むらさきのスカートの女

むらさきのスカートの女

650円 (税込)

3pt

「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し……。ベストセラーとなった芥川賞受賞作。文庫化にあたって各紙誌に執筆した芥川賞受賞記念エッセイを全て収録。

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むらさきのスカートの女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今村夏子さん、初めまして。
    大好きです。

    語られる視点が、私にとっては初めての視点で、それがとっっても新鮮で面白くて大好きでした。

    信頼出来ない語り手とも言えるのかもしれないけど、それとはなんかまた感じ方が違う、本当に不思議な読書体験でした…!!

    どういうことかというと、語り手が、「むらさきの

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    SNSで人気だったので読みたくなって購入しました。
    初の今村夏子さんでした。

    まず読んでみて驚きの連発です。
    なんて面白いんだろう。本のこの薄さで、この本の面白味が全部詰まっています。
    普通の本にはない、斬新な内容です。

    タイトルからしてホラー的な内容だと思っていました。読む前はむらさきのスカー

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    全体的に不穏な感じなのに、ちょくちょく笑わせてきてクセになる。
    途中の意外な展開で驚きつつ最後はなんだかもの悲しくなる、そんな話だった。
    文庫版にはエッセイも収録されてて、それもとてもリズム良く楽しく読めた。

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    むらさきのスカートの女よりも語手である黄色いカーディガンの女が気になりすぎてえ、まじで何が目的なの。。?と最後まで夢中になって読んでた

    結局異常なまでに権藤さんが執着していたのは自分と似たもの同士だったむらさきのスカートの女がいたけれど、自分は周りから存在すら囁かれない、無い存在として扱われている

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    本も厚すぎず、文字も小さすぎず、分かりやすい文章なので読みやすい。
    以前、私の知り合いに黒いスキニーパンツの男や赤ジャージの女がいた。私はなんと呼ばれていたのだろう。

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    ある女の事をほぼストーカーしており、少し恐怖を感じた。
    また、こんなにも観察していても案外バレることはないだと感じた。実際にやっていたらすぐにバレていそうだけど。。
    こっちはあんなにも意識しているのに相手には認識されていない悲しみがあり、話しかけない限り相手には認識されないのだなぁと。
    あまり知らな

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    むらさきのスカートの女のことを語り手がひたすらに追いかけて語るという構造なのに、読み手はいつのまにか“黄色いカーディガンの女”のことが気になって仕方なくなってしまうという奇妙さ。
    これが芥川賞作品か!という感じでした。色々な意見あると思いますが、私はちょっと奇妙な部分も軽く笑える部分も楽しんで読めま

    0
    2025年10月26日

    購入済み

    妖しい雰囲気に耽溺

    ⚫️至ってシンプルな文章にもかかわらず、妖しい夢を見ているような世界に誘われる。⚫️何が言いたいのかはワケワカメであった。読了感はTV版エヴァンゲリオンを観た後に近い。⚫️むらさきのスカートの女はコミュ障気味のようだ。コミュ障が最低限度の社会生活を営むためには、元気な挨拶と一人でも友達を作ることが必

    #切ない

    0
    2023年10月12日

    Posted by ブクログ

    ちょっと変わった人の日常がちょっと変わった人の観察を通して読者に提供される。
    日常生活の中でギリギリいそうな加減のちょっと変わった人の描き方が上手い。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    短い物語であったが、所々に不思議な感じの余韻があり、知らず知らずのうちに魅了されてしまった。
    人生における生きにくさを、歯がゆくなるような感じで表現していたところが気に入った。

    0
    2025年11月29日

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