アリアドネの声

アリアドネの声

784円 (税込)

3pt

巨大地震が地下都市を襲い、女性が遭難。しかも、彼女は「見えない、聞こえない、話せない」三つの障害を抱えていた。頼みの綱は一台のドローン。操縦士のハルオは、遠隔から要救助者を発見し、安全地帯まで誘導するという前代未聞の作戦を任される。迫る浸水。猶予は六時間。女性の未来は脱出か、死か――。想像の限界を超える、傑作ミステリー。

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アリアドネの声 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    シチュエーションが素晴らしいですね。
    所々で語られる言葉。
    『無理だと思ったら、そこが限界だ。』

    巨大地震により、地下5階に閉じ込められた女性。
    彼女は、見えない、聞こえない、話せないと言う3つの障害を抱えていた。
    そして、彼女を救うため、頼みの綱は一台のドローン。そして、操縦士のハルオ。
    果たし

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    先が気になり、読むてがとまらなかった。
    目が見えず、耳が聞こえず、話すことができない、そんな方が、震災の時に取り残され、助けるには?
    地震という抗えない自然災害に自分も巻き込まれながら、上記の様な方を助け出す。
    その時点で、主人公も回りの方もとても勇敢だとかんじた。
    ミステリーとして作品はかかれてい

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    ミステリーなのかヒューマンドラマなのか。
    読む前は井上真偽さんはミステリー作家というイメージでしたが、この作品はどちらかと言えばヒューマンドラマという感じがした。
    殺人事件や人が死ぬわけではない、ミステリー。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    最新のITを駆使して障害者でも住みやすい街を作るWANOKUNIプロジェクト。地下に都市機能を落とし込まれた地下都市で、地震が発生。そのために漏水による浸水、そして火事が起こる。災害救助用のドローンアリアドネを駆使して、見えず聞けず話せない三重苦の女性を救えるか?猶予は6時間。

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    いやちょっと面白すぎたな。帯の通りのどんでん返しのミステリーを期待して買ったけど、実際には泥臭いヒューマンドラマであり、ドローンを使った人命救助サスペンスであり、帯に書いたどんでん返しは…これどんでん返しか?これをどんでん返しと言うと失礼になる人がいるんじゃないか?
    少なくとも作者さんはそのつもりで

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    帯に「一生モノのどんでん返し」とあり、表紙のイラストも相まってつい手に取った小説。途中で「障害が嘘では──?」と疑念が向けられた瞬間は、少しトラウマを抉られるような感覚がした。「どんでん返し」というので、最悪のシナリオを覚悟した…が、全然そんなことはなかったので安心した!
    テンポもよく、読みやすかっ

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    読み終わって満足度の高い作品だった。
    救護者が誘導されている最中の描写で別冊があっても良いのでは。
    個人的には、エピローグ的なものが欲しかったな。

    表面的なところをさらうだけではやはり本質的なところを理解することは難しく、現場に立って実際に感じることが大事だと再認識させられた。

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    これはミステリーなのか?どんでん返しなのか?それは私には分からないけどいい本だった。
    これ映画化してもいいかも。
    人によって頑張れるキャパは違っていて、それに正解も間違いもない。また、時には科学だけで証明できないこともある。人間の頑張りは、予測数値を上回ることもある。だから人生って、人間って面白い。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    ドローンが主役!
    こういう視点の小説はあまり読んだことがなくて、ほぼ新ジャンルに思えた。とにかく新鮮。
    災害救助用ドローンって、実際こんなふうに使われているんだなと知れるのも面白かった。
    その分、専門用語もちょこちょこ出てくるので、そのへんが苦手な人は少し戸惑うかも。

    そしてなにより、最後がとても

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    障害に加えて火災、浸水、有毒ガス。一難去ってまた一難。焦燥感に疑念、主人公が抱える過去のトラウマと、様々な感情に急き立てられる。そして衝撃の結末。最後まで面白い一冊。
    障がいというものをミステリーを成立させるための一要素とだけ扱うのではなく、当事者の思いも含め真摯に描いているのが印象的。

    0
    2025年11月30日

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