姫野カオルコのレビュー一覧

  • 彼女は頭が悪いから

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    学歴や容姿などで、自分や他人の"レベル"をみんな測っているはずだが、口には出さない。それを全て表に出して言語化してくれた作品のように思う。自分は見下している側にも、見下される側にもなり得ると思った。

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    2026年03月21日
  • 彼女は頭が悪いから

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    興味深く、内省が深まったと感じたので⭐︎5。

    学歴による格差で人を見下しモノのように扱う様と、そこに至る人が形成されるまでが描かれた作品。
    作品の中で加害者に悪意がないところが怖い。
    行動や結果に大小あれど、自分自身も悪意なく人を見下し、人として扱っていない場面があるのかもしれないと考えさせられた。

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    2026年03月02日
  • 彼女は頭が悪いから

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    胸糞悪いというか、イライラするシーンが本当に多かった
    どうかこのまま美咲とつばさが出逢わないでくれ…と願いながら読んでいた
    他人を理解しようとする気持ちを大事にしたいと思った

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    2026年02月19日
  • 彼女は頭が悪いから

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    すごい興味深い作品だった。
    作品の中の、つばさをはじめとする東大生が自分たちを1番として東大以外の学生は嗤ってもいいと、心の底から思ってることを、私は彼らは自分たちの持っている立場に驕りすぎだと考えていた。
    しかし、私たちも日常生活で状況は違えど彼らと同じような気持ちになったことはないだろうか?。
    仕事ができる人はできない人を侮蔑の対象にするし、それを悪いとは思わない。
    運動ができる人はできない人を、顔が整っている人は顔が整っていない人を。
    誰もがきっと自分の秀でた部分を免罪符に、人に対して上記のようなことを思ったり、実際に行動や言動に表したりした人もいるはずだ。
    逆に誰もが美咲同様に、自分よ

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    2026年02月06日
  • 終業式

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    一般的な情景を描いた、頭の中で写真として思い起こさせる景色とは逆の、その中で残ったもの(この本では手紙や他にレシートや小物etc.)から読み解いていく人生。
    これほどまでに違う印象を与えてくることが新鮮だった。

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    2026年01月22日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ネタバレ

    実際の事件を元にしただけに、非常に読み進めるのが苦しい物語だった。事件当時は自分も大学生で、犯人・被害者とは同年代だったので、非常に衝撃を受けたことは、今でもよく覚えている。
    物語において、東大生5人は「ぴかぴかのハートの持ち主」が故に最初から最後まで、自分が間違っていたとは理解しなかった点が、非常にグロテスク。自分たちは正しく、尊重され、求められるべき存在だと信じてやまない。この思考が故に、格下(特に女性)には果たして同じ人間とは思っていない態度を取る一方で、自分より格上と思われる存在には強い態度を取れないのである。(物語中だと、理Ⅰのつばさが、理Ⅲの友人を頼った兄に驚くシーンがそれだと感じ

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    2026年01月22日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ネタバレ


    わー、すごい作品を読んでしまった。
    題材になった事件は恥ずかしながら知らなかったので、純粋にフィクションとして読んだ。

    地方から大学進学で関東に出てきて、大学時代には部活でいろんな大学の人と関わり、今も東京に住んでいる身としてはすごくリアルに感じた。
    東京出身で高学歴の人って同じ日本人なのにどこか違うというか、自分から見たら特権階級の人々って感じだったんですよねぇ。
    実在する学校名とか地名が沢山出てくるし、架空のものだとしても大体のイメージがつく。

    例の飲み会の時の國枝は腹立つなぁ。
    東大嫌いが書いたと言われるのも頷けるくらい東大生へのイメージが悪くなる。
    偏差値が人の価値だと思ってそう

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    2026年01月18日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ネタバレ

    胸糞悪すぎる。
    ツルツルピカピカのハートを、頭が良いとは言わないよね。

    対比とすれ違いの描写がすごい。

    東大かぁ自分には無縁だなと思いながら読み進めたけれど、他人事ではないし、括りは違えど無意識下の偏見は自分にもあるなとゾッとした。

    誰しも多少なり、自分の驕りとか過信盲信はあるけど、
    「何が悪いのかわからない」「人類に必要とされている優秀な自分」その他諸々、本当に、まごころからそう思ってるってこわすぎる。

