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「戦後文学」をどう評価するか? 敗戦後34年を経て、詩誌「荒地」時代からの友人である典型的な戦中派の二人が、社会と文学の動向を縦横に論じ、戦後文学史に新たな視座を提示した、衝撃の対談集――詩誌「荒地」に拠って、戦後現代詩を主導してきた鮎川信夫。詩人として、また文学と思想の新たな理論を展開し、現代をリードしてきた吉本隆明。戦中派の巨人ふたりが、敗戦の衝撃から、身を以て戦後文学史を生きてきた34年を振り返り、社会と文学の動向を鋭く問う。第一次戦後派の限界、江藤淳批判、ソルジェニツィン『収容所群島』の現代史的問題、現代文学の変質など、白熱の議論を交わした対談集。「戦後文学」との別離を告げた記念碑的作品。
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産業誘致、防災、オリンピック……真山仁が鋭く描きだす本物の“復興”とは? 東日本大震災から12年、阪神・淡路大震災から28年。ふたつの被災地がともに抱える葛藤を描く三部作、完結!――東日本大震災で被災した遠間第一小学校で応援教師として勤務した二年を経て、小野寺徹平は神戸へ戻る。自らも妻子を亡くした阪神・淡路大震災を語り継ぐNPO活動に奮闘する小野寺だが、復興の名の下に生じた歪み、けして癒えない傷と向き合う日々は続く。一方、遠間では復興五輪、産業誘致など新たな葛藤が生まれていた――。ふたつの“震災”をつなぐ感動の物語。解説・渋谷敦志
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王家の代筆を許される一級宮廷書記官リットが、少年侍従トウリにせっつかれながらも王家が催す夜会の招待状書きにとりかかっていたところ、ラウル第一王子からの呼び出しを受け、タギ第二王子の婚約者の内偵を命じられる。世間では悪役令嬢なるものが流行っていて、その筆頭がその婚約者らしい。トウリとともに調査に乗り出すリットだったが、友人である近衛騎士団副団長ジンからタギを巡る三角関係の情報を得るも、事態は夜会での大騒動に発展しーー!? 三つ編みの宮廷書記官が事件を優雅に解き明かす宮廷ミステリ、開幕。
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1972年9月8日。札幌の同じ病院で生まれた「ぼく」蒲生栄人と「おれ」仁村拓郎。ふたりは毎日〈スイッチ〉を押し、ちいさな選択を繰り返して、進学、恋愛、就職、結婚と、人生の地図を描いてきたが……。 40歳の男ふたりが辿った交わりそうで交わらない(!?)道筋を、昭和から平成へ移りゆく世相と絡め、巧みな筆致で紡ぎ出す。山本周五郎賞作家の珠玉作。(『地図とスイッチ』改題) 解説/大森 望 「ぼくがイメージするスイッチは鉄道でいうと分岐器だ。ターンアウトスイッチ。線路を分岐させ、電車の進む道を選ぶシステム。つまりスイッチを押すとは、ぼくがどの道筋を進むか決めること。それを繰り返して、自分だけの地図ができる。」(本文より)
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あなたの目を見て だいじょうぶだよと 言ってあげたい そんな物語です 萩尾望都(漫画家) 物語の主人公「あおの」はタウン誌の編集者になったばかりの新人社会人で、高千穂を思わせる神話の国のような山中にある鍼灸治療の「キシダ治療院」を取材で訪れる。幼少期に両親を亡くし、親戚の家で育ったあおのは、血の繋がった家族というものを知らずに育ち、ストレス性の病を患っていた。難病患者のどんな病も治してしまうという、どこか妖しげな治療院には、不思議な力を持つと言われている節子先生が暮らしていた。そこには、あおのと年齢の近い「つきの」という女の子が、手伝いとして住み込みながら治療を続けていた。ひょんなことからあおのも住み込んで治療に専念することになり、二人は規則正しい暮らしの中で、少しずつ距離を縮め、いつしか二人の病気は回復に向かっていくはずだったのだが……。ある日、庭に河童が顕れていることを発見したときから、二人の運命は大きな展開を迎えることに。二人を呼び寄せたものは何だったのか。物語のラストで驚きと共に感動に包まれることでしょう。文庫化にあたり、節子さんが“視える”ようになった幼少期の出来事を描いた「春の記憶」を収録。 ※幽ブックス「消えてなくなっても」を文庫化した作品です。
