【感想・ネタバレ】真夜中の底で君を待つのレビュー

あらすじ

家族や友達といるより、喫茶店のアルバイトが好きな17歳の更紗。アイスコーヒーだけで閉店まで粘る常連客の「黒縁さん」。おしゃべりが苦手な二人が、店以外で偶然出会ったのは夜の公園だった。お互いの連絡先も知らないまま始まった特別な時間は、胸に秘めた過去の痛みを解きほぐしていく。愛に飢えた彼女と愛を諦めた彼が織り成す成長の物語。

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Posted by ブクログ

自分の存在に自信が持てなくて、言葉を交わすことをためらってしまう少女と、自分の放った言葉が他人を傷つけることもあると何も書けなくなった小説家が、出会い「言葉の力」を取り戻していくストーリー。
 勝手に思い悩むのではなく、一方的な言葉でもなく「言葉を交わすこと」「ゆっくり丁寧に理解しあうこと」の大切さが染みてきます。

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2025年02月25日

Posted by ブクログ

言葉の力を信じて生きたい。

言葉にしないと気持ちは伝わらない。
相手の感情を自分で勝手に解釈しない。

言葉で誰かを救えるようにたくさん本を読んで色んな感情を知って、様々な立場から物事を見られる人になろう。そうしたら大切な人が悩んでいる時、自分が陥ったことの無い状況でも助けられるかな。

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2025年02月23日

Posted by ブクログ

ずっと真夜中の底にいるような心情だった2人が、お互いの言葉の力によって立ち直り一歩踏み出せる様子が素敵な描写で書かれており、勇気をもらえる1冊でした。

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2024年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大好きな汐見先生の本。

高校時代の孤独を感じていたときや、受験勉強のときに本に書かれた言葉に助けられたことを思い出した。
本を読むことによって、現実の行き詰まりの解決策を見いだせたり、心が救われたりした。言葉によって人を傷つけてしまうこともあるけれど、私は言葉によって人を救えるような人になりたい。
また、言葉だけでなく行動によって人を笑顔にできるように心がける。

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

2023/11/26
普段から自分の思いを言葉にして伝えることをせずに生きてきた高校生の更紗と、バイト先によく来る社会人の仁科さんを中心とした話。
「自分の思いや考えは言葉にして伝えた方がいい」
というこの一言に尽きる、とても読みやすい小説です。
言葉にしないで、自分で飲み込んでしまったり拡大解釈したり、思い込んじゃったりすることで現代でも色々なすれ違いが生まれてトラブルの元になったしすることも多いですが、そんなことについてもこの小説を読むことで考えることができるように思います。
文字で表記して読むのは簡単ですが、この簡単に書かれたことを実践するのが難しい。
改めて自分の生活でも意識してみなきゃと思うような小説でした。

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2023年11月26日

Posted by ブクログ

言葉の力と人の優しさを感じられた1冊。
汐見さんの作品は改めてとても読みやすい。

2人が成長していく様子がとても良く、あたたかみのあるストーリーだった。
よくある恋愛小説かと思ったらそうではなくそれが逆に心地よかった。
最後の終わり方が 仁科さんが彼女のしあわせを願うもので読み終えてしあわせな気分になれた。

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2023年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんなに拙くても自分の気持ちをしっかり自分の言葉にして伝えることの大切さを知れた。
私自身も更紗ちゃんと少し似ている性格をしているから、これから人間関係を築いていく上で勝手な思い込みで人の気持ちを決めつけないように気をつけようと思った。

最後お父さんとの電話で泣いた。

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2023年05月10日

購入済み

真夜中の底で君を待つ

この小説を読んで、たくさんの言葉を知りたいと思いました。言葉の力に気付きました。読めて良かったです。

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2022年12月29日

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ネタバレ

お互いがお互いを高め合って、一筋の光をみつけ、真夜中の底から抜け出そうとしているところに感動した。
小説、文字、言葉の大切さを深く感じさせられた。

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2022年11月12日

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幼い頃の親の離婚で愛と言葉の表現を知らない少女と親の押し付けが厳しく医者になれと育ったが言葉を紡ぐ作家にはなれたが読者からの言葉で傷つき闇を抱えて悩む作家の男女2人が、お互い背負った夜の闇から色んな出来事が重なり抜け出そうとする作品。

汐見さんの小説はいつも愛の言葉に溢れていて救われるお話が多いと感じた。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

当たり前のことを、とても優しい言葉で、とても優しい物語で伝えようとしているのがひしひしと伝わってくる作品。
胸の内を上手く出せない苦しさと、それを上手く出せた時の晴れやかさ。その対比が結末のページの色を変化させていた。

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2025年04月12日

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自分の親から自分はどう思われていたのか
都度 回想する本でした。
汐見夏衛先生の作品は、読者に寄り添ってくれるのは勿論、寄り添っていいよと読者へエールを送ってくれる作品が多いから大好きです。

自分の心が深く傷つき、鬱になりかける家庭環境で育った彼が
どうしてあんなにも優しい人に育ったのか。
(その感性をどのように覚えたのか)
ずっと気になっています。

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2025年03月31日

Posted by ブクログ

まいったなぁ。面白かったよぉ。

14歳の娘が「まあまあ、面白い。パパ、読む?」と言って渡された本。
娘はライトノベルの恋愛どっぷりで、どっちかが死んじゃう系が好きだから、その先入観たっぷりで読み始めた。
途中までコミュ障気味(言葉がきつくてごめんなさい)の男女が徐々に惹かれあっていくので、上述の先入観で「で、どっちが死ぬねん?」なんて思いながら読み進めていたが、単純な好き好き大好きにならない。チューもしない。
それどころかラスト近くで、自分を変えようとするヒロインが父親に電話する場面で