姫野カオルコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
脇役からの証言で、主人公の人物象を描いていくやりかたの 短編連作って大好きなので(有吉佐和子の「悪女について」とか、三浦しおんの「私が語りはじめた彼は」とか)これもそういうのかなー。と思ったんです。
途中までは面白いと思ってたんだけど、以降、白けた。
「倉島泉。複数の関係者から話を聞いた私は、彼女に興味を持つ。多くの証言から浮かび上がってきた彼女の人生とは? 本当の幸福を知りたい人に贈る、姫野カオルコ待望の長編小説。」
とあるので、かなり期待していたんですが。
特にラストはねェ。
あと、題名は変えたほうがいいと思います。「リアル・シンデレラ」じゃないですよね。あとがきも言い訳っぽくて好きじゃ -
Posted by ブクログ
『ツ、イ、ラ、ク』の登場人物たちによる連作短編集。
『高瀬舟、それから』は『ツ、イ、ラ、ク』の最中の出来事を河村の目線から辿る。
表題作の『桃』は正直物語として意味不明だったが、32歳になった隼子が河村と再会する前に過ごしている茫洋とした日々を切り出したのだろう。
この2作以外は、『ツ、イ、ラ、ク』の主人公2人を近くから、遠くから眺めていた人の物語である。
『青痣(しみ)』は隼子に嫉妬心を抱いている同級生が過去を回想する形で、詩的な表現が多かったが一番等身大で素直な物語だった。
『ツ、イ、ラ、ク』がどれくらい刺さったかで、この作品の評価は決まるだろう。
あとがきに書かれているように、読