白蔵盈太の作品一覧
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小説・文芸
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匿名
関ヶ原合戦で小早川秀秋の裏切りを受けて敗れ、切腹して果てたはずの大谷刑部吉継の前に、神デウスが現れ、
何故敗れたのかと問い、さらに時を戻して復活させるから、今度は勝てと言う。
大谷刑部は、小早川秀秋を離反させないようにしたり、毛利や前田をうごかしたり、石田三成を説得したりするが
3年前に戻ったのでは、やはり毎回徳川家康に敗れてしまう。
最終的に10年前に戻り、生前の豊臣秀吉の唐入りをやめさせようと試みるが、秀吉の怒りを買って殺されてしまう。
さて、何度も刑部を復活させるデウスの思惑は・・・?
という「関が原合戦で××だったら?」という、戦国時代好きには面白い命題に挑戦した作品だと思います^^
Posted by ブクログ
2026.08.09
笑いと哀しみとを兼ね備えた作品。
切腹がうまくなるなんて哀しさしかないはずなのに、笑えるのはこの作品ならでは。大谷吉継という歴史を動かせそうで動かせない人物を主人公に据えての関ケ原のやり直しというのは着眼点が素晴らしい。そのやり直しを愚直に受け止め続ける大谷吉継というのもいかにもありそうなところがよい。歴史的のIFだと荒唐無稽というか、無理がありすぎる歴史にならざるをえないことが多い。しかし、本作では、そのバランスがよく、本当のこととして、ありそうで、無さそうで、と絶妙なバランスを保っているように思える。これが文庫書き下ろしというのだから、読者にはありがたい。
Posted by ブクログ
大谷吉継という現代の福井県は敦賀市の戦国大名。豊臣秀吉に仕え、同人の奔放さ、快活さ、そして身を震えさせるほどの残忍さを見てきた武将。
時を同じくした石田三成に比べればビッグネームとまでは言えない人物だが、関ヶ原の合戦を語る上では彼の名は外せない。なぜなら、小早川の寝返りで開戦後一瞬で戦国の世から消し去られることになり、彼の怨嗟と悔悟の残滓は、はらわたと共に関ヶ原へ垂れ流しになったであろうからだ。
そんな大谷吉継が、ひょんなことからタイムリープをし、何度も関ヶ原を繰り返すことになる本作。何度やっても足の引っ張り合いや「にん」の為す悶着が混沌としうまくいかない。
関ヶ原の合戦の繰り返しを終わらせる