恋と禁忌の述語論理

恋と禁忌の述語論理

946円 (税込)

4pt

雪山の洋館での殺人。犯人は双子のどちらか。なのにいずれが犯人でも矛盾。この不可解な事件を奇蹟の実在を信じる探偵・上苙丞(うえおろじょう)が見事解決ーーと思いきや、癒やし系天才美人学者の硯(すずり)さんは、その推理を「数理論理学」による検証でひっくり返す!! 他にも個性豊かな名探偵たちが続々登場。名探偵を脅かす推理の検証者、誕生! 大ヒットミステリー『その可能性はすでに考えた』はここから始まった!?

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恋と禁忌の述語論理 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月15日

    ミステリ小説と思って読んだら難しい数式が立ち並び読者を数学論理の世界に引き摺り込む世にも珍しい小説だった。内容もちゃんと練られており、ジャンルとしてはミステリになると思うが所々に出てくる専門用語(シークエント計算とかもはや読者に分からせる気ないやろ!)の内容が全体の3分の1くらいを占めていてメフィス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月02日

    もっと評価されていい。
    後にも先にもこんな推理を見せてくれる作品は無いのでは。
    恋愛要素のところで若干の取っつきにくさを感じたが、オチで腹落ちさせてくれる設定も妙で、感服。
    シリーズ化を強く望みますが、難しいのかなぁ。
    本当に読んでいて楽しいのが素晴らしい。変にセンセーショナルな展開で釣るのではなく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月28日

    91点:僕が絶対不変の事実と信じていた公理が今、形を変えた。
    天才的な伯母に探偵の推理があってるか検証してもらう主人公。そもそもなぜ検証してもらうのか?圧倒的傑作!

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    Posted by ブクログ 2022年03月14日

    探偵の推理を検証するメタ探偵・数理論理学者の硯と、甥の森帖詠彦コンビが活躍する連作短編集。
    それぞれの短編に登場する探偵たちも超個性的な曲者ばかり。
    連作短編ならではの全体におよぶ最後のもうひとひねりもお見事(ひっかかりも雲散霧消)。
    解説にも書かれていたが本書の目玉である「数理論理学」による検証が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月30日

    ちょっと変わった小説

    論理数学が題材になっているので式とか理論の話がいっぱい
    作中に出てくる問題を一緒に考えながら読めて楽しかった

    理系の端くれとしてちゃんとペンと紙で硯さんの発言を理解しようと努めながら読んだ

    ストーリーのオチが2段になっているというか、2筋ある感じで続きが読みたくなった
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    探偵が既に推理したトリックが実現可能かどうか、数理論理学を以て検証するという珍しい小説だった。
    テーマが難しいので、もっと読むのに時間がかかるかと思っていたけれど、地の文の軽さや、キャラクターのコメディ感でバランスが取れているのかテンポよく読めた。
    有識者が読んだらどうコメントするのかわからないが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月14日

    名探偵が披露する名推理に潜むバグを瞬時に見抜く天才学者
    4つの事件とエピローグで明かされる本当の目的で二重構造のミステリー
    がっつり「数理論理学」の難解な講義を読む…ことをクリアできるかできないか…それが問題だ
    □P:この本を最後まで読めたらクリアできた
    True or False

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    Posted by ブクログ 2023年11月22日

    そうか、これもミステリなのか…というのが正直な感想。これまであったような、事件が起こって探偵が謎を解決して…そこで終わるのではなく、さらにその探偵の推理が正しかったのかどうかを論理学的に証明する――はぁ~よく考えますねと感心(^^; 超ド文系のワタクシ、数式を見て一瞬ぎょっとしましたが、論理学初心者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月23日

    「推理」でなく「検証」。

    始めは「?」でしたが、読み進めていくうちに、なるほどと唸りました。
    解説にも書かれていましたが、数式とか出てきて、ド文系の僕からしたら「うっっ」ってなりかけましたが、それでも読み進めていくうちに、ちょっとずつ分かるようになりました。

    そして何より面白い。
    難解なトリック...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月30日

    硯さんと詠彦くんの掛け合いが非常に魅力的で面白い作品でした。また、ある解決済み?の事件に対して別の角度から検証するということが新鮮でした。
    最後は、「そういう事だったのか!」と安心させてくれると共に納得する作品でした。

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