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Posted by ブクログ 2018年07月10日
私も父親に性を封じられ生きてきたので、よく分かる。そのせいで内なる健やかな性が私の中でねじれているのも気付いていた。
きみだけには夢を語ろう、今まで何人もの女に見せてきたのだろう、技巧として見せるわけではなく、彼の内の健やかな性の神経は無意識に女に媚態を示し得るのだ。
だが、見せかけて、さりげ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月03日
ヒロインの理加子の家庭ほど極端でなくとも、どこ家庭でも「自分にとっては普通である異常なこと」があるのではないだろうか。少なくとも私にはある。だって家族の中には世間はないのだから、最小単位内での常識なんてのは非常識なのではないか?
では異常をどのように検知するのかと言えば、他人とつきあうことで...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月15日
姫野カオルコの作品に出てくる女性は今まで抑圧されていたのが、何かのきっかけでぷっちんと切れて解放されるっていう印象を受ける。
厳格で家に縛りつけようとする両親。結婚ははしたないことと戒めるけど、それって現実的なのかねえ。お家存続のほうが大事じゃないか。
祖先が大事にしてきた家よりも自分たちの独占欲...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月24日
どこまでも暗いイメージ。
キチガイか?と思うような父母。がんじがらめにされ、
自分の価値を貶められ、まともな考え方ができないよう育てられた理加子。
そんな彼女も30を前にいろいろと思うところが育っていった。
終わりはがっちりと閉ざされていた扉が音を立てて開いていく様子が伺えて、読者側はよかったなぁ...続きを読む
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