姫野カオルコのレビュー一覧

  • 蕎麦屋の恋

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    ネタバレ

    二冊目の姫野カオルコである。
    当時小学生の頃、購読していた雑誌で推薦されていた『変奏曲』を読んで(あれは小学生が読むべき本ではまったくなかった)以来。

    あらすじを読んでこんなしっぽりした話を書くのか、と思ったけれど、案の定淫靡なテンションの作品だった。
    具体的な描写はないけれど。

    表題作の『蕎麦屋の恋』は、43歳のサラリーマンと30歳の料理人を目指し脱サラした女が親密になっていくまでを描いている。
    二人は京急線ユーザーで互いに存在を知っていて、ふとしたきっかけで言葉を交わすようになる。
    ただ二人が接触するのは後半部で、男女それぞれの過去に起こった出来事を掘り下げている。

    男はなんでそんな

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    2014年04月14日
  • 喪失記

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    『ドールハウス』に続く3部作の2作目。前作のヒロインもそうだったけど、今作のヒロインも歪んでます。とにかく痛々しい……ふわふわとして幸せな気分に浸れる恋愛小説を求めている人には向かない。
    『私は男に飢えていた』という冒頭の文章が強烈。
    そして最後も、男が欲しいと何度も繰り返している。
    最後に自分の歪みみたいなものを自覚したところが、小さな救いなのだろうか?

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    2014年03月25日
  • 桃 もうひとつのツ、イ、ラ、ク

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    3年前ほどに、なんだこれは!と思いつつあっという間に読み終えたツ、イ、ラ、クのサイドストリーというよりも全く別物の本。読んだ後、なんとも言えない複雑な心境になりますが、ひとつ思ったのは、生きるのってこんなに難しかったかな、ということ。またツ、イ、ラ、クを読み直そうと思います。

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    2014年03月06日
  • 喪失記

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    本作における喪失とは、女性性の喪失であったようだ。処女三部作の二作目にあたるとのことだが、ドライバーで自分を掻爬しており、全作そうなのかしら、なにか痛々しかった。主人公理津子は幼少時カソリックの教義のもとに育ち、性を拒むようになっていたが、三十路をこえてやっと最後に男が欲しいと言わしている。しかし、その望みも達成させず、急に終わってしまっており、ちょっと主人公が哀れであった。

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    2014年02月27日
  • リアル・シンデレラ

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    直木賞で話題になったので手にとってみた。
    最初に出てくる、シンデレラの解釈が面白くて読んでみよう!となり購入。

    人の幸せや生き甲斐について、
    価値観が違う人同士の共存について、
    考えさせられた。

    「シンデレラ」は一般的にはわかりやすいサクセスストーリーで、誰もが羨むものを手にしたってされているけれど、
    その彼女自身の価値観はどこでできたのか。

    なんのために生きるのか、本当に人それぞれで
    他の人の価値観に左右されないそれを見つけられた人こそ
    本当に幸せといえるのだろう。

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    2014年02月22日
  • リアル・シンデレラ

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    泉という、女性の人生を回りのひとのインタビューで浮き彫りにしていく。誰からも否定されることはなくても、誰からも心底もとめられることがなかった。泉が感じる幸せのかたちは? 母との確執は女なら何かしら持っているものの気がする。が、泉の人格の核となる、その人生を縛ってしまう理不尽な存在。祈りの言葉をみると悲しく切ない幕切れ。後書きの葉書に救われた。

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    2014年02月07日
  • A.B.O.AB

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    男女それぞれ血液型別での恋愛模様をショートショートにした作品。なかなか面白かった。どことなく星新一に似た書き方。ショートショートはみんなそうなるのだろうか。そして一番面白かったのはあとがきだった。

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    2014年01月21日
  • 風のささやき 介護する人への13の話

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    実話とフィクションが織り交ざっており、深刻になりすぎずに読める。それが「介護」とマッチしているように感じた。

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    2014年01月14日
  • リアル・シンデレラ

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    母に猛プッシュされて読んだけどぴんとこず……。色んなところに話とびすぎてて、結局シンデレラとはなんだったのか、そしてなぜシンデレラ扱いなのかわからずじまい。奈美とかに近い気分かな、謎すぎて不気味なまま終わったって感じ。

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    2013年09月28日
  • ツ、イ、ラ、ク

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    小、中からいきなり大人にとんだ?!って感じだったけど、その後が読めた感じでおもしろかった。ぜひ読んでみて!すごいから!!と言われて読んだけど、まあホントに途中壮絶だった。

