一千兆円の身代金

一千兆円の身代金

748円 (税込)

3pt

前代未聞の身代金を要求する、史上最凶の誘拐劇。
若者へ負担を押しつける日本の政治や、財政赤字への不満・不安をブログで訴える平岡ナオト。
彼のもとに保育士や大学生らが集まり、ある計画がスタートする。
やがて、元首相の孫にあたる小学生が誘拐される事件が発生。
犯人「革命係」からの要求は、財政赤字の見直し、もしくは一千兆円の身代金だった!
政府、マスコミ、国を巻き込んだ事件の行方は……。

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作品、待望の文庫化。

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一千兆円の身代金 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もうすぐ選挙権を貰うので政治について学ばなくちゃとぼんやり思っていたが、これを見て自分の責任の重さに気づいた。
    ナオトさんのやり方は良くなかったがしょうがないし英雄視されるのもうなずける。
    国武は嫌いだ。孫にもおじいちゃんのようにはなって欲しくない。

    0
    2021年01月29日

    Posted by ブクログ

    すごくよかった…
    込められた政治思想に偏りはあるけど、政治を見ながらこういうことまで考えられてなかったなーって思ってこの本に出会えてよかった
    また絶対読む
    映画も観る

    0
    2017年03月19日

    Posted by ブクログ

    結構骨太なミステリー小説で読み応えあり。かなり面白い。

    フィクションだけど、フィクションだと言い切れない、リアルな問題に疑問を投げかけている。
    日本に巣食っているいろんな闇、長年放置されてきた様々な問題に、誰も責任を取らず、何ら説明をされないこの世の中を憂い、既得権益にすがる政治家や官僚に怒り、一

    0
    2016年04月20日

    Posted by ブクログ

    劇中人物の“独白”に近いような型で展開される“主張”的な部分…「既に、取り返しが簡単に利かない程度に過ちを重ね続けていながら、それを悔いて何とかしようとしない、この国の政府は一体何なのか?」という、素朴で純粋な疑問と憤怒と…或いはこうした問いが、自身にもぶつけられているような気がしないでもない…

    0
    2015年10月20日

    Posted by ブクログ

    酷評されているけど、普通に面白い。政治不信が続いている2025年の今だからこそ読むべき作品だと思う

    10年前の本書が発行された時期より現代の方が犯人の主張は刺さるだろうし、犯人らの思いが綴られた嘆願書には胸がついた。

    説明が冗長で話が進まない箇所と、登場人物が多いが心理への深掘りがされているキャ

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    「このミス」大賞シリーズをよみあさっています。
    日本国政治の借金問題に対して、政府官僚へ意義をとなえたく、
    元政府高官の孫を誘拐、日本の借金額と同等の身代金か
    日本政府が過去の反省を活かした財政再建案を提案するかをもとめる。

    刑事さんが頑張る姿はかっこいいので、片岡刑事の努力の姿がいいな。
    すてき

    0
    2024年09月05日

    Posted by ブクログ

    まずタイトルからして、度肝をぬかれます。
    一千兆円、、、
    億円の間違いではないか?
    それでも、桁外れの金額ですが...(一千万円?)

    元副総理の孫が誘拐され、身代金の要求が届く。
    その額、なんと一千兆円...
    それが出来ない場合には、財政赤字の再建案を示すこと。

    二転三転する真実に、警察も翻弄さ

    0
    2018年02月19日

    Posted by ブクログ

    ドラマ化されてから小説を読んだため、読み進めるとドラマの情景が浮かんでしまった。それはともかく、とても面白い話であった。

    0
    2017年03月05日

    Posted by ブクログ

    テーマが財政赤字であるとするならば、もう少し政府の対応についても踏み込んでみて欲しかった。
    犯人と結末については、ある程度予想が出来てしまったのが残念。

    0
    2015年08月02日

    Posted by ブクログ

    天藤真の「大誘拐」を思い起こさせる。誘拐されたのは大物政治家の孫で小学5年生の男の子。身代金は1085兆円。物理的に用意することも受け渡しもできない金額だ。ならばオチはどうするのか。代わりの何かを受け取るしかない。しかし、この物語のオチは、そうではなかった。ミステリーとしての緊迫感はやや弱かった気が

    0
    2015年07月08日

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