted by ブクログ
インパクトのある本の表紙の絵でびっくりしました?
「おっ」って思う、禁断のドキドキの絵
子供の頃に見たら「きゃっ」って大喜びした絵
背表紙には、みんなよく知っている「シンデレラ」の文字
油断して手に取るとこれですもん、小学生じゃなくってもびっくりしますって(^o^)
ちょっとしたもんです
義理の母、姉たちに虐げられてきたシンデレラが、王子様と幸せになる
それが「シンデレラ」のお話
対して、そこに「リアル」とついたお話しです
お伽話ではなくリアルなお話だってことです
主人公のシンデレラが王子様と幸せになり
いじわるをした母や姉たちを見返す。。。
そんなふうに思って読んでいくと、あれ?どうも違うぞ。。。
主人公の長女倉島泉(セン)が、不思議な形でまわりの人間と関わりあって
みんなほんわか幸せな感じになる
そうこうするうちに、馬車、ガラスの靴みたいなのも出てくる
いくつかポイント押さえていて「シンデレラ?」かなって感じですかね
様々な関係者へのインタビューでお話しは進みます
倉島泉を中心に子供時代から成長していって
最後、まあほっこりですかね
ん~、リアル?シンデレラ? そんな感想でした
でも、表紙、シンデレラなど気になるならどうぞ?
すっと、読めちゃいますから -
Posted by ブクログ
緩やかに繋がる連作小説。
ここで言われる悪口は、見た目、ルッキズムに特化している。
私にとっては平成から令和に至る回を描いた「女優 さぎり」が一番理解がしやすい(共感できる)物語だった。
「顔が大きい」という悪口は有名人を最も手っ取り早く傷つけられる(117頁)とか、画像加工とか、SNSというメフィストフェレスとか。
容姿が整っていても、金持ちでも、親が超有名人でも、顔がデカいと言われたらそりゃあ傷つくに決まってる。
公開処刑なんて言われた日にはどれだけ傷つくだろう。
それをネタにしている人もいるかもしれないけれど、本当の心はわからない。
でも、小顔が好ましいというのはいったい誰基準?
悪口を言う人の基準でなんでこっちが傷付かなきゃいけないのだ!
本書は勧善懲悪でもないし、読後スッキリでもない。
悪口とはなんだろう、見られる仕事とはなんだろう、コンプレックスとはなんだろうということを考えた。
この気持ちに言葉をつけられないまま読み終えた。 -
Posted by ブクログ
この話の舞台は1970年代の日本の女子高校生、
主人公の乾明子視点での高校生活が繰り広げられる青春小説。
今の10代が知らないような芸能人の名前や、テレビ番組が沢山あり、次に読み返すときは一つ一つ調べながら読み返したいなぁと思いました。
話の内容は平凡な高校生活を過ごす日々とそれを懐かしむ現在を交互に話が進むのですが
途中でとても驚いたエピソードがいくつかあり、
ギャップに驚きました。
男の人ってこういうものなのか...など。。
また、
人の一生は思ったより短いということ、時間を大事にし今を楽しく生きよう等、色々考えました。
あまりにもリアルに書かれているので、本当にあったのかと思いましたがそのリアルさがまさに"青春時代"を表すものだと気づきました。
(あの頃の思い出って良い思い出も苦い思い出も妙にリアルに覚えてますよね
昔を懐かしみたい方、昭和のの高校生活を味わいたい方にぴったりな一冊です。 -
Posted by ブクログ
手土産もディナーの最後も、なぜケーキなの? 嫌いな人はどうすればいいの?
「お気持ちだけ」と言えなかったケーキ嫌いの筆者による、食エッセイ。
ケーキが嫌いな話から、お酒にぴったりの創作レシピまで。爽快な語り口でくすっと笑える姫野カオルコさんの食エッセイです。
私もお酒が好きで、甘いものよりどちらかと言えばしょっぱい物が好きなので、共感できるところも多かったです。
クレソン大好き! と公言している方初めて見る気がして、私もクレソン全野菜の中で3本の指に入るくらい大好きなので嬉しくなりました。そば×クレソンぜひ試してみたい!
