白蔵盈太の作品一覧
「白蔵盈太」の「大谷吉継の終わらない関ケ原」「実は、拙者は。」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
2026.08.09
笑いと哀しみとを兼ね備えた作品。
切腹がうまくなるなんて哀しさしかないはずなのに、笑えるのはこの作品ならでは。大谷吉継という歴史を動かせそうで動かせない人物を主人公に据えての関ケ原のやり直しというのは着眼点が素晴らしい。そのやり直しを愚直に受け止め続ける大谷吉継というのもいかにもありそうなところがよい。歴史的のIFだと荒唐無稽というか、無理がありすぎる歴史にならざるをえないことが多い。しかし、本作では、そのバランスがよく、本当のこととして、ありそうで、無さそうで、と絶妙なバランスを保っているように思える。これが文庫書き下ろしというのだから、読者にはありがたい。
Posted by ブクログ
大谷吉継という現代の福井県は敦賀市の戦国大名。豊臣秀吉に仕え、同人の奔放さ、快活さ、そして身を震えさせるほどの残忍さを見てきた武将。
時を同じくした石田三成に比べればビッグネームとまでは言えない人物だが、関ヶ原の合戦を語る上では彼の名は外せない。なぜなら、小早川の寝返りで開戦後一瞬で戦国の世から消し去られることになり、彼の怨嗟と悔悟の残滓は、はらわたと共に関ヶ原へ垂れ流しになったであろうからだ。
そんな大谷吉継が、ひょんなことからタイムリープをし、何度も関ヶ原を繰り返すことになる本作。何度やっても足の引っ張り合いや「にん」の為す悶着が混沌としうまくいかない。
関ヶ原の合戦の繰り返しを終わらせる