潔白

潔白

小説・文芸
679円 (税込)

3pt

30年前に小樽で発生した母娘惨殺事件。死刑
がすでに執行済みにもかかわらず、被告の娘
が再審を請求した。娘の主張が認められれば、
国家は無実の人間を死刑台に追いやったこと
になる。司法の威信を賭けて再審潰しにかか
る検察と、ただひとつの真実を証明しようと
奔走する娘と弁護団。「権力
vs.
個人」の攻防を
迫真のリアリティで描く骨太ミステリ小説。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎文庫
  • タイトル
    :
    潔白
  • タイトルID
    :
    663494
  • 電子版発売日
    :
    2019年10月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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潔白 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    死刑が執行されてしまった事件を、死刑囚の娘が潔白を信じて突き進む。
    作中にも出てくる"木村拓哉のHEROのような正義感の検事はいない"というとおり、警察、検察、裁判官が全て信じられなくなる。冤罪であろうこの事件を隠す検察側と、諦めない弁護側との攻防が腹立たしくもあり爽快でもあった。
    でも、最後の展開はよめなかった。辛い真実だった。

    0
    2026年08月05日

    Posted by ブクログ

    凄まじい熱量を持った一冊だった。

    ​冤罪がいかにして作られるのか。そのプロセスは空恐ろしく、死刑執行が早まった「身勝手な理由」を知ったときは、あまりの理不尽さに地団駄を踏む思いだった。裁判官の出世欲や司法組織の闇……そんな漆黒の闇に一人で立ち向かうのが、主人公の雪乃だ。
    ​物語を支えるのは、父の無罪を「文字通り知っていた」彼女の凄まじい執念である。
    単なる娘の盲信ではない。孤独に耐え抜く彼女の姿は、凛としていてあまりに美しい。その狂気にも似た真っ直ぐな意志に、読み手もいつしか心底惚れ込み、共に闇を突き進む覚悟を決めさせられてしまう。

    ​結末については伏せるが、これだけは言いたい。
    救いのない闇のなかで、最後には救いがある。どうか、彼女の執念が辿り着く先を、最後まで見届けてほしい。

    0
    2026年04月04日

    Posted by ブクログ

    司法権力VS個人。こういうことは実際に起こりうるのでは?というリアル感と真実は?犯人は?という謎解きの面白さもある。読後の余韻が収まらず…。

    0
    2026年03月19日

    Posted by ブクログ

    まるでドラマを見ているみたいでした。最初から最後まで、頭の中で映像がリアルに再生されているような…不思議な感じ。この本は、再読して改めておもしろいのでしょうね。他の本を読んだあと、また再読したいなと思います。

    0
    2026年02月04日

    Posted by ブクログ

    青木俊さんの小説3冊コンプ。裁判で国家権力による四面楚歌は絶対あってはならない!!毎回勉強になるのと主役の女性が良い女。次回作が楽しみ。

    0
    2025年04月14日

    Posted by ブクログ

    読み始めたら止まらない。タイトル通り潔白で冤罪なんだけど、そうと結審するまでがとにかく長くて。ひかりや家族の気持ちを考えたらどんな苦しい時間を過ごしてきたか、、辛すぎる。
    社会のためから組織のための検事に変わってしまっていた高瀬がこれからどう動くのかや、心情の変化も感じて、いつどんでん返し来る?とうずうずした。
    最後の真実にはあぁやっぱりかとは感じたけど、騙し騙され私もまんまと騙されてたなと思った。
    見ていないことを証明するって本当に難しいと思う。それを身を持って実感したから言えるけど、犯人が分かってても証拠が絶対で、証拠をつかむって本当に難しい。
    ひかりのお父さんが無罪で死刑になってしまったことだけがすごく残念。

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    既に死刑執行済みの事件の再審請求を巡るお話
    冤罪で死刑にされた可能性が合った場合、検察、裁判所、警察はどういう方針で動くのか?を描いた作品

    実際の事件(飯塚事件)を元にしており、その事件をテーマにしたノンフィクション「殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―」は、とある書店が表紙を隠して「文庫X」として売り出したのも有名

    以下、公式のあらすじ
    ------------------------
    真実は、ただひとつ。

    偽造、隠蔽、証拠の廃棄……
    こんな非道が国家のやり口か!?
    司法権力に、個人は抗えるかーー骨太ミステリ小説。

    札幌地検に激震が走った。
    30年前に小樽で発生した母娘惨殺事件に前代未聞の再審請求審が起こされたのである。
    被告の死刑はすでに執行済みだ。
    もし冤罪なら、国家は無実の人間を殺めたことになってしまう。
    司法の威信を賭けた攻防に、曰く付きエース検事が指名された。
    ------------------------

