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だれもが「かし」と呼ぶ隅田河口のまちに、ひとつの秘密を抱いた青年が住みついた。そこに住む人にとって、「どこの誰か」よりも「どんな誰か」が大切なまち。そんなまちの心優しい人々とともに彼は暮らし、〈秘密〉から解放される日の来るのを待っていた。心ならずも魚河岸の町に身をひそめた青年と、まちの人々との人間模様を情感こまやかに描き出した長編小説。直木賞受賞作。
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Posted by ブクログ
第94回 1985年(S60)下直木賞受賞作。戦後の東京下町、隅田川河岸のまち築地を舞台とした物語。八つの話で構成されており、商売人やその家族が各編の主人公となっている。町の馴染みの衆のなかに、忽然と見知らぬ青年が現れるところから話が始まり、彼が何者であるのかの謎解き形式で物語が進む。
”河岸の土地柄”と”人と人とのつながり”を読者に意識させており、全体的に”橋”をモチーフとしているようである。
人情味が溢れる秀作。おすすめ。
しかし、築地の場所はいまいち把握できずにいたけど、新橋からも近いようなので今度歩いて行ってみよう。
目次)市場通り/門跡橋/築地川支流/波除神社/海幸橋/勝鬨橋/晴海通り/隅田河口
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