水たまりで息をする

水たまりで息をする

550円 (税込)

2pt

ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津実(いつみ)。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。そして川で水浴びをするのが夫の日課となった。豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津実は、夫の姿を探すが……。女性が主体として生きていくことの難しさを描いた物語。

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水たまりで息をする のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ある日突然、衣津実の夫はお風呂に入らなくなった。その行動は次第にエスカレートしていき、仕事や生活にも大きく支障を来しはじめる。俗に言う「風呂キャン」という言葉では足りない。
    『犬のかたちをしているもの』が良かったので、本書も手に取りました。
    生きていくことの閉塞感と、それでも生きていかなければならな

    0
    2026年01月04日

    Posted by ブクログ

    高瀬さんの、例えばおいしいご飯よりも私は面白く感じてます。普段は金原ひとみさん、朝井リョウさん、川上未映子、村田沙耶香さんなどが好きで読んでます。そんな作家さんが好きな方はこちらの本も好きかもしれない。
    最初は風呂に入らなくなった夫の話に興味が無くてずっとスルーしていた本でしたが、高瀬隼子の書く小説

    0
    2025年12月21日

    QM

    購入済み

    おもしろい

    話題になっていたから気になって手に取ってみた。始まり方といい、途中の描写もすごく引き込まれたけどラストはちょっとよくわからなかった。急に風呂に入らなくなった夫を目の前にして、入ってほしい気持ちと、もうそれでもいいじゃない、と奥さんもどうしたらいいか途方に暮れたに違いない。心の葛藤がよく分かる内容だっ

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    長い余韻の中にいる。

    社会で「そつなく」暮らせる人への
    声なき、叫び。

    夫に起きた出来事の描き方が
    「病院で薬を飲めば治る」というかたちではない
    本質をついた表現だな、と感じた。
    個人的な器質の問題じゃない。
    ひとの行動が「狂う」とき、
    それは本能的な生物としての生命が
    この場所で自分をフィット

    0
    2026年01月26日

    Posted by ブクログ

    風呂キャンセルの夫とその周りにいる人の話
    (解説が素晴らしい、感銘を受けた、ぜひ読んでほしい)

    夫がそばにいればその体臭は気になるけど、いなければ気にならない、夫はそんな存在なのか…

    混んでいる電車やバスで席に座りたい時は、体臭で主張してみるという新たな方法を見出せた笑
    ずっとそばに立ち続けるこ

    0
    2026年01月17日

    Posted by ブクログ

    純文学でありながら、読者を突き放さない距離感で、生活の中に潜む歪みを静かに、しかし執拗に描き出す作品であった。

    題材自体は、今風に言えば「夫が風呂キャン界隈」という出来事にすぎない。けれどその一事象を問題として消費するのではなく、風呂・雨・川という章を通して、他者と暮らすことによって生じる思惑のズ

    0
    2026年01月09日

    Posted by ブクログ

    友人のおすすめで読みました。
    ずっと不穏な感じが続きます。
    先が気になってどんどん読み進めましたが、
    結局なぜこうなったのか分からず終わりました。

    今旅行中なのですが、
    旦那に優しくしようと思いました。

    0
    2025年12月31日

    Posted by ブクログ


    ある日夫が風呂に入らなくなった。気になるフレーズと、ラストが気になり一気読みでした。日に日に臭いと汚れが酷くなる夫への妻の向き合い方、声を荒げずに見守る妻の心情に共感しづらかった。どうにもならない相手と対峙する自身への問いが残る気がした。

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    私は好きだった。なかなか他の小説にはない人間の部分が描かれていて。どうしても無理なものができたとき、それを近い立場として、遠い立場として傍観するとき。自分にとって大切な存在なのか、ただの義務感なのか。。。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    原因とか解決策とかそんな単純な話じゃなかった。自分にとっての"魚"はなんだろうかと考え、怖くなってやめた。

    0
    2025年11月29日

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