    実際に「頭が良い」東大生は、これを読んでどう感じるんだろう。

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    2026年01月16日
  • 彼女は頭が悪いから

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    高学歴、その中でも「東大」の人間は果たして最上位の人間なのだろうか。
    実際学歴が重視される現代では、偏差値はどの程度か?、最終学歴は?、親の大学は?、人間としてのレベルを測るのにそのような質問を投げかけられる。
    もちろん日本最高位の大学の「東大」にいた人間は、平均的な人間よりは社会に役立つ人間なのだろう。
    でもそれは、自分より頭が悪い人間より偉いことではない。

    実際に起きた「東京大学誕生日研究会レイプ事件」のことは、この本を読むまで全く知らなかった。
    そのため、この事件が世間を賑わした時に世間の声を生で聞くことはなかった。
    私は女性であるため、飲酒がある席で男性の自宅に乗り込んだら、何かしら

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    2026年01月12日
  • ケーキ嫌い

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    ご飯×毒舌エッセイの痛快さがたまらない!
    作ってみたくなるものばかりだし、
    すごく共感できる内容の【毒】が多い。

    ケーキという【甘い】題名とは裏腹に、
    日常に潜む【毒】を作者なりの解釈で
    ぶった切っていく。

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    2026年01月12日
  • 彼女は頭が悪いから

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    名作だ、力強い作品だった。私には想像力が足りていなかった。ニュースで見る事件に決めつけでモノを言ったり、他人の苦しみを味わってもいないのに軽く見てしまっていた。東大生らはとても愚かで無知なのに、無知であるが故に愚かさに気付かずふんぞりかえっている。読みながら憤るくらい気持ち悪くて「いやな気分」になった。が、その他人を見下し差別し嗤いたいという欲望が自分にもあてはまっているので、苦しく、グロテスクだった。つばさの兄の「俺みたいな人間が他人を裁く器量はない」と言っている思慮の深さが劣っているとされる社会に生きているのが悲しい。「優秀」が悪いことで、無知であることの言い訳 (まあ優秀だから許してあげ

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    2026年01月05日
  • 彼女は頭が悪いから

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    個人的には、今年読んだ小説の中で間違いなく1番の作品という前置きをした上で、作品自体や筆者を批判する意図は全く無いけど、とにかく読書中(特に終盤にかけて)は胸糞悪く、いやな感情が渦巻いていました。
    作者もあとがきで「いやな気分といやな感情を探る想像小説」と述べられてるように、まさにそんな作品でした。

    本章を、「東大ではない人間を馬鹿にしたい欲」だけだった、と締めくくってますが、この"東大"の部分は、どんな身分、肩書、環境にも置き換えられて、誰しもに宿る感情だと思うと、この作品で描かれているような被害者&加害者というのは、そこら中の日常に潜んでいると思うと怖くなりま

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    2025年12月21日
  • 彼女は頭が悪いから

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    ネタバレ

    買っただけで読んでなかったこの小説を
    不意に引き出しの中から発見して読んでみたんだけど
    あまりにも衝撃的な本を
    私は引き出しの中にしまっていたんだなぁと

    それこそハートにバンドエイドを貼りすぎた結果なのか
    最近何も感じないことが多かったけど
    さすがに嫌悪感だったり苛立ちだったり悲しさだったり
    読んでていろんな感情がたくさん湧いてきた

    私の好きな人はとても賢くて
    どうせ私は馬鹿だからと思うことがよくあって
    この小説を読んでいて、
    もちろんこんなひどいことはないけれど
    つばさや譲治たちと似た思考回路を
    もしかしたら持ってるのかもなとか考えてた
    なぜ伝わらないんだろう…みたいな

    彼もきっと、ぴ

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    2025年12月21日
  • 彼女は頭が悪いから

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    2016年、この事件が起こった時私は7歳だったからこの本を読んで初めて事件の内容を知った。

    恋人というのは、自分の1番の味方でいてくれる存在であることに価値があるのだと思う。男性経験が少なかった美咲は特に強く感じたのだろう 少し違和感があっても、自分のことを愛しているからとのその違和感を飲み込んでしまう。
    本当にその恋人に価値はあるのか。
    自分の1番の味方は自分であるべきだし、それを人に預けてしまう現代は異常ではないか