あれにはこれが合う、これはこう食べると美味しい、など熱量たっぷりに語りながら、でも人それぞれだけどね、と気が向いたら試してみてねみたいな柔軟な姿勢に好感が持てます。 -
Posted by ブクログ
著者の本を読んだのは2冊目。
最初に読んでかなり衝撃を受けた「彼女は頭が悪いから」の印象がとても強く、以来、ずっと気にはなっていた作家の一人だったのだが、同時に、一冊めに読んだ内容がある意味かなりドギツく、軽く平常心を維持しながら読めるタイプの小説ではなかったのも事実。そんなこともあって、2冊目を読むのにかなり時間が空いてしまった。
2冊目の本作は、最初に読んだ長編とは異なり、文庫オリジナルの短編集。どれもとても軽く、読み易い。ところが、驚いた。一篇一篇「これらは本当に同じ著者がほぼ同時期に著したモノなのか?」と訝しむほどに、各篇のテーマや作風、文体までもバラエティ豊か。というか「芸域が広い」というべきか。2作目を読んで初めて、あらためて作者の懐の深さ、引き出しの多様さに感心してしまった次第。
著者とは年齢もほぼ同じで、生きて来た時代や見聞きして体験した文化・風俗にも共通項が多いはず。であれば次は、彼女の小説よりもエッセイとかも読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
どストレートなタイトルに惹かれたのもさることながら、最近こういう表紙からいかにもな雰囲気が漂う瑞々しい青春小説を読んでない!今の若い子達は何を考えて何を感じてるんだ!教えてくれ!という勢いで手に取っていざ開いてみたら、自分よりもだいぶ先に学生時代を謳歌した大先輩が綴ってくれた青春が詰まっていた。こっちが勝手に「ラーメン屋に違いない!ラーメン食べたい!」と勘違いして入ったら熟練のナポリタンが出てきて、なんか少し申し訳なくなってしまったような。
半分私小説、みたいな扱いでいいのかな。時代を超えても等しく共感覚を得られる部分もあることを楽しみつつも、散りばめられた小ネタの数々を見る度に浮かぶ「この時代に生まれた人たちが読んだらもっとこの小説を楽しめるんだろうな…」みたいな考えに終始邪魔されてしまったかもしれない。帯に書かれていた「羨ましい」も、そういう意味では羨ましい。
章仕立てで進んで行く内容のなかで、とにもかくにも最後の章に全てが込められている気がした。皆が笑った記憶がふと蘇るところがとても好きです。 -
Posted by ブクログ
様々な立場(女優から一般人まで)の4人の人生観が現れたエッセイ集。「彼女は頭が悪いから」を読んですぐに見つけた姫野カオルコさんの作品なので購入。帯にルッキズムと書いていた通り自分の容姿やその受け取り方、容姿によって経験した思いなども書かれていた。4人の人々は絶妙に絡み合っていて、その関係性を把握しきるのが困難で割と読みづらかった。
ここに出てくるメインの女性達は自分の容姿が美しくなくても、多少不満があってもそれでいいのだと考え自分の人生を生きられていた。しかし若い登場人物のaは美容整形を受けるなど現代のルッキズム事情が書かれリアルだと思った。4人のように容姿を受け入れて生きられたらいいが、現代は受け入れたくても受け入れられず精神を止んだり医療に頼る人がかなり多いだろう。現に街中で一重の若い女性など以前と比較して滅多に見かけない。
ルッキズムは現代のように顕著にならずとも昭和時代から存在していたこと、しかし人々のルッキズムの受け取り方は変わったことを認識した。
そして登場人物皆家族に恵まれていることに気づいた。姉妹の扱いの差など多少気になる点があったとしても、家族間での関わりが強く自己肯定感を高めるような教育があったと思う。だからこそ皆自身の容姿を受け入れ自身の人生を歩めていたのだろう。王妃グレースの話であった教育における自信→目標→達成のサイクルの影響は人格を形作ると、私の周囲の人達と照らし合わせても感じた。
2章で出てきた「足入れ婚」はかなり気持ちが悪かった。