恋ごころ 里見弴短篇集

恋ごころ 里見弴短篇集

1,265円 (税込)

6pt

3.0

14歳の夏休みに、養家の盛岡を訪れ、そこで知った親戚の少女に淡い恋心を抱いた思い出を語る表題作。家を出て、大阪での芸者との恋愛・結婚の経緯を清新に描いた「妻を買う経験」等、自伝とフィクションを綯い交ぜに、流暢な文体と精妙な会話で、人の心の機微を巧みに描いた名作5篇を収録。明治、大正、昭和の文芸界を悠々と生き抜いた「馬鹿正直」で「一徹」で「涙脆い」、白樺派最後の文士・里見弴の真骨頂。

人の生の営みの機微を描いた心温まる短篇集――“最後の文士”里見は、94歳の最期まで現役作家として活躍した。抒情的で穏やかな、哀愁を帯びた感動を与える私小説の世界。読売文学賞受賞の表題作他6篇。

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恋ごころ 里見弴短篇集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    古い小説なのに、古さを感じない。
    会話のテンポがよく、文書が美しい。
    「人間って、こういうとこあるよね」という
    洞察が随所にあり、かなり納得させられる。

    妻を買う経験、大火、など
    大昔の花柳界の様子が
    興味深い。

    0
    2019年01月19日

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