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天孫降臨の先導役として大役を務めながらも、謎の死を遂げたという猿田彦神。以来、「記紀」から姿を消し、脇役として民間伝承のなかに現れる。道祖神、庚申待ち、括り猿――。神はなぜ神話から抹殺されたのか。なぜ「猿」なのか。民俗学者・小余綾俊輔の歴史推理は、古代史の闇に容赦なく切り込んでいく……。歴史の封印が解ける時、常識を覆す真実が現れる。驚愕の古代史推理ミステリー。(解説・北夏輝)
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Posted by ブクログ
高田先生の作品は感想を述べるという小説ではない気がします、QEDシリーズは何とか述べることが出来るかとは思うが。 近畿に住む私には馴染みの神社がたくさん出てきて想像し易かったし、ずっと疑問に思っていた猿田彦についての考察は納得出来る部分もたくさんありました。 何度か読み返して勉強してもっと考察したい...続きを読むと思う。
奈良の町を起点として、猿田彦神の正体を探る物語。 小余綾の講義を聞いてるような。 本を読んでこの本に書かれてる場所を巡る旅に行くのが、高田作品を満喫する使い方
界隈的には もう太陽神であったことは常識と言ってもいいかと思う、 猿田彦の高い神格にまつわるあれやこれや。 ある程度、真に迫っているような感じもあるけれど、 高田さんの考察に不足している視点は、 神話が実際の出来事で 現政権に不都合な部分を切り取って封じ込めたものだという認識。 それがあれば武内宿...続きを読む禰と蘇我氏の関連を認識し、 なおかつ「カンナ」シリーズで蘇我氏は天皇だった説を唱えながら、 武内宿禰と神功皇后の間の子を女系だと断言するようなおかしなことが起こってしまう。 自著の主張の範囲内で矛盾が起こるのは さすがにいただけない。
興味深い内容でした。
引き続きの歴史ミステリーとして楽しめました。特に神功皇后の話しは説得力があり、納得しました。昔から神功皇后の話には秘密がありそうだと思っていたので興味深かったです。ただ天智天皇と天武天皇の部分は苦しいような気がしました。女系天皇の流れを切ったのは継体天皇ではと思います。 女系天皇に関しては賛成です。
#深い #タメになる
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猿田彦の怨霊―小余綾俊輔の封印講義―(新潮文庫)
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高田崇史
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