フランシス子へ

フランシス子へ

583円 (税込)

2pt

4.0

いいとこなんて特にない。平凡きわまるぼんやり猫の「フランシス子」。けれど、著者とは相思相愛だった。忘れがたき存在を亡くし、自らに訪れる死を予感しながらも、訥々と、詩うように語られた優しく輝く言葉たち。「戦後思想界の巨人」吉本隆明が、人生の最後に遺した、あまりにも愛おしい肉声の記録。

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フランシス子へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ヨシモト先生の次の言葉を目にして、胸にジーンと来た。

    <フランシス子はもうお骨にしてもらいました。
    いなくなっても、なんとなく気配を感じるというようなことを言う人もいますが、僕は別段そういうことはないですね。
    イメージはまだ歴然と残っているけど、それ以上のことはとくにない。

    いないもんはいない。

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    とても静かで淡々としているけど、あっという間に読み終わってしまった。
    フランシス子という吉本家の猫と吉本隆明さんとの何気ない日々と吉本さんの感じるままに記されている本でした。
    本文の後に長女ハルノ宵子さんの「鍵のない玄関」という文章が添えられている。そこには「ああ…こんなきれいな家だったのか」と述べ

    0
    2017年05月30日

    Posted by ブクログ

     昔、吉本隆明という詩人がおりまして、ネコのわたしと、女房と娘と一緒に暮らしておりました。やたら、こだわる人でした。なにせ、ほととぎすは、とか、親鸞は、とか。いい年をして気になったら止められない、しようがない性分で、ネコのわたしは、あほらしいので取り合わないようにしておりましたが、それはそれで気にか

    0
    2019年02月12日

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