両親と妹が営んでいた定食屋。両親が急逝した後、妹のためにと仕事を休職して一緒に店を切り盛りするが、もともと料理なんてできない主人公が、この世に未練を残した魂に憑依されて、料理の技術や料理人としての心や、お客様との繋がり、家族の愛情に気づいていく一つ一つの物語が、とても心温まる、優しい気持ちにしてくれ
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私も20数年前、姉との突然の別れがあり、もう言葉を伝えることのできない寂しさを経験したこともあり、物語の中で亡くなった人の想いが、主人公を介して、残された人に伝わり、癒やされていくシーンに涙が溢れました。
また、違う業態であれ、商売をしている立場としても、お客様への想いや悩みに共感できることもあり、お客様との繋がりの素晴らしさに、自身の商売への姿勢への励みにもなりました。
人と人との繋がりには、温かい想いがあり、きっと見えない糸で繋がっていて、時には神様?が意図的に繋げてくれているのかもしれません。
繋がりの起点は『自分の想い』であり、想いを共有する色々な人と、偶然を装った必然によって、結ばれていくのかもしれない。そう思うと、一つ一つの繋がりって、奇跡的でもあるけど、どこかでそれぞれが手繰り寄せているのかもしれないですね。