    冤罪死刑は絶対にあってはならない
    まぁ冤罪事件自体あってはならないし、どんな状況であれ失われた時間や何もかもは戻っては来ないけれども
    とりわけ無辜の人の命を誤謬で奪ってしまうというのは絶対にあってはいけない
    だからこそ冤罪事件ではなかった事にするという逆説的な論証も意味がわからんな

    実際の飯塚事件との類似点
    無実を訴えながら死刑判決が下され、2年で死刑執行された
    DNA鑑定で用いられた手法がMCT118で、後にこの方法は確率的な信頼性が十分ではない事や、実験の状況により結果のブレがある事が判明するなど

    前述の通り、「検察という組織の権威を守るために不正を働かなければならない」という論理は矛盾している
    国家権力としての司法の信頼性が大事なのはわかるが、だからといって真実を捻じ曲げたらそれは正義ではなかろうよ……

    再審請求の判断にしても、裁判官が変われば結果も変わるのであれば、絶対的な正義などない事がわかる
    人が裁くのだから、過ちがある可能性を考慮しておく必要がある

    だからこそ検察は確実に有罪な事件しか立件しないという方針だけれども
    そこにもまた思い込みが入り込む余地があるという現実

    また、権力者による司法への介入は大阪地検の証拠改竄事件によって明らかになり
    検察への不信感は現実のものとなっている

    死刑判決なんて、よほど確かな証拠がない限りは下されないと思っているけど、実際はそうでもないのかもとも思った


    読み始めた当初は、冤罪死刑という状況でも受け入れられる筋書きは何だろうと考え
    身内の誰かを庇っていたという可能性を考えたけど、結局はそうではなかったですね

    メタ的推理で、登場人物の中で怪しい人は目星をつけてた
    作中で疑われている人もそうだし、弁護士や検察内部の人とかも
    なので、真犯人が明らかになるところでは、想定していた
    然程の驚きはなかった

    重ね重ね、冤罪死刑は誰にとっても好ましくないので、現実では起こってほしくないなぁ……


    DNA鑑定の方法
    詳しくは知らないけど、MCT118って結局は一部分の繰り返しの長さしか見てないという事でいいのだろうか
    だとしたら、他人同士が偶然一致する可能性は否定できないよな
    さらに、PCRで増幅して鑑定するので、短い方のバンドが強く出る上に当時の電気泳動のだと長い配列の方はブレが大きくて精度は高くなかったのだろうと思う

    せめて単一の部位ではなく、複数のマイクロサテライトで一致するくらいの証拠でなければ、司法として求める精度には達していない気がする

    何というか、それなりに衝撃を受けたし中々評価の高い小説だけど、後味が悪いなぁという印象でした

    0
    2024年02月27日

    Posted by ブクログ

    面白すぎて1日で読んでしまった。前半をメインに占める主人公的存在が、正義感みなぎる人間ではなく、むしろ葛藤しながら動く検察側というのも面白い。最後まで犯人が想像できなかった。

    0
    2024年02月24日

    Posted by ブクログ

    30年間も無実の罪で死刑にされた父親の潔白をはらそうと奮闘する娘の強さに心打たれた。
    フィクションながら日本の法曹界はここまで正義が死んでいるのかと絶望感。
    正義よりみんな自分の保身ばかり。
    刑事や検事や裁判官になりたての頃は正義のためにと思っていたはずなのに、組織がそうさせるのか。
    裁判官によって判決が全然違ってくるなんて信じられないが、裁判官だって人間だからまぁあり得る話だろうな。
    最後の方は真実はどうなのか、結末が知りたくて寝るのを忘れて読み切った!
    読み応えあった!

    0
    2022年09月29日

    Posted by ブクログ

    テーマが死刑のミステリー。
    13階段を読んだことがあったため、心臓に重い読書体験になるかと思っていたけど、本書はそうでもなかった。
    つまり、死刑がらみのミステリーをはじめて読む方にはおすすめ。

    きっと、13階段は登場人物が真犯人を調べるためにあちこちに動く移動距離が長く、それが緊迫感になっていたような気がする。
    対してこちらは登場人物が比較的少なく、読みやすかった。
    もしかしたら13階段で免疫がついたというのもあるかもしれない。

    まさかあの人が犯人とは、とも思うが、分かる人には分かったかもしれない。

    0
    2026年09月09日

潔白 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎文庫
  • タイトル
    :
    潔白
  • タイトルID
    :
    663494
  • 電子版発売日
    :
    2019年10月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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