姫野カオルコのレビュー一覧

  • ケーキ嫌い

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    ネタバレ

    タイトルを見て「わたしのことか!」と惹かれて。
    そして冒頭を読んで、ああわたしの言いたいことが書かれていると大変共感を覚えて購入した次第。

    解説にもあったが、常識である事柄(というか従った方が波風立たない事柄と言った方が近いか)を結構はっきりとぶった斬りながら、返す刃で代替案を提示してくるのが絶妙。
    否定だけなら、指摘だけなら誰でもできる。
    ただそこから一歩先へ踏み込んで「ならこうしては?」と言える人は少ないと思う。
    だから黒くなりすぎず、読み口は爽やかである。

    わたしは甘いものは食べると胸焼けを起こすので食べられない、かつチョコレート(特に何も入っていない板チョコ)も苦手なので、姫野さん

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    2022年09月25日
  • 近所の犬

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    私小説、ということですがどの部分が創作なのかが分かりません。
    確かに「ツ、イ、ラ、ク」を思い出す描写はありましたが、私はエッセイとして読みました。

    さて。

    犬が大好きながらも犬を飼えない作者がしているのは借景ならぬ「借飼」。近所の犬達を愛でています。

    犬を目にした時、触れた時、犬がこちらに関心を示した時、それが好意だった時のあの何とも言えない気持ち。それが見事に伝わってきます。

    ただ犬が可愛いというだけではないのが著者の魅力。

    例えば、かつて著者が子供であった頃に飼っていた猫・シャアとの記憶が書かれたくだりでは彼女がいかにシャアに心を寄せていたか、そしてシャアとの離別をいかに悔やんで

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    2022年09月21日
  • ケーキ嫌い

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    202205/久々のヒメノさんエッセイ。面白かった。やっぱり唯一無二の作家さん。もっと読みたいなあ。

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    2022年09月04日
  • 何が「いただく」ぢゃ!

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    ネタバレ

    快哉、快哉があちこちに。苦手食材を抜くのがめんどくさくて外食が苦手になる話、納豆にそば、手酌万歳、雑煮騒動、などなど。どうも少し上の世代の方だったようだ。いろいろ面白かった。

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    2022年07月05日
  • ケーキ嫌い

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    ヒメノ節、健在で嬉しかった。
    ケーキが嫌いな人もいること、つい忘れがち。反省した。私も卵と豚肉が嫌いでいろいろ苦労しているからわかる。

    アジの刺身にすだちの皮、試したい!!

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    2022年05月31日
  • 何が「いただく」ぢゃ!

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    最近、作家さんの食べ物エッセイを読むことが増えた。作家さんは意外に?グルメで、色んな食べ物の事を知っている。取材をかねて?なのか、講演があったりするからか、旅行も多く地方の食べ物のことなどもよく紹介していたり、とにかく食べることが大好きな私にとっては新しい世界(食べ物)にあふれていてとても興味深い。作家だから文章もうまいし(笑)
    "グルメ"といっても高級品にはしっているわけではなく、とにかく「自分が美味しいと思うもの」へのこだわりがはっきりしているところも好ましい。
    そして姫野カオルコさんは、お酒好きで、お酒にまつわるこだわりがとにかくおもしろかった。
    私も日本酒は好きだが

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    2022年04月04日
  • 彼女は頭が悪いから

    購入済み

    読んでいてどんどん頭が痛くなって重苦しい感じがしました。でも読んでよかったとも思います。人間の本来の闇をまざまざと感じました。文章自体はとても読みやすく情景も浮かびやすかったです。

    #ドロドロ #深い #ダーク

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    2022年09月30日
  • 彼女は頭が悪いから

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    読後の爽快感はないです。
    「東大」と着くだけで人生薔薇色になるチケット持ってるみたいなもんやなと思いました。それを私利私欲を満たす為に使うとこの小説のような結末には至らずともまあ残念だなあとなるんでしょうね。
    偏差値デスゲームは厳しい。

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    2025年12月08日
  • 整形美女

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    ネタバレ

    「ないものねだり」の変身願望を行動に移した2人の主人公。傷を負ったけれど「自分」に戻ろうとした阿部子は救われ、変身が定着して「自分」を見失った甲斐子は救われなかった。

    「あなた」が幸せになりたいなら、「あなた」のまま幸せになろうとしなきゃ。
    幸せな「他人」になろうとすると、「あなた」は不幸のまま放ったらかしになるよ。

    ってことかな。
    さて、ここからは余談。

    「女性の美しさとは」をテーマにした作品ということで、「リアルシンデレラ」を思い出させます。どちらもとても面白いけれど、「リアル~」は「女性の美しさを審査する者」=他者の視点で美を考えているのに対し、この作品は「美しさを審査される者」=

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    2022年02月04日
  • 蕎麦屋の恋

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    一緒にテレビをみたい。
    そんなことってあるのかな? と思いましたが、でも可愛くていいですね。
    ちゃんとした理由がありました。

