ベーシックインカムの祈り

ベーシックインカムの祈り

638円 (税込)

3pt

豪雪地帯に取り残された家族。春が来て救出されるが、父親だけが奇妙な遺体となっていた(「存在しないゼロ」)。妻が突然失踪した。夫は理由を探るため、妻がハマっていたVRの怪談の世界に飛び込む(「もう一度、君と」)。全国民に最低限の生活ができるお金を支給する政策・ベーシックインカム。お金目的の犯罪は減ると主張する教授の金庫から現金が盗まれて――(「ベーシックインカムの祈り」)。AI、VR、人間強化、遺伝子改良人間、ベーシックインカム…。近未来に実現可能な技術を描きつつ、ミステリーの醍醐味を存分に感じさせてくれる全5編。これは予言ミステリーだ!

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ベーシックインカムの祈り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    単行本では読んでいて再読。
    どれもミステリーとして面白い。
    特に目に見えない愛情の話が好き。また読もう。

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    近未来のSF短編集。
    人の善意について考えさせられた。とても読みやすく、どの話もクオリティが高くて非常に楽しめた。

    0
    2024年07月01日

    Posted by ブクログ

    ミステリーという形で読者に飽きさせない工夫をこらしつつ、近代的な諸技術について考えさせられる一冊。ミステリのようで、ミステリじゃない。エンタメ本でもあり、教養本でもある。そんな不思議な本でした。

    0
    2023年09月26日

    Posted by ブクログ

    近未来の世海を題材にした小説。
    言の葉の子らは、AI
    存在しないゼロでは、遺伝子組み換え
    もう一度、君とでは、AR
    見に見えない愛情では、エンハンスメント
    ベーシックインカムへの祈りは、ベーシックインカム
    を題材として、ミステリーを絡めて展開していく。

    個人的なお気に入りは、もう一度君と。二重のA

    0
    2022年12月31日

    Posted by ブクログ

    AIやVRがもっと発達した近未来を題材にした、SF(?)ミステリー小説。
    最近、面白そうだなと思って読み始めた本が「井上真偽」さんの本だったことが度々ある。
    とんでもないどんでん返しは無いが、様々な知識から展開される推理は面白い。

    今回も、タイトルになっている「ベーシックインカムの祈り」は、ベーシ

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    著者の小説を読んでいると、なんとなくいつも数学の証明問題を解いているような気分になってしまう。論理学とか、そういうものなのかもしれない。それが持ち味だし、それはそれで面白い。むしろどれを読んでも見事だと感じてしまう。この作品も、最後の最後にそれまでの違和感が覆る、というあまりにも見事な反転を見せる。

    0
    2025年08月27日

    Posted by ブクログ

    1話目を読んで思ったのが、「頭のいい人が書く小説だなぁー」。
    ずいぶん前に読んだ、『ユートロニカのこちら側』を読んだ、あの感触と同じものを感じたと言えばいいのかな?
    ただ、『ユートロニカのこちら側』は、話に出てくる、設定から会話、あらゆるものが著者が読者の先回りをして“正解”を用意しているようで、読

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    短編集なので引き込まれ読みやすい物語もあり
    ちょっとよくわからない話もありでした。
    近未来の話なので難しい表現もあったりしたけど
    近い未来こんな事が実現するのかな?と思ったりもした。

    ベーシックインカムってこの本の造語だとおもったらほんとに世間で出回ってる言葉で自分の額のなさを痛感。

    0
    2023年10月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1話1話が全く別のものと思わせて、最終話で「こんな繋がりがあったのか」と読者に思わせるだけでもはっとさせられるが、その繋がりが誤りであったと実感させられて一転。悪と思っていたものがそうではない真相で二転。被害者や正義側と思いこんでいたものがそうではなく三転。二転三転として結末後には、「もしかしたら明

    0
    2023年10月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以下はただの私見ですが。

    SFが重要な要素となる1~4話はいわば最後の章の「前振り」なのかなと。
    最終話で作家である「私」が書いた作品が入れ子式に登場してくる。しかしその内容はAIやVRといった題材こそ同じものの、内容は大きく異なり、かなり絶望的な内容であったよう。わが身に降りかかった不幸、そして

    0
    2023年02月09日

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