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結婚しても人は恋に落ちる――“一線”を超えた男と女の物語。42歳の雨宮奈津子は大手出版社に勤める文芸編集者。反抗期の娘を持ち、姑と同居するが、夫婦仲は良好といえない。人気作家・榊聡一郎の接待がきっかけで、7歳年下の営業部員・関口諒と恋に落ちた奈津子は、さらに榊からも言いよられて……。働く女性の本音や葛藤をリアルに描き続けてきた著者が贈る初の恋愛小説。切なくも一途な奈津子の恋に、未来はあるのか? 大ヒット『書店ガール』著者による新境地、職場恋愛小説の新たな傑作誕生!
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Posted by ブクログ
面白くて 結末が知りたくて 一気に読んだ。 実際がこうじゃツライけど 物語としては こういう切ない終わり方好き。 書店ガールで初めて読んでから 碧野圭さんは好きな作家さん。元気がもらえるお仕事小説はもっともっと読みたい。 なので このタイトルは意外で でも中身はやっぱり碧野圭さんと思った。あらすじだ...続きを読むけ聞くと もっとドロドロしたもの想像するかもだけど 実際読むとさっぱりしてる というか。情事ってイメージじゃないなぁ。 いくつでも 結婚していても 恋人がいても 人を好きになることはあるし 恋に落ちることもある。家庭があれば そりゃぁ 踏みとどまれたら それに越したことはないけど 踏みとどまれないこともあるから 恋なのでは? 雪白の月がいいかどうかはともかく 情事の終わりってタイトルは ピンとこないわ。
結婚しても人は恋に落ちる・・・でも、やっぱり落ちない方がいいんだろうな~w とはいえ、この恋に共感できる人は幸せ。 そして、共感できない人は、もっともっと幸せなのでしょう、きっと。
碧野さん作品にハマり中。 心情描写がリアルすぎて圧巻… 主人公の揺れる心に共感しかない… 終わりも良すぎた… 余韻から抜け出したくないと思ったら続編があると知り最高!
大人の小説ですね! 私も奈津子と同世代44歳なので、すんごく入り込んで読んでしまいました(笑) お互い好きなのに切ない気持ちが、本当に丁寧に描かれていると思います。関口のほうが上手?かなぁっと思っていましたが、やっぱり年上の奈津子の方が大人でしたね。 碧野さんの小説は「菜の花食堂」シリーズが好き...続きを読むで読んていましたが、テイストがガラッと変わって、大人のお話でした。 もっともっと他の小説も読んでみたいと思いました。
2008年に『雪白の月』のタイトルで単行本となったものの文庫化。 42歳の女性編集者が、作家から強引に言い寄られて年下の営業課長に助けられ、二人は恋に落ちるが、彼女をモデルにした小説を書くと言う作家の誘惑は続き、高校生の娘に心配な状況にあるなかで、彼女は健気に仕事に励む。 作家の挑発に乗って...続きを読むしまった結果、二人は仕事も家庭も捨てて駆け落ちしようとするのだが。 このラストには納得がいかない。
42歳で、夫も娘もいる文芸編集者が、7歳年下の営業部員と恋に落ちる話。展開は、ドラマなんかでもよくあるパターンなんだけど、人物描写がいい感じだし、不倫のドロドロした感じがなく、ついつい応援したくなりました。ただ切なさは残りますね。昼間の月を見ると、私も奈津子さんを思い出しそうです。
主人公の奈津子がどうも好きになれなかった。 うだうだ言ってるけど、結局自分本位じゃ。。 残された子供の方に感情移入してしまうからかな?
刺激的なお話で、でもしっかりお仕事小説で。 こんなひどい作家でも、なんとか持ち上げて原稿を書いてもらうこともあるのかな?とビックリ。 反抗的な娘としっかりと大人の話をしたところは立派と思いました。 W不倫、やっぱり女性の方が強いのかな。でも何もかも失って最後どこに行ってしまったんだろう?
編集の仕事を作家、営業、販売、書店など、取り巻く環境を丁寧に描いている「お仕事小説」であり、40代女性の「最初で最後の恋」=ダブル不倫小説であり、妻、母、嫁の立場を突きつける家族小説である。 作家は権力にものを言わせて男女の関係を強要するわ、不倫相手は逆玉の出世コースゆえ社内不倫は致命的だわと、あま...続きを読むりにステレオタイプの昭和感覚の設定には閉口する。 ただ、反抗的な娘に対して、対等な大人として向き合った毅然とした態度、名タンカは新鮮だった。主人公が一皮剥けた印象が実に見事。
42歳のヒロイン。編集者というお仕事小説、恋愛、家庭のこと、ラストまで飽きずに読めた。ハッピーエンドではないけどいつか2人は田舎のどこかで、再会しているのでは...と思えて、しまう。
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