    モテる男がでてきますが、いいな~、もったいないな~
    世の中そんなにもてる男がいっぱいいるのか、、、
    いーなあ、といろいろ考えながら読みました。

    第一印象で決まるところも多いですよね。
    それって中身をほとんどみていない、ってことでしょ?
    男と女って、残酷だ。

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    2021年08月26日
  • 昭和の犬

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    令和になって3年。昭和は随分昔の話となった。いつのまにか…。
    昭和の50年余りの間に、生活の様子も、犬の飼い方もとても変わった。
    地味なイク…昭和はこんな子ばかりだったようにも思うけど…が犬猫と関わりながら時に癒され成長して、大人になってもマロンに癒されるところはなんだかいい。
    生活様式とか犬猫の飼い方とか変わっても、犬猫と人間の繋がりって変わってないのかもしれない。

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    2021年08月10日
  • 終業式

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    高校生のキャピキャピした文面から
    日々を重ね、ゆっくりと大人になっていく
    登場人物たち。

    その変化が、手紙、交換ノート、FAXだけで
    鮮やかに描かれてゆく。
    出さなかった手紙、伝えられなかった言葉が
    こんなふうに表現されることに新鮮さと驚き。

    まるで、この作品の中に生きていて
    私も彼ら彼女らと手紙を交わしていたかのように
    思わせられるのも、文面のイキイキと
    したリアルさゆえだと思う。

    読書中、この世界の中の仲間に加われて
    楽しかった。

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    2021年05月08日
  • 忍びの滋賀~いつも京都の日陰で~(小学館新書)

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    面白かった。
    姫野さんは鉄道も歴史も食べ物もお酒も、本当によく知ってて、その上表現が上手いから、乗せられて一気に読んでしまった。味覚がとても鋭い人だから食べ物とお酒の話は特に上手い。
    最後の方の禁煙の店がないとか、車がないと生活できないとか(だから東京に来ると電車の乗り換えでヒーヒー言う)、老人の住むところをどうするかというのは滋賀だけでなく、ほとんどの地方が同じ問題を抱えている。高齢者は免許返上しろって言うけど、返上しても生活出来るのは都会だけ。車がなけりゃ生活できない、それが地方。

    滋賀の哀しさ(いつも京都の陰に隠れる)、美味しさ、味わい深さがよくわかり、姫野さんの組んだ旅行のコースは、

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    2020年07月31日
  • みんな、どうして結婚してゆくのだろう

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    「はじめに」から「おわりに」までの流れが秀逸。
    自分が結婚することになったら、その直前にこの本を読んでみたい。
    1997年に出版されてるけど、「女は結婚がしたい」っていう社会の前提みたいなのは2020年になっても変わってない。読んでて古臭いと思うことがなかった。

    ネットで調べると、姫野カオルコさん結婚してるんだ!

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    2020年04月16日
  • 昭和の犬

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    読み始めは、自伝的エッセイ的で懐古主義的な苦手ジャンルと感じていたが、後半、ストーリーとしては何も起こらないのに、妙に感傷的な気持ちにさせられる。
    昭和という時代背景を、いつも近くにいた犬たちの温度・湿度を通して伝えてくる、さすが直木賞と感じる作品。

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    2020年01月15日
  • 何が「いただく」ぢゃ!

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    上戸(酒飲み)が食と酒のマリアージュのあり方を説く。 煩雑で難解な日本酒の区分けについての提言が秀逸。ソロとデュエット(醸造アルコール有無)、スリムとスキニー(米の削り具合)に区別すると、同じ銘柄なのに味が違うという理由がはっきりする。
    牡蠣フライとタルタルソースがミスマッチという意見には首を傾げるが、レモンと塩、あるいはウースターソースのみという趣向もありかなとも思う。

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    2020年01月07日
  • 受難

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    米原万里さんの「打ちのめされるようなすごい本」を読んで本書と作者を知った。確かに今までに無いような「打ちのめされるようなすごい本」だった。
    のっけからすごい展開だったけど、フランチェス子と古賀さんのやり取りから色々と考えさせられる内容があった。

    さすがに映像化できないよね(笑)って思ってたら、映画化されててびっくり(笑)色んな意味で刺激のある一冊でした。

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    2019年05月18日
  • 昭和の犬

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    柏木イクのお話でした
    その中で犬たちや猫との出来事を織り交ぜ
    楽しめました
    あの親からでも学んだこと、経験したことが
    生きてるようにも感じた

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    2019年03月17日
  • ひと呼んでミツコ

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    どこまでも真面目で律儀で正論を突き通すミツコ。それが故に、曲がったり歪んだヤツは放っておけない→盲腸が痛み出す→超能力発揮という設定が斬新。そこがまた爽快だった。

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    2018年12月26日
  • 整形美女

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    可愛いとは?ブスとは?ってめちゃくちゃ考えさせられた。
    タイトルからは想像できない話だった。
    顔面にコンプレックスを持つものとしてはそのまま生きててもいいのかなと考える事が出来たので読んでよかった。

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    2018年08月27日