吉本隆明の作品一覧
「吉本隆明」の「ひきこもれ~ひとりの時間をもつということ」「今に生きる親鸞」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「吉本隆明」の「ひきこもれ~ひとりの時間をもつということ」「今に生きる親鸞」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
難しいことは言ってないのに、思想としての底があまりにも深すぎてどれだけ理解できたのか分からない。多分善行にせよ悪行にせよ人間の為し得ることはどれもちっぽけなもので、どれだけ良いことをして威張っても阿弥陀如来の規模の大きさからすれば取るに足らないことだと、一番大切なのは善行を為すことではなくて、善行とか悪行とか意識せずに自分の内心の声を聞いてその通りに物事を行なっていくことだと、恐らくそんなことなのかな。吉本隆明流親鸞は恐らく浄土とか善悪とかあまり興味なかったのではないかな。難しいこと言わずに、自分の計らいから発することなく、心を込めて念仏を唱えれば寺も何もいらない。それでいいなんて、かなりいい
Posted by ブクログ
吉本隆明氏の著書をはじめて読みましたが、これまで読まずぎらいだったとおもいました。
けっこう醒めていて、乾いた感情かとおもいますが、分かりやすい内容でした。
ものごとには両面があり、必然がある。
人の多少の努力や考えなどは、大勢を変えることなく、ゆきつくところまでいってしまう。
気になったのは以下です。
・いじめるほうもいじめられるほうも両方とも問題児だ、ということだ。
・いつも明るいところばかりを見ていたら、暗いところにあるものが見えなくなってしまいます。そもそも、暗いところにこそ、真実が隠されているのではなにでしょうか。
・いくら科学技術が発達しても、人間の魂、精神が発達するわけではあ
Posted by ブクログ
最後に載っている「転位のための十篇」でやっと読書となった。それまでは文章の隙間に居る暗号のような(僕の学力不足による)思想を感じるに留まった。ある一文に目が留まっても、なぜ留まってるのかはさっぱりみたいな。
「転位のための十篇」は、戦後になって失ったものがあるのにへらへらとしているのか、わたしはわたしを持って今を絶対に把握しながら生きていく、というようなつよい思想を受け取ることができた。
荒地派という言葉が読みながら浮かんだが、どれくらい関係があるのだろう。解説にはちらと荒地派についての言及もあった。
ちひさな群れへの挨拶とメモした。今改めて頁をめくったら、一行目からオッというような気持ちに