姫野カオルコのレビュー一覧

ほんとに「いい」と思ってる？

姫野カオルコ

共感できることが多くて、毒？（と言われているようだけど私は全くそう思わない）も全くその通り！！と笑えた。映画を最近忙しくて見れてなかったけど、いっぱい見よう〜って思わせてくれた。姫野の解説？を元に・・でもこれが刷り込まれたらその通りの見方しかできなくなるからここに登場していない作品にしようっと♪

受難

姫野カオルコ

な、なんだコレ！下品！！でも（だから）面白い。プッとかふき出しちゃう。ニヤニヤしちゃう。うまいこというなっ！てなる。でもそれだけじゃなくて、何か惹かれてしまうこの話・・・極端だからかも。正反対なものは私にとってイコールだと思うから。冗談が本気とか。とにかくフランチェス子、いいやつ。

ドールハウス

姫野カオルコ

厳格な父、家族を愛さない母。
不良になるから、を理由に手紙、電話、
映画、読書に至るまで禁止される家庭で
育った主人公の心情が次第に変化していく。
現実味を帯びないようでいて実はリアルなのかもしれない。

ツ、イ、ラ、ク

姫野カオルコ

具体的な描写が無い分、艶かしい。関西地方の片田舎での女の子のグループの小学校時代から、延々と綴る。「美女は他の美女と対立はしても、排斥はしない…」。OSの違いを感じられる本。まさに、ツ、イ、ラ、ク。

蕎麦屋の恋

姫野カオルコ

タイトルといい中味といい
そこはかと川上弘美のニオイがするのは私だけ？？

いつもの作品と違って
ハードさがあまりありません。
男と女の色気もそこはかと飄々としてます。
生々しくない艶があります。

私には全然ありでしたが
ものたりないなって人もいたかもしれませんね。

「お午後のお紅茶」はタイトルがすばらしい。
うっかり「午後の紅茶」って読んじゃいましたが、
気をつけてください。
「お」をはずすと作品のグレードがさがっちゃいますよ。
この意味のない「お」が命なのです。笑

つまんない女の人でもそれが素敵だと言う男もいるのだと言う
「魚のスープ」よかったです。

喪失記

姫野カオルコ

ここ数年、必ず5本の指に入るくらい好きな作家、姫野カオルコ。
同じものを偏執狂に書き続ける作家の業と執着の深さに慄きながらも新刊が出るたびに読まずにはいられないっていう。

Ａ．Ｂ．Ｏ．ＡＢ

姫野カオルコ

血液型による性格・相性診断。僕は絶対信じないタイプだけど、物語としてみればとても楽しい作品です。その血液型の人物の典型的な例が上げられているので、同じ状況でどういう行動の違いがあるかが良く解ります。納得できる点もチラホラ。とはいえ、信じませんわ。

バカさゆえ…。

姫野カオルコ

裏表紙を見るとちょっとビックリするが、中身は昔の漫画のパロディ風小説。私はここでこの人にこうして欲しかったのよ、という姫野カオルコの願望を書いてあるようだ（笑）この人は昔の漫画に対して、かなりマニアックな知識を持ち合わせている…。

ドールハウス

姫野カオルコ

「不良になるから」という理由で、映画も読書も禁止、手紙も開封される、
そんな家で育った２９歳の理加子。
う〜ん、ものすごく歯がゆいけど、でも気持ちわかるかも・・。
「家」って、結構重たいです。

みんな、どうして結婚してゆくのだろう

姫野カオルコ

結婚に関する是非ではなく、その実情をテンポのよい文章で深〜く考察しているエッセイ集。
ワタシは「ごくふつうの結婚」はどうしてできるのという章に超共感。
親というものは学生時代は男関係に厳しいのになんである一定の年齢になったら積極的に紹介してくるの？
ホント分かんないよ。

よるねこ

姫野カオルコ

どうしてこんな恐怖の展開になるのかを考えながら読むようにすれば、読解力がつきそうな、トレーニングっぽい印象の本です。
お試しあれ。

みんな、どうして結婚してゆくのだろう

姫野カオルコ

つるっと読めます。そして恐れずに本音描いてるところがイイ。大分前の本なのに基本的に日本の結婚観ってあんま変わってねえな、と思う。

レンタル（不倫）

姫野カオルコ

結婚、日常、恋愛、不倫、歯並び、、スカーフとチョコレートを区別できるあたしはきっと理気子タイプの人間だと思う。

蕎麦屋の恋

姫野カオルコ

「男女の関係」というものに、ちょっと感傷的な気分になりながら読める小品３篇、といった感じです。ただ、この登場人物たちの周囲の人々はどうなんだ？とか、２番目の自然食レストランの話は、姫野さんの私怨なのか？とか考えてしまいますが。僕は「魚のスープ」の安易で妥協的だけどちょっと幸せな結論が、なんとなく好きでした。

蕎麦屋の恋

姫野カオルコ

[000]

意外

御出身の滋賀話エッセイでそばなんてうまいもんじゃない、と言いつつ蕎麦屋が出てくる。
関東では蕎麦食うついでに蕎麦つゆベースでうどんも食べるから、
色がついているつゆはことごとく気持ち悪いらしい。
蕎麦食うシーンとかも出てくるけど、機械的にすするだけ。
お紅茶云々の真ん中と比べると味気ない。
まあ、おこのみで。

近所の犬

姫野カオルコ

[ランプ]

犬好きだから読んでみたけど、結論から言うと非常に読みづらかったです。自分がそのとき思い付いたことにコロコロコロコロ話題が変わって、本当にプロの書いた文章かな？と思いました。なんか素人がそのとき思い付くままに書きなぐった、何が言いたいのかよく分からない下手くそなブログ読んでるみたいな。あと話のなかに出てくる事柄も古すぎて知らないのばっかりだったし。本当に読みづらかったです。