    つばさのように、何事も簡単に成し遂げてきた人は自信のないことが多い気がする。きっと自分が自信を持って言える努力をしていないから、肩書きや客観的な評価に縋りやすいのだろう

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    2025年11月13日
  • 蕎麦屋の恋

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    京浜急行を舞台にした小説ということで、京急百貨店で平積みになっていたので思わず衝動買いしてしました。

    姫野カオルコ先生の著作は初めて手に取ったのですが、劇的なストーリー展開があるわけでもなく、登場人物の激しい内面の葛藤があるわけでもなく、ただの日常を描いているのに、その心理描写が絶妙です。

    いつの間にか自分の経験とも重ね合わせてしまい、とても共感しながら、春風のように心の中をさーっと作品が駆け抜けていきました。
    読み終えたあとに、じんわりと心に残ります。

    姫野カオルコ先生の作品に出会えたことに感謝です。
    短編小説3編から成り立っている本ですが、ほかの著書も是非読んでみたいと思います。

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    2025年08月23日
  • リアル・シンデレラ

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    2010年上半期(第143回)直木賞候補作品。(受賞作は中島京子の「小さいおうち」)

    TikTokでよく聴く安住紳一郎の「日曜天国」で、アシスタントの中澤有美子アナへ作者の姫野カオルコさんが書いた手紙が紹介され、その中で本作が登場し、どんな話か気になった読んだ。

    タイトルから想像する、いわゆる「シンデレラ・ストーリー」では全くなく、あとがきのことばを借りると、「リアル」は「まるで実際の事件をルポしたような」、「シンデレラ」は「『幸福』の寓意」。幸せってなんだっけ、と考えさせられる作品。

    主人公 倉島泉「くらしま・せん」の生き方がとにかく素敵。

    泉が小6のときにした3つのお願い。熟慮の末

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    2025年07月27日
  • リアル・シンデレラ

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    昭和日本の一地方の土着的人間模様を描きながら、この著者独特の着眼によって「これはいったい何を読まされているのだろう」という感覚に襲われる、稀有なタイプの小説である。昭和の地方都市に生まれた女性がたどる人生というのは著者の数々の著作に共通するテーマであるが、本書はそこに「リアル・シンデレラ」という偶像を置き、ルポ形式で周辺人物へのインタビューを重ねることで、主人公=倉島泉(くらしま・せん≒暮らしません)の人間像を浮き彫りにしつつ、さらに一回転して昭和女性(男性)マジョリティの集合無意識としての憧れ=シンデレラを陰画のように描き出す。
    そして、シンデレラはとこしえに幸せに暮らしま…

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    2025年07月08日
  • 何が「いただく」ぢゃ!

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    姫野先生の文章と考え方、大好きです。
    読みにくい小さい文字も頑張って、笑いながら読みました。
    残念ながら、私は酒飲みではないので、先生ご紹介の食べ物は口にあわないかしら…。
    でも、飲んべえの好きなものが好物なので、一度試してみたいです!

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    2025年05月10日
  • 彼女は頭が悪いから

    匿名

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    どのグロい本よりも悍ましく恐怖

    私は40前後の女、おばさんだけど、
    女子中時代に男性教諭から猟奇的なことをされ
    学校にもみ消され
    結局退学することとなった。
    性被害も受けたことはある。

    そして私の身内に、つばさと同じ大学の人間がおり
    どこか似ているような発言を昔していたことを思い出した。
    ただ私の身内の場合は、女の子を偏差値では判断しないし
    尚且つ究極にモテない人間だったし
    運動部にも所属していたので
    本の中のような男女がわいわいするサークルとは無縁ではあった。

    ‥あったけど、私自身は
    つばさに対しても美咲に対しても
    どちらに対してもどこか共感できる感覚があり
    それは読めば読むほど
    辛くて読むことをやめてしまいたくなった

    #深い #ドロドロ #怖い

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    2024年11月17日
  • 忍びの滋賀~いつも京都の日陰で~(小学館新書)

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    『安住紳一郎の日曜天国』を聴いてから、こちらの本を読むべし。読み方が変わります。
    姫野先生、ゲストででてくれないかしら?

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    2024年09月05日