姫野カオルコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりに声を出して笑える小説を読んだ。
まず、オトコとオンナの関係論を“ヤル・ヤラレル”の二元論に還元する潔さ。
物語の主要な部分はその二元論についての対話篇なのだが、主人公自体は男女の渦の中心から外し、外したままで終わると思わせて終盤でまさに中心に投げ入れ、さらにハッピーエンドで締めくくるその手腕は、舌を巻かざるを得ない。
貞節論や性価値の貨幣交換性や自慰論など、中学生レベルの性に対する疑問でも、少し異なる観念で照らすと異なって見えるのが改めて思い知った。
巨乳の修道女という萌え的な設定も、突っ込みどころ満載の状況や会話も、最後まで飽きることなく楽しませてくれた。
ただ、ちょっと長いかな…