姫野カオルコのレビュー一覧

  • 昭和の犬

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    ネタバレ

    これは、直木賞を受賞するほどなのだから、面白い小説。

    でも、その面白さは、エンターテイメント性は持っていない。タイトルのとおりに、昭和の犬(猫)と、主人公との関わりが、各年代、その時代を象徴するような、米産TV作品をともなって語られるストーリー。

    何か事件が起るわけではなく、主人公は、淡々と年を重ねていく。そういったお話。そこには犬がいる(猫がいる)ということと、海外ドラマ。それぞれ、楽しいと思う。知っていても、知らなくても。

    あえて、ネタばれ、推論するよう伏せた婉曲表現が多様されるのだが、カートゥーンの『トムとジェリー』についての、主人公(作者)の解釈は、面白かった。

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    2016年07月25日
  • 終業式

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    全編に渡って登場人物たちがやり取りした、手紙、メモ、faxなどで構成したユニークな小説。高校から結婚、それぞれの進路をゆくキャラクターの人生が綴られる。

    注目してほしいのは、キャラごとの書きわけ。浪人時代に読書に耽っていた者は大人になってもやたら「文章引用」したがるし、高校から女の子っぽい子は七面倒臭〜い感じで成長していっているなどなど。
    「あー、いるよなこういう人…」
    って同感しながら読めます。
    ただ、キャラが煮えきらず、個人的には☆3つ。
    新感覚の小説に巡り会いたいときに読む本。

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    2016年02月24日
  • 昭和の犬

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    かつて放映されていた海外テレビドラマのタイトルと様々な飼い犬をアイコンとして描く、昭和後期に生きる女性の半生記。フォレストガンプ的な波乱万丈さはないが人々が織りなす細かなエピソードの積み重ねが心に触れてくる

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    2016年02月21日
  • 部長と池袋

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    姫野カオルコさんが気になって読んでみた。
    Part1は良かった。
    バラエティありすぎて、ついていけない内容もあり。

    気を取り直して、別の作品を読んでみようと思った。

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    2016年02月04日
  • 昭和の犬

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    犬が主人公の話でも、ペットとして飼っていた犬との喜怒哀楽の思い出をつづった話でもない。主人公の柏木イクの傍らにいる犬との関わり合いを通じて「昭和」の時の流れを感じる作品、といえばいいのだろうか。

    たぶん柏木イクと同世代ぐらい(現在50~60歳ぐらい)の読者であれば、懐かしさなんかも加わって感慨深いところがあるのかなーと想像するけど、私の歳(30半ば)ぐらいだと表題の海外ドラマを含めて当時の描写全般にあまりピンとこなくて、それほど楽しむことができなかった。イクの父親のキャラクターが独特で面白かっただけに残念。

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    2016年01月31日
  • お金のある人の恋と腐乱

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    姫野さんの「整形美女」がそこそこ面白かったので二冊目。
    普段はタイトルと表紙絵、裏表紙にある作品内容で決めるけれど、今回はタイトルと表紙絵で決定。

    いいね、この果実が熟れて、朽ちかけている感じ。
    美味しそうに艶やかで甘い香りを誘うように放ちながら、中では休むことなく腐敗をつづけるという、見えないところは悪臭に満ち腐り切っているというところ。
    こういう上辺と中身が大違いなひと、大好き。人間はこうでなくちゃね。

    四篇の短編の書き出しと書き終わりがバトンを渡すように繋がった作品。
    全ての物語に「藤沢さん」が出てくるが、全て別の「藤沢さん」。
    「藤沢さん」以外の人物は主人公に当たる「わたし」、それ

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    2015年11月09日
  • 喪失記

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    食事をするだけの男女。
    なんだか憧れる。食の好みが一致していないと、こんな楽しみ方はできないだろうけど。
    食べながら色々なことを話す。子供の頃のこと、個人的なこと。告白しているようで、スッキリ整理できそう。
    信頼していないとできない話かも。
    理津子は堅物というのかな? それがまた個性的でいいんじゃないのか。
    我慢しているようでいて、自分に正直であるように感じる。

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    2015年09月28日
  • 終業式

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    ストーリー自体は面白かったし、手紙など書かれたもののみで話が進んでいったのでそれによって見えてくる事実とかがあって面白かった。
    ただその分、イメージをしにくかったのと、感情移入がしにくかった。
    一つ一つの手紙を切り取ればとてもいい言葉はたくさんあったが全体的に長くて結局何が印象に残ったかわからないといった印象。

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    2015年09月25日
  • ああ、禁煙vs.喫煙

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    新聞に掲載されたコラムをまとめたもの。従って、一つ一つのコラムは短く、あっさりとした内容で、気軽に読めて良かった。
    私も、喫煙者は世間で考えられているほど、肩身の狭い思いはしていないように感じる。庶民的な寿司屋では、未だに喫煙可が大多数と言うのが衝撃的だ。

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    2015年08月19日
  • 終業式

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    登場人物たちの手紙で物語が進んでいく、今まで読んだことのない恋愛小説でした。
    悦子は頼りない女の子かなと思いきや、登場人物の中で一番強くて芯のある印象だったのが意外。
    結果としてみんなが落ち着くところに落ち着いて幸せになった、と思いたい。

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    2015年08月08日
  • 終業式

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    すべて手紙やFAXなど、文字でかかれた物を通して語る、というのが面白いと思って手にとった。

    年代はちょっと古め。

    そうそう、授業中に友達に手紙書いてたよね。
    確かにあんな感じの文章だったかも。
    でもそれを外側から見たときに、(外側の)人に見せるもんじゃないな、と思った。

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    2015年07月31日
  • よるねこ

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    ゾーッとする短編8編。
    暑い夏にピッタリじゃないか。
    『よるねこ』うぅ、よくわからなかった。
    『女優』手段を選ばないのね。
    『探偵物語』知らなくてもいいことはある。
    『心霊術師』うちにも来て欲しいような。
    『X博士』何かに夢中になりすぎて、我を忘れないようにしよう。
    『ほんとうの話』タイトルからすでに怖い。
    『通常潜伏期7日』歯茎から……。
    『獏』他人のことはわからないもの。思い込みもかなりあるよなぁ。

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    2015年07月31日
  • 終業式

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    メールや
    LINEじゃない
    手紙ってのが
    いい!

    書いたけど
    出すか
    出さないか
    迷うとか!

    手紙って
    大事☆


    2015.7.27

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    2015年07月27日
  • 整形美女

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    ネタバレ

    なぜ誰もが憧れる美女が整形をして、わざわざ一般に言われるブスにするのか最初は理解ができなかった。
    読み進めるうちに、美女とモテる女性は違うということに気付き始めた。
    確かに、見た目が綺麗な女性は近寄り難く、綺麗と褒められはするが、高嶺の花なのか、モテない気がする。それに比べ、一般的な見た目で仕草がかわいい、キレイな女性の方が声もかけられやすいし、男性も見た目のハードルが低くてアタックしやすいと思う。
    脱線してしまったが、楽しく読めた。
    また時間をおいて読んでみよう!

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    2015年07月13日
  • 桃 もうひとつのツ、イ、ラ、ク

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    ツ、イ、ラ、ク、の続編、ということで読んでみた。
    うーん、私の中では終わってる、ので、イマイチ。
    どうせなら二人の続きの話が良かったかな。

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    2015年06月02日
  • お金のある人の恋と腐乱

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    ケアンズにて。
    退廃的で、けだるい。
    姫野カオルコ。好きだったなー。そして、今もなんだかんだ好きだな、と思う。

    気だるい。
    悲しい。
    生きることの虚しさと、せつなさと、
    諦めているのに、諦めているようで、それでも求めている感じの、哀しさ。

    恥ずかしながら、好きです。姫野カオルコ。

    2015.05.04

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    2015年05月04日
  • 終業式

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    男女4人の高校生のその後の人生が、
    恋模様を中心に手紙やFAXのやりとりのみで描かれる。
    高校時代の同級生との恋、大学の先輩との恋、社会人になり取引先の人との恋、
    年上の女性との愛のレッスン、結婚後の不倫など、いろんな形の恋が詰まっている。
    恋に心を囚われるのは、即ち青春なんだなぁ。

    姫野カオルコらしからぬ、どこにでも転がっていそうな普遍的な恋愛モノで、
    だからこそ共感を呼ぶのだろう。
    真面目だったあの都築クンが、変わってしまったのが残念。
    どんなにカッコイイこと言っても、もはや性欲のしもべとしか思えない。

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    2015年04月27日
  • 終業式

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    手紙、葉書、FAX、メモ。何気なく、考えに考えて、感情のままに、書いたことばから伝わるのは、隠しきれない本音。

    最初は面食らった。20年の間に交換された(実は送らずに破ったものなども含めて)手紙、葉書、FAX、メモだけで構成された物語とは、裏の内容紹介を読んでわかっていたけれど、実際に読み始めてみると、色々とわからないことだらけで、だからどんどん引き込まれた。

    決して書けない気持ちもあっただろうし、書いているうちに筆が走って変な方向に引っ張られた気持ちもあっただろう。でも、文字に残った記録だけが記憶されるのならば、これが「そのときの気持ち」になってしまう。遠藤優子は、本当は文字になっていな

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    2015年04月08日
  • ハルカ・エイティ

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    ネタバレ

    大正九年生まれ、小野ハルカさんのお話
    80才のハルカさんはヒルトンホテルの35階のティーラウンジで一人でお茶を飲むことを好む
    こんな素敵なお婆ちゃんの少女時代からの物語なのですが、ビックリするような事件も事故もなく、その時代に生きた女性なら、そう珍しくもない内容です

    ただ、いくら職業婦人とはいえ、この時代にからだの関係を持つ異性の友達が三人もいるというのは…フシギかな

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    2015年04月01日
  • 禁欲のススメ

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    イタい。イタすぎる。
    もう二十年以上前の恋愛エッセイだから、今さら私が読んで熱く共感できるわけもないのだけれど、イタいなあ。

    最初の「甘いもの」
    熱く共感したよ。(笑)

    “女で甘いものが嫌いだというのは、これは、なかなか面倒なことなのである”
    うんうん。
    “大きい図体して「甘いものは嫌い」と言うと「えーっ、甘いものが嫌いなのになんでそんなに体がごついんですか」と驚かれて対応に窮する。”
    うんうん、うんうん。

    でもねえ、この本を読んで思ったのは、新人のお笑い芸人みたいだなあということ。

    空気を読まずに過激なネタをぶち込んできて、お客さん(読者)を置いてきぼりにしているところ。
    または、お

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    2015年03月30日