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    2013年06月30日
  • リアル・シンデレラ

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    「あとがき」で作者自身語っているところだが、やはり本書タイトルは少し工夫した方が良かったのでは、という気がする。タイトルで損しているような気が。

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    2013年06月02日
  • H(アッシュ)

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    官能的な短編集。
    どれも読みやすいし、それなりに面白かったが、
    病院の待合室で読むような題材じゃなかったな~。(苦笑)

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    2013年04月26日
  • ツ、イ、ラ、ク

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    忘れられなかった。どんなに忘れようとしても、ずっと。
    人には忘れられないことって、あるものです。
    もちろん私にも…。

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    2012年12月12日
  • 受難

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    修道院で育った貞淑な処女フランチェス子のXXXに、しゃべる人面瘡が出現する。あろうことか、フランチェス子は人面瘡を「古賀さん」と名付けて話し相手にする…だけならまだしも、古賀さんが一方的にフランチェス子を罵倒する。そんな二人(?)の奇妙な毎日。

    友人(男性)に薦められて読んだのですが、巻末の米原万里の解説が秀逸で、この小説がどんな存在であるかを的確に言い表している。
    正直、その解説を読んだ後だとこの小説に対して自分の口で書き加えることはあまりない。「ホッベマなんて大学の美術史で習ったけれど小説でその名を見つけたのは人生初めてでした(笑)」という個人的経験と照らし合わせた感想くらいか…。

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    2012年12月10日
  • 結婚は人生の墓場か?

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    エッセイだと思い読み始めたら、物語だった。
    読みながら、放棄してしまおうかと思うほど、イライラさせられた。
    んなアホなっていう家庭なのだけど、おそらくこれは丹念な取材に基づいた、ノンフィクションに近いフィクションなのだろう。
    いい加減イライラMAXになってきた後半、実地調査や世間一般論が盛り込まれていて、それがまたタメになるようなそんなわけねーって思ったり。
    かなりイライラさせられたけど、おもしろかった。
    この著者のほかの作品も読みたい。

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    2012年11月29日
  • ドールハウス

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    たとえ環境のせいであろうがなんであろうが、どんな形であれ、自分で立つという段階を経なければいけないのだ、と。作者のあとがきを読んでみると、なかなか深いことを考えながら書いた小説なのだなあ、と思わされます。

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    2012年11月23日
  • 風のささやき 介護する人への13の話

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    薄かったのでさっさと読んで売ってしまおうと思いましたが…そうなった時にまた読みたくなるような予感がありとっておくことにしました。綺麗事ではない現実と感情があるのだなぁ。

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    2012年11月21日
  • ブスのくせに! 最終決定版

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    ブログを書くことが面白くなってくると、人に読んでもらうための書き方というものについて考え出すようになる。
    ということで、エッセイを読んでみる。
    このエッセイというか、世の中の男女の観想はすごい。というかここまで自分の意見を堂々と発表できる力に感動すら覚える。
    かなり作者の勝手な思い入れの中で、美人-ブス、美男-ブオトコについて、理論を展開している。しかも芸能人とはいえ実名入りで、成形をしているとか、あの感じがいいなんて評しちゃって、それを出版しちゃう勇気。
    ここでエッセイについて調べてみると
    —-【参考】————————————————–
    エッセー 【(英) essay; (フランス) ess

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    2012年10月13日
  • 喪失記

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    難儀だなぁ。スイーツ脳の女子にぜひ読んでいただき、まとはずれな感想聞いてみたい。とか、意地悪く思うほどに難儀なんですよ、この主人公。ドライバーは、柄のほうとわかっていても痛いっす。パスタおいしそう。本能、ね。

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    2012年09月10日
  • 変奏曲

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    ネタバレ

    洋子と高志、双子の姉と弟。
    性別は違っていても、同じ時間に同じ母の腹から生まれた双子には、二人にしかわからない神秘と親密さをもっていた。

    話が古い!女学生とか貴族とか。
    で、話が4つほどあってどれも状況が違っていて話がつながらないし謎、って思ったけど、あとがき読んで納得した。

    それぞれ独立したいろんなバージョンの洋子と高志の話し。
    ただのエッチな話し…ぽい。淡々としている。
    下妻物語の、名字忘れたけどなんとか野ばらを思い出した)^o^(

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    2012年08月29日