姫野カオルコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小早川正人。大手出版社に勤務し、年収は1000万円以上。二人の娘は有名お嬢様学校に通い、可憐な妻は素敵な我が家でレースを編む。一見幸せな結婚生活だが、実態は多額のローンに追われ、仕事に追われ、妻のリクエストに追われ、散歩すらままならず―。みんなに祝福されてゴールインしたはずなのに、どこで間違ってしまったのだろう?シニカルで斬新な結婚論が炸裂する、強烈な夫婦小説。内容(「BOOK」データベースより)
小早川夫妻にはイライラしっぱなしだったけど、こういうケースもあると思うとぞっとした。この夫妻の場合完全に墓場。
「結婚は人生の墓場か?」というよりかは、結婚を人生の墓場にしないためには?という意味 -
Posted by ブクログ
「女である」ことを自分以外の誰かに明言されたい、その為に異性に抱かれたいと願う女性の話。
そしてそのような思想を、作者自らが後書きの解説でばっさりと斬っている。
恋愛や本能から離れた思想の部分で異性を利用しようとする者は、異性から欲情もされず抱かれもしないと。
主人公のように極端な環境で育たなくても、「自分が女である」という健全なイメージを持つことは現代社会ではなかなか難しいことなのかもしれない。
性に関する保守的な抑圧と(名ばかりの)男女平等の狭間にいるのが、私達という世代なのだろう。
本著を読んで「女とは何か」を考えた時、今のトレンドである「ゆるふわ」や「スイーツ」は作られた偽物の女性 -
Posted by ブクログ
男に縁がなく、ずっと処女のフランチェス子。
ある日フランチェス子の一番大事なところに人面創ができる。
フランチェス子は人面創に「古賀さん」と名付け、古賀さんとの奇妙な同居生活が始まる。
シュール。
ありえなさすぎるはなしなのに、バカすぎる話なのに、面白い。
最初の方は星新一のショートショートを読んでる様な気がした。
フランチェス子の純粋なひたむきさ。
古賀さんの素直になれない意地悪さ。
漫才みたいに軽妙な会話が続いて、正直なところ、自分も古賀さんの欲しい!と思ってしまった。もちろん寄生するのは、フランチェス子とは違うところがいい、絶対に。
理屈っぽい人とかユーモアがなければツッコミど