高村光太郎

高村光太郎

1,562円 (税込)

7pt

4.0

敗戦後の岩手の山中に、己を閉塞させた高村光太郎。彼の留学体験に、父・光雲への背反、西洋文化の了解不可能性を探り、閉塞の〈実体〉を解明する。著者の文学的出発の始めに衝きあたった巨大なる対象――その生涯、芸術、思想を論じ、高村光太郎の思想的破綻を自ら全戦争体験をかけ強靱な論理で刳り出す初期の代表的作家論。

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高村光太郎 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年08月11日

    吉本隆明の、初期作品。
    これは、彼が自身が体験した〈戦争〉という出来事に向き合おうとしたもの。

    その出来事の代理が高村光太郎であった。
    最後、高村の最後の作品「生命の大河」が引用されているのは、
    偶然だろうけど、示唆的。

    ――原子力の解放は
    やがて人類の一切を変え
    想像しがたい生活図の世紀が来る...続きを読む

    0

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