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この社会に生きる全ての人々がきっと笑顔になれる、唯一無二の“ラブでない”コメディ 「恋愛や性的な話を振られてもよくわからない。でも愛想笑いをしていれば大丈夫……」 咲子は、そんなもやもやとした気持ちを家族や友人、同僚に理解されないまま、恋愛や結婚を促され続け、居心地の悪さを感じていた。そんなある日、「アセクシュアル・アロマンティック」というセクシュアリティを自認する男性・高橋と出会い、驚くと同時にどこか救われた気持ちになる。 誰にも恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれないふたりが、自分たちなりの生き方を模索すべく始めた共同生活は、家族、同僚、元彼、ご近所と周囲に波紋をひろげていく。その生活の先にある、それぞれの「幸せ」のあり方とは!? NHKで話題沸騰のドラマ「恋せぬふたり」の小説版! ドラマの脚本を手がける作家・吉田恵里香による完全書き下ろし! 〈目次〉 第1章 「兒玉咲子、高橋を知る」 第2章 「高橋羽、擬態を試みる」 第3章 「咲子、自分語り再び」 第4章 「高橋、未知との遭遇」 第5章 「咲子、お別れをする」 第6章 「咲子、次に進む」 第7章 「咲子と高橋と、一人の女」 第8章 「恋せぬふたり」
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ロングセラー『子どもと親のためのワクチン読本』シリーズ第2弾。予防接種を判断するときに、絶対に知っておきたいことをわかりやすくまとめた家庭医学読本。著者の母里氏は2021年10月に急逝したが、過去の講演や著書で語ってきた言葉から、「ワクチンとは何か」を歴史的、体系的にとらえられるように75の項目に分けて紹介。シリーズ前作では触れていない新型コロナについて、著者最後のインタビューも収録。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
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北海道洞爺湖畔の静かな町・月浦に、りえさんと水縞くんの営むパンカフェ「マーニ」があった。 実らぬ恋に未練する女性・香織、出ていった母への思慕から父親を避けるようになった少女・未久、生きる希望を失った老夫婦・史生とアヤ…… さまざまな悩みを抱えた人たちが、「マーニ」を訪れる。 彼らを優しく迎えるのは、りえさんと水縞くんが心を込めて作る温かなパンと手料理、そして一杯の珈琲だった。 映画界の俊英・三島有紀子による初の小説執筆作品。 映画「しあわせのパン」から生まれた、とびっきり香ばしくて温かい物語。 作中に登場する絵本「月とマーニ」を収録。
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●第1章 ロジック篇 【助詞の使い方】「ゲゲゲの鬼太郎」「無能の人」「僕が泣く」 【韻とリズム】「ヤング島耕作」「勝訴ストリップ」「噂の刑事トミーとマツ」 【言葉と言葉の距離(二物衝撃)】「天才えりちゃん金魚を食べた」「部屋とYシャツと私」 【題名自体が物語である】「脳手術の失敗」「お勢登場」「海へ出るつもりじゃなかった」 【濁音と意味不明な単語】「しだらでん」「少年アシベ」「ディグダグ」 【アルファベット混じりの題名】「D坂の殺人事件」「M色のS景」 【古めかしい言い方で】「ツァラトストラかく語りき」「されど孤にあらず」 【命令してみる】「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」「メシ喰うな」 【パロディの題名】「長めのいい部屋」「百年の誤読」 【関係性をいわない】「隠し砦の三悪人」「11人いる!」 ●第2章 マインド篇 【先入観から逸脱する】「淋しいのはお前だけじゃな」「サーキットの娘」 【日本語+カタカナの題名】「少年ケニヤ」「三人ガリデブ」 【いいかけでやめてみる】「光ってみえるもの、あれは」「飼い犬が手を噛むので」 【いいきってしまう】「これからはあるくのだ」「幸せではないが、もういい」 【長い題名】「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」「おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ」「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」 【題名同士が会話する】「今夜わかる」シリーズ「買ってみた。」「それが本当なら」 【洒落の題名】「屁で空中ウクライナ」「ザ・先生ション!」 【人気歌人に学ぶ】「どうして長嶋有さんは枡野浩一なんかとつきあってるの?」「日本ゴロン」「世界音痴」「にょっ記」
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『枕草子』『土佐日記』の昔から日本人に親しまれてきた「エッセイ」。「昭和軽薄体」の大ブームや芸能人エッセイの人気、そして高齢者エッセイの百花繚乱ぶりなど、いつの世も「エッセイ」は時代とともにある。 では「エッセイ」とは何か? 「随筆」「コラム」「ノンフィクション」とどう違う? 「エッセイ」を読んだことのない人はいないはずなのに、意外と誰も答えられない「エッセイ」の正体。 「エッセイスト」を名乗り講談社エッセイ賞選考委員を長らく務めてきた「エッセイの専門家」である著者が、時代を彩った大ヒット名エッセイ160余作品をひもときながら、満を持して真正面から「エッセイ」を縦横無尽に語り尽くす! エッセイストがエッセイについて綴るエッセイ、ついに登場。
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復活した悲運の作家の青春小説集 泳いで、酔っ払って、泳いで、酔っ払って…。夏の大学町を舞台に、若い男女たちが織りなす青春劇。プール、ジャズ、ビール、ジン、ラム、恋愛、セックス、諍い、そして暴力。蒸し暑い季節の中で、「僕」とアキ、文子、道雄、慎の4人は、プールで泳ぎ、ジャズバーで酒を飲み、愛し合い、諍いを起こし、他の男たちと暴力沙汰になり、無為でやるせなく、しかし切実な日々を過ごす。タイトルの出典であるガルシア・ロルカの詩の一節「僕らは共に黄金の服を着た」は、「若い人間が、ひとつの希望や目的を共有する」ことの隠喩。僕たちは「黄金の服」を共に着ることができるのだろうか? 他に、職業訓練校での野球の試合をモチーフとした「オーバー・フェンス」、腎臓を患って入院している青年の日々を描く「撃つ夏」を収録。青春の閉塞感と行き場のない欲望や破壊衝動を鮮烈に描いた短篇集。「黄金の服」と「オーバー・フェンス」は芥川賞候補作品。
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サボり癖のあるイケメン店主×お菓子大好きアルバイト・久美のほのぼのお菓子屋さんライフ@博多 小説投稿サイト「小説家になろう」での『お仕事小説コン』にてグランプリ受賞! ほっこりお菓子屋さんオムニバス。 九州の博多天神から10分ほどの場所にある、客のリクエストになんでも応えてくれるお菓子屋さん「万国菓子舗 お気に召すまま」。一風変わったその店の店主・荘介はイケメンでお菓子職人としての腕は超一流だが、サボり癖があり、しょっちゅう出かけていってしまう。アルバイトの久美はそんな荘介を支えつつ元気よく店を切り盛りしているが、今日も知らないお菓子の注文が入った。お客さんからのオーダーの裏にはいろいろな思いがあって――。 「ダイエットは明日からです!」自称“試食係”のお菓子大好きアルバイト・久美×店主・荘介が繰り広げる、ほのぼのお菓子屋さんライフ。
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仮面ライダー鎧武とともに戦った、仮面ライダー斬月のもうひとつの物語。仮面ライダー鎧武/ガイム」TVシリーズの舞台である“沢芽市”を再開発した、巨大企業ユグドラシル・コーポレーション。 その研究部門のリーダーである呉島貴虎(くれしまたかとら)が変身するのが仮面ライダー斬月(ざんげつ)である。 メロンの鎧をまとった純白のライダー。「子供」である鎧武たちに対し「大人」として立ちふさがり、目的のためには手段を選ばない冷酷なリアリストがふたたび戦いを挑むのは・・・。
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家族の人生を3代の犬を軸に描いた自伝的長編。吉川英治文学新人賞受賞。 本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。 <目次> 目なし足なし虫 小蟹の海 金魚と拳骨 蟷螂 風 芥子と抱擁 ミミズ 鼠 仮装行列 あぶく 冬の炎 青空 あとがき 対談 椎名誠×目黒考二 電子書籍版あとがき 椎名誠の人生年表
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第165回直木賞候補作、第34回山本周五郎賞候補作。「本の雑誌」2021年上半期ベスト10で第1位! 第9階野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回「本屋が選ぶ時代小説大賞」をそれぞれ受賞。 美しく生きるとは、誇りを持ち続けるとは何かを問う、正統派時代小説。 神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。50歳を前にして妻を亡くし、 さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。残された嫁の志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、 寂寥と悔恨の中に生きていた。しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。 「心が洗われる」というのは、こういう感覚を言うのだと実感した。ーー作家・江上剛(朝日新聞6月5日) この人がこれから作品をどんどん出していくのがドキドキするし嬉しい。すごい時代に立ち会っている気がする。 次回作も必ず読みたい! ーー北上次郎(YouTube「北上ラジオ」) 誰でも歳を取れば、違う生き方もあってのではとの悔悟を抱くもの。 その迷いにどう向き合うか。考えさせられた。ーー記者・佐藤憲一(読売新聞1月19日) 私は、作者がこれからの時代小説界をリードしていく存在になることを信じて疑わない。 ーー縄田一男(産経新聞2/21) 美しい物語だ。穏やかで、静かで、そして強い物語だ。ーー大矢博子(「小説すばる」3月号) 生きることの喜び、悲しみ、諦め、希望をすべてのみ込んだ時代小説ーー内藤麻里子(毎日新聞2/7) 主人公もさることながら脇の人物たちもよく書き込まれ魅力がある。ーー川本三郎(毎日新聞2/20) 人はどう生き、どう老いていくべきかの指針となる。(紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん) 全日本人に読んでほしい。(旭屋書店池袋店 礒部ゆきえさん【ダ・ヴィンチニュース3月6日】) 心情が清らかに流れ続けながら、激動の大河浪漫があり、心奪われました。ずっと浸っていたいこの至福の感覚を、 たくさんに人に味わってもらいたい。(うさぎや矢板店 山田恵理子さん) 様々な制限の中で生き、迷いながら歩み続け、心のわだかまりが少しずつ溶ける有り様に、自分の心にも穏やかな風が入り込んだ。 時代小説のすばらしさを感じた。(正文館書店本店 鶴田真さん) 厳しい現実を突き付けながらも生きることの温かさと優しさを感じさせてくれる。(くまざわ書店錦糸町店 阿久津武信さん)
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豪雪地帯に取り残された家族。春が来て救出されるが、父親だけが奇妙な遺体となっていた(「存在しないゼロ」)。妻が突然失踪した。夫は理由を探るため、妻がハマっていたVRの怪談の世界に飛び込む(「もう一度、君と」)。全国民に最低限の生活ができるお金を支給する政策・ベーシックインカム。お金目的の犯罪は減ると主張する教授の金庫から現金が盗まれて――(「ベーシックインカムの祈り」)。AI、VR、人間強化、遺伝子改良人間、ベーシックインカム…。近未来に実現可能な技術を描きつつ、ミステリーの醍醐味を存分に感じさせてくれる全5編。これは予言ミステリーだ!
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松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するが(「みなも」)。いつまでも父親になれない夫と離婚し、必死に生きてきたけれど、息子の清澄は扱いづらくなるばかり。そんな時、母が教えてくれた、子育てに大切な「失敗する権利」とは(「愛の泉」)。世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説! 第9回河合隼雄物語賞受賞作品。
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14歳の夏休みに、養家の盛岡を訪れ、そこで知った親戚の少女に淡い恋心を抱いた思い出を語る表題作。家を出て、大阪での芸者との恋愛・結婚の経緯を清新に描いた「妻を買う経験」等、自伝とフィクションを綯い交ぜに、流暢な文体と精妙な会話で、人の心の機微を巧みに描いた名作5篇を収録。明治、大正、昭和の文芸界を悠々と生き抜いた「馬鹿正直」で「一徹」で「涙脆い」、白樺派最後の文士・里見弴の真骨頂。 人の生の営みの機微を描いた心温まる短篇集――“最後の文士”里見は、94歳の最期まで現役作家として活躍した。抒情的で穏やかな、哀愁を帯びた感動を与える私小説の世界。読売文学賞受賞の表題作他6篇。
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新興宗教の教祖をしていた姉が失踪した―― 現役新聞記者が描く、二転三転するサスペンスミステリー (あらすじ) 「わたしは解脱した。探さないでほしい」 新興宗教の教祖だった姉が失踪した。刑事志望のすばるは、教団から次期教祖になるよう迫られ、姉の捜索を開始。同じ頃、殺し屋を名乗る少女いよに出会う。彼女は「親友を殺したカルト教団に復讐する」ため捜索を手伝うという。密室で変死した両親、姉の失踪、いよの親友の不審死、次々と電車に飛び込む信徒たち……。二人は教団の闇に迫っていく! 【著者について】 上田春雨 1986年、北海道生まれ。筑波大学社会学類卒業。現在は記者として新聞社に勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『呪詛を受信しました』(宝島社文庫)で2024年にデビュー。
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『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作 『レモンと殺人鬼』著者のデビュー作が、待望の文庫化! 狂気が加速する驚異のどんでん返し! 千秋と杏―― 二人の物語が交錯したとき 世界は一変する (あらすじ) ストーカー被害に遭っていたらしい後輩の萌香が刺殺体で発見された。必ずや犯人を捜し出すと決意した千秋は、萌香の格好を真似た姿で彼女の通っていた大学やバイト先を尋ね回り、疑わしき男たちに接触していく。一方ブラック企業に勤める杏は、上司のパワハラに苦しみながらも優しい先輩に心惹かれていた。しかし、先輩が同僚と付き合っているかもしれないという疑念から嫉妬が渦巻き……。※『焼けた釘』(産業編集センター)を改題・文庫化 【著者について】 くわがきあゆ 1987年生まれ、京都府出身。京都府立大学卒業。第8回「暮らしの小説大賞」を受賞し、本作で2021年にデビュー。2022年、『レモンと殺人鬼』で第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞。他の著書に『復讐の泥沼』(以上、宝島社)など。
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おばあちゃんは背中が一番美しかったこと、下校中知らないおじさんにお腹をなめられたこと、自分の言い分を看板に書いたりする「やりかた」があると知ったこと、高校時代、話のつまらない「ニシダ」という友だちがいたこと……。大人になった「私」は雨宿りのために立ち寄ったお店で「イズミ」と出会う。イズミは東京の記録を撮りため、SNSにアップしている。映像の中、デモの先頭に立っているのは、ドレス姿の美しい男性、成長したニシダだった。イズミにつれられてやってきたデモの群衆の中、ニシダはステージの上から私を見つけ、私は逃げ出した。敷き詰められた過去の記憶とともに……。芥川賞候補の表題作他3編を収録。
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女性が医師になることも、男性医師にかかることも禁じられた莉国。医師だった亡父から学んだものの診療ができない珠里に突然勅命が下った。原因不明の病に倒れた皇太后の治療をすることになったのだ。しきたり、偏見、骨肉の争い…。トラブルの絶えない後宮に身を置き、自分の限界とも闘いながら平民の少女・珠里が探り当てた皇太后の病とは!? また珠里が目指した、ある「未来」とは――。女だって医者になりたい、女だって医者にかかりたい…。中華後宮を舞台に無力の少女が医療の知識を武器に奮闘する、コバルト文庫の名作が新装版で再登場!
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報われない努力なんてない! 累計115万部 喜多川泰、渾身の感動作がプレミアムカバーで登場! ★プレミアムカバー限定の購入者特典「特別原稿 プレミアムカバーに寄せて」付き あらすじーー 中年にして歩合制の保険営業に転職し、三年目の修一 しかし、なかなか思うように成果が上がらない日々を過ごしていた。 ある日、唐突な担当顧客の大量解約を受け、 いよいよ金銭的にも精神的にも窮地に追いやられてしまう。 妻が楽しみにしていた海外旅行計画はキャンセルするしかない。 娘は不登校に陥っているうえに、今後の学費の工面も難しくなるだろう。 さらに長い間帰れていない実家で一人暮らしをしている、 母からの電話が心にのしかかる。 「……なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」 思わず独り言を言ったそのとき、 ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに修一は気がつく。 それは乗客の「運」を「転」ずるという摩訶不思議なタクシーで――? 運が劇的に変わる時、場というのが、人生にはあります。あなたにも。 運はいいか悪いで表現するものじゃないんですよ。 使う・貯めるで表現するものなんです。 先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うができる。 運は後払いです。何もしていないのにいいことが起こったりしないんです。 周囲から運がいいと思われている人は、貯まったから使っただけです。―――本文より 【読者の皆様より感動の声、続々! 】 何かあると人のせいやその環境のせいにしてしまいがちですが、自分の行いや態度はどうだったのか? 直せる部分、我慢する部分、人に合わせる部分、感謝する気持ちはちゃんと出来ていただろうかと今一度、 立ち止まって振り返ることの大切さが良くわかりました。 (40代 女性) SNSでお勧めされているのを見て、読んでみたい!と思い購入しました。 『運』について考えることがあり、自分はついてるのかついてないのかどうなんだ?と思っていましたが、 なんだか心のモヤモヤが晴れた気がします。 (30代 女性) 途中から涙が止まりませんでした。 人の愛情。 ご縁。 私も同じ考え方ですが まだまだ行動が少ないので 微力でも、もっと次の日本、世界の為に頑張ろう、と思えました。 自分の生かされている意味が実感出来る人生をいきたいと思わしてくれる素敵な物語でした。 (60代、女性)
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パナマ文書の流出により注目を集めるタックスヘイヴン(租税回避地)。 このタックスヘイヴンをテーマにした金融小説『マネーロンダリング』『タックスヘイヴン Tax Haven』が、電子書籍限定の合本版で登場! ■『マネーロンダリング』 香港在住で、もぐりのコンサルタント・工藤をある日、美しい女・麗子が訪ねる。 「5億円を日本から海外に送金し、損金として処理してほしい」彼女の要求は、脱税の指南だった。 4ヶ月後、麗子は消えた。 5億ではなく50億の金とともに。 すぐに工藤は東京へ。 麗子と50億の金はどこへ? マネーを知り尽くした著者による驚天動地の金融情報小説! ■『タックスヘイヴン Tax Haven』 東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。 自殺か他殺か。 同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。 金融洗浄(マネーロンダリング)、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。 名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは? 国際金融情報小説の傑作! ※本作品は『マネーロンダリング』『タックスヘイヴン Tax Haven』を1冊にまとめたものです。 ※姉妹作品である『永遠の旅行者』もあわせてお読みください。
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ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津実(いつみ)。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。そして川で水浴びをするのが夫の日課となった。豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津実は、夫の姿を探すが……。女性が主体として生きていくことの難しさを描いた物語。
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70年代、80年代。その当時に青春だった男たちの記憶。 今の60才代の若き青春時代。 当時に流行った音楽をモチーフとして、それぞれの個人の記憶として小説にまとめた。 『60才。男が泣ける。』シリーズ1作目。 「特急あさかぜ」 中学生の主人公が、寝台特急の一室で同席した年上の女性と一夜を過ごす物語。 背伸びする主人公の切ない想いと、その後の不思議な運命。 博多駅から東京駅まで。寝台列車のなかでの16時間のストーリー。 62才になった主人公が、最後に思うこととは。 【目次】 表紙 「特急あさかぜ」 奥付 【著者】 村上浩志 1962年生。実名は上田浩良。東京都渋谷区広尾在住。 1980年代から音楽業界の仕事を始める。 その後、音楽以外に広告や舞台制作の事業も。1990年代に、音楽プロダクション「株式会社アーティマージュ」を設立し、会長として本格的に音楽事業へ。「m-flo」など、CDアルバム販売累計100万を越すアーティストを輩出。 数年前に音楽業界を引退し、10代の頃からの作品100作ほどの小説をまとめ始める。 2022年、長編小説「最終小節のダルセーニョ」を出版発売。
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累計50万部突破!「最後の医者」シリーズの著者、怒涛の4ヶ月連続刊行第3弾! なぜ殺し、そこに何を思うのか。 これは殺人鬼の記録を集めた残酷で残忍な真実の1冊だ。 【あらすじ】 理想の女性を求めて撲殺を繰り返すホスト。ランナーズハイ殺人鬼OL。子どもの犠牲を正当化する母親。地球を守るために法を犯す女。愛する”肉”を監禁する肉屋。美しいものを”裏返し”続けるテレビマンなど……。それぞれが日本中を震撼させた事件の真実を告白していく。なぜ殺し、そこに何を思うのか? その猟奇的な殺害手段とは? 予測不能の狂気にあなたは必ず戦慄する! 普通の人よりも人間らしい――これは殺人者の記録を集めた一冊。【文庫書き下ろし】 著者について ●二宮敦人 1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。代表作『最後の医者は桜を見上げて君を想う』等、フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍。著書に『18禁日記』『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』『紳士と淑女のコロシアム「競技ダンス」へようこそ』等がある。
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