初舞台・彼岸花 里見弴作品選

初舞台・彼岸花 里見弴作品選

1,100円 (税込)

5pt

4.0

娘の自立していく姿に思い悩む、旧制高校同窓の男達の友情を追った表題作「彼岸花」、女主人の嘘が許せず自らの片腕を切り落とす「銀二郎の片腕」、上官の夫人を伴った戦地からの引揚げの悲惨な旅の中で育つ奇妙な愛情を描く「みごとな醜聞」等、初期から戦後作まで8篇を精選。巧みな会話運びで人情の機微をとらえ、「名人芸」と声価の高い、里見弴の人間観察の妙趣を味わう名作集。

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初舞台・彼岸花 里見弴作品選 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『河豚』
    歌舞伎役者の実川延童は、舞台の帰りによった広島の河豚やに寄った夜から体が動かなくなった。気持ちは普段よりハッキリしているくらいだし、こんなこと気に死ぬなんてあまりに馬鹿馬鹿しくて可笑しくなってしまうくらいだ。
    だが時間を追うごとに実川延童の命は微かになってゆく。

    ===作者里見弴が、妻と

    0
    2019年12月27日

    Posted by ブクログ

    「銀二郎の片腕」という短編が好きなんです。銀二郎のキャラが面白い。なんなの、この人。怒りのあまりを腕を斬り落としてしまうなんて。イメージ的には星一徹さんなんですけど。太い眉=一徹。貧困な発想だ。

    0
    2012年12月18日

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