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Posted by ブクログ 2020年03月26日
不可解な話の連続でホラー小説でも読んでいるかのような気味の悪さをたびたび感じたけれど、それらの謎に対する回答者たちの推理が見事で、なるほどこんな見方があるのかと感動すら覚えた。
特にタクシーの話は意味不明すぎて頭痛がしたけれど、その回答が特に素晴らしくて電車内で思わず「なるほどなあ」とつぶやきが漏れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月18日
ウチはウチ、ヨソはヨソ。
誰でも一度は聞いたことがありそうな言葉ですが、この言葉と共に葬り去られた「謎」が、世の中に一体どれ程あったのでしょうか。
主人公ヒカルがいうように、虐待というのは違うような、でもすんなり受け入れることは不可能、といった両親の謎の言動について、投稿という形で相談と回答が交わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月09日
幼い頃の両親の謎な行動について、主人公が相談投稿し、返信をもらう、という構成の作品です。
私はモラハラな父親と過保護な母親という「毒親」育ちなのですが、読んでいてツライ部分もあり、読み飛ばしてしまったところもあるのですが、回答の文章に救われて泣けました。
タイトルに「毒親」とつけるところに作者は...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月07日
こんな面白い形の小説読んだことがない。形式も面白いし、内容もめちゃくちゃ面白い。そして、出てくる親の行動が本当に謎としか言いようがなくて、まさに「謎の毒親」。ただ、読んでる自分が男であり父であれば、このおかしな父の行動の中にほんの少し自分を垣間見たりもするかもしれないし、それは痛みを伴うかもしれない...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月30日
わかりすぎて辛い部分もある本でした。
我が家のフツーを、語ってもわかってもらえない。奇妙過ぎて。親が外で見せているものと内の顔が違いすぎて。
語ってみても、上手く言葉にならない。変だから。
そんな、言葉にならないもやもやを、形にしてもらえて少しすっきりできました。
本のなかで語られた言葉に、刺さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月24日
こちらの作品に限っては、著者のあとがきを読んでからの方が、物語に入り込みやすいかもしれません。というのもかしこまった書簡形式(著者は相談小説と表現)という独特の文体故に、とても読みづらく感じたため、そのような構成に至った著者の意図とプロセスを理解した方が物語を理解しやすいだろうと思ったからです。さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月11日
「毒親」ということばの元は、アメリカのセラピスト、スーザン・フォワードの著書『毒にやる親』です。あとがきより
相談小説と表紙にもあるように、すごく丁寧なデスマス調でのやりとりが多少読みにくかったけど、内容は濃くとても怖かった。
これをドラマや映像にしたら、とんでもないサイコパスな両親として話題になる...続きを読む
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