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Posted by ブクログ
私は中学生の頃から不登校気味になり、高校は通信へ途中転学。人と関わるのが怖くなり、自分を責めたり、「自分には生きてる価値があるのか」と考えてしまう日々でした。そのため、更紗や仁科の抱える苦しみにも強く共感し、読み始めた頃は胸が苦しくて涙が堪えられませんでした。
しかし読み進めるうちに、お互いがかける言葉や向ける思い、その一つ一つがまるで私自身に語りかけられているように感じました。人との関わりを避けてきた私にとって、相手を思いやる言葉や前へ進むための言葉は、人との向き合い方を教えてくれる大切な学びでもありました。
特に心に残ったのは、「自分に必要ないものは捨てればいい。自分を苦しめるものからは離れればいい。あなたの手足はそのためにあるのだ。そして、失いたくないものは抱きしめる。自分を幸せにしてくれるものには駆け寄る。あなたの手足はそのためにあるのだから。」という言葉です。
この一節は自分を苦しめるものから離れ、大切なものを選んで生きていいのだと教えてくれました。
高校生の頃、何気なく手に取った一冊との出会いをきっかけに、「誰かの心に寄り添える人になりたい」と思うようになり、それが今の私の夢につながっています。
Posted by ブクログ
学生時代以来の読書をしよう。と思い立って選んだ本がこちらの1冊で汐見夏衛先生の"夜が明けたらいちばんに君に会いにいく"の映画が好きで、そのきっかけで出会いました。
汐見夏衛先生の本はとにかく読みやすいですね!
私は、学生時代にこの本に出会いたかったです。
主人公の更紗ちゃんが学生時代の自分と重なって共感できる部分が多過ぎて、号泣してしまいました…
"言葉"というものの難しさや力強さ、大切さを教えてくれます。
たとえ、その人の為に良かれと思って発した言葉でも、その人の感じ方によってはそれがマイナスに働くこともあるというリスク。
一方で、誰かを守ることができる盾のような役割にもなれるという力を秘めているという凄さ。
自分の気持ちを伝えることが苦手で生きづらさを感じたことがある人にもぜひ届いてほしい1冊です。
Posted by ブクログ
今の自分の思想と共鳴して、すごい刺さった。
ちょっと大げさだけど、運命の出会いみたいな感覚だった。
言葉って、人を救うこともあれば、傷つけることもある。それくらい強いのに、思った通りにはなかなか伝わらない。
同じ言葉でも、受け取る人や状況で全然違う意味になるし、そこに難しさと面白さの両方がある。
誰かを救った言葉が、別の誰かを傷つけてしまうこともある。それは時々やるせないけれど、
本当に伝えたいのは、言葉じゃなくて気持ちなのかもしれない。
気持ちを伝えるための言葉、人を救うための言葉。それに向き合おうとすること自体が、誰かにとってはもう優しさになっている気がする。
自分の一部はこの作品に救われたし、だからこそ、ただ本を消費するのではなく、受け取ったものを言葉にして、形を変えながら誰かに届けられるようになりたいと思った。
そんな素敵な連鎖の構造が、優しく、でも確かな意志で描かれている作品だった。
不器用な人たちが、言葉を通して少しずつ気持ちに向き合っていく感じがとても良かった。
Posted by ブクログ
2023/11/26
普段から自分の思いを言葉にして伝えることをせずに生きてきた高校生の更紗と、バイト先によく来る社会人の仁科さんを中心とした話。
「自分の思いや考えは言葉にして伝えた方がいい」
というこの一言に尽きる、とても読みやすい小説です。
言葉にしないで、自分で飲み込んでしまったり拡大解釈したり、思い込んじゃったりすることで現代でも色々なすれ違いが生まれてトラブルの元になったしすることも多いですが、そんなことについてもこの小説を読むことで考えることができるように思います。
文字で表記して読むのは簡単ですが、この簡単に書かれたことを実践するのが難しい。
改めて自分の生活でも意識してみなきゃと思うような小説でした。
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