こちらあみ子

こちらあみ子

660円 (税込)

3pt

あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれる兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した、第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞受賞の異才のデビュー作。書き下ろし短編「チズさん」を収録。

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  • 映画化

    「こちらあみ子」

    2022年7月8日公開
    出演:井浦新、尾野真千子、大沢一菜

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こちらあみ子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    cnm

    購入済み

    今村夏子さんのデビュー作で話題の一冊。昨今注目度の高い、学習や感情面での障害についての問題提起的なものも感じつつ、自分の理解できない人間に対して「気持ち悪い」と感じてしまうことについて考えさせられる。

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    現在の私がこの作品と出会ったタイミング・環境があまりにもドンピシャリすぎて、この上ない没入と共鳴を体験した表題作《こちらあみ子》。
    本書は3つの短編が収録された作品集であるが、もうこの《あみ子》だけで星5をつけちゃうくらいに素晴らしい読書だった。久々に夢中になりすぎて電車を乗り過ごしちゃう本でした。

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    3作どれも好きでした。ゾクゾクしながら、なんとなく不穏な雰囲気を感じながら一気に読みました。
    ピクニックはタイトルこそ平和だけど、中身は全く平和じゃないよね、、途中からルミたちの見え方が変わってくる。

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    すごくいい。
    あみ子、世の中の普通じゃないところを背負ったあみ子は
    堂々としていて、悲しくて、かっこいい。
    痛いな、と思う、その痛さが自分に向かってきて、
    あみ子になりたいというか、
    自分の中にあみ子がいることに気づく。
    あみ子の周りにいる人たちもそれぞれ痛くて、痛みを知っている。
    とても好きな物語

    0
    2025年07月12日

    Posted by ブクログ

    衝撃の作家にまた出会ってしまった。

    『こちらあみ子』の周りの環境から弾かれた存在の生きづらさ。個人的な問題だけでなく、周りへの影響力まで切り込んで描いてる作品である。
    この浮遊感、ファンタジーを読んでるような掴めなさがあるけどまた同時に寂しさとやるせなさを現実感を帯びて胸に迫る。
    不思議な作品であ

    0
    2025年05月10日

    購入済み

    ずっとゾワゾワ

    表題作「こちらあみ子」ではハッキリとした怖さ、ピクニックではなんなのかわからない違和感がずっと続く

    #怖い

    0
    2024年12月27日

    Posted by ブクログ

    いわゆる普通から外れた女性たちの人生を描いた短編集。良くも悪くも彼女たちの言動は周りを巻き込み、周囲の人たちの“普通”を揺さぶる。
    こんなにも読み手の感じ方で印象が変わる本は初めてかもしれない。読む人の経験や価値観によって、まるで違う物語になると思う。読んだ人同士で語り合いたくなるそんな一冊。

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    今村夏子さんの本をこれですべて読んだ。いつも、不気味なのに上品にも感じるような、不思議な体験でページを巡る手が止まらない。『こちらあみ子』『ピクニック』は、これまで読んだものと比べると難しい、と思ったけれど、どちらも、普段生活しているだけなら向き合わないで済むような自分の心の一部を目の前に持ち出され

    0
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    現代なら誰かが療育児とその家族のカサンドラ症候群に気づき専門家に繋げたのかもしれない。
    でも、あみ子の無垢な言動の方がよほど人間らしく見えるからこそ、異物のように周りから取りこぼされていく姿が痛ましかった。
    映画も併せてオススメしたい。

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    純粋な魂のかたちはきっとこの世界には馴染まなくて、がたごとといびつな音をたててしまうのだろう。本人はただひたすらに生きているだけ。けれどそれは人間社会という複雑な仕組みの中では異物で、どうしても弾き出されてしまう。
    その在り方の悲しみが前編に満ちていて読み終えた後にずっと心の底に重い悲しみが残る。

    0
    2025年08月22日

こちらあみ子 の詳細情報

  • 映画化

    「こちらあみ子」

    2022年7月8日公開
    出演:井浦新、尾野真千子、大沢一菜

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