「高橋弘希」おすすめ作品一覧

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文藝春秋2018年10月号

作品一覧

2018/09/10更新

ユーザーレビュー

  • 朝顔の日
    とても静かで美しいお話でした。
    戦争の影が差す時代、結核で療養している妻を見舞う夫のお話。
    感情を全面に大袈裟に押し出していない冷静な語り口ですが、病が進行していくにつれて透明になっていく妻に接する夫の悲しみが静かにひたひたとしみこんでくるようでした。
    情景や、筆談になった妻の書き言葉もとても綺麗。...続きを読む
  • 指の骨(新潮文庫)
    高橋弘希『指の骨』新潮文庫。

    新潮新人賞受賞作の戦争文学である。戦争の悲惨さと常に死と隣り合わせの日常が創り出す狂気とが見事な筆致で描かれる。

    それにしても、何とも凄い新人作家が出て来たものだ。 最初は何故この平和な世の中で本格的な戦争文学をと思うのだが、大岡昇平の傑作『野火』や『俘虜記』...続きを読む
  • 朝顔の日
    つい先日 芥川賞を得た高橋弘希さんの3年前 35歳時の作品。昭和15年年末から翌年年末に至る当時の不治の病 結核に見舞われた妻と寄り添う夫との日常の光景が家族や病院の人々と共に 静かに静かに流れるように語られており読者の心に染み入ってくる。こうした作品を35歳の方が当たり前の如く違和感なく極く自然に...続きを読む
  • 指の骨(新潮文庫)
    自分とほぼ同年代にもかかわらず、まるで戦争に行き、飢えにくるしみ、死にかけたことがあるかのような乾いた文章に身ぶるいがした。
    といってももちろん、読者も誰一人、そんな経験をもってはいないので、お互いに想像でしかないのだけれども。
    リアリティというと陳腐だが、みずからが死んですべてが喪われたような、読...続きを読む
  • 指の骨(新潮文庫)
    時間軸としては、
    ラバウルあたりで、藤木も古谷も生きていた頃。
    藤木は死んだが古谷は一緒、田辺分隊長の命令で、タコ壷での戦い。気を失って。
    夜戦病院で比較的のんびり。槇田と清水と軍医。
    病気、無為な行軍、自殺などで、次々死ぬ。
    黄色い道をただ歩いている、現在。
    現在回想するという小説の開始だが、わざ...続きを読む

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