カール・マルクス

カール・マルクス

517円 (税込)

2pt

3.8

かつて混迷の政治の季節、虚飾にまみれたマルクスを救出するべく、その人物と思想の核心を根柢から浮き彫りにした吉本隆明。その営為は、敗戦体験を出発点に掘り下げられた思考の行程のひとつの達成を意味した。そして今、迷走する21世紀の〈現在〉、日本史上最大の思想家の手になる世界史上最大の思想家の実像が、再び立ち上がる。

...続きを読む

カール・マルクス のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年11月03日

    吉本隆明 「カールマルクス」
    解説 中沢新一

    マルクス論〜著者は「資本論」でなく「経済学・哲学手稿」「ユダヤ人問題に寄せて」「ヘーゲル法哲学批判」から思想体系を作り直している感じ


    マルクスの思想特性
    *現実的な自然哲学
    *幻想的な宗教、国家、法
    *象徴的な市民社会の構造、経済カテゴリー

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年04月15日

    決して読みやすい本ではないし、自分がどれだけ理解できたかは全く覚束ないが、それでもマルクスの思想のエッセンスが目の前に差し出されていることだけは感じ取ることができた。
    実際にマルクスの著作に触れながら、その都度また読み返してみたいと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2011年09月15日

    彼は千年に一度の偉大な巨匠だが。現実の世界ではきわめてありふれた生活人である。そうそう。ではなんでそう思うかってこと。ボク等は生まれたときから何らかの条件つきで生涯それらがつきまとう。フムフム。なるほど。だから結果としてボク等が何々であったということは意味がない。意味があるのは何々であった何々になっ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年07月17日

    著者はやや他者を煽りながら、マルクスの「疎外」の概念が彼の経済学からではなく自然哲学から発生したものだと述べる。

    メモ:p61最終行からがよくまとまっている。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年08月14日

    マルクスの挫折と転回  -2008.08.06記

    何と、何を?
    われはあやまたずつきさす
    血に染む剣を汝のたましひにつきさす、
    神は芸術を知らず、神は芸術を尚ばず、
    芸術は地獄の塵の中より頭に上り、
    遂に頭脳は狂ひ、心は乱れる、
    われはそれを悪魔より授けられた。
    悪魔はわがために拍子をとり、譜をし...続きを読む

    0

カール・マルクス の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社文庫 の最新刊

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

吉本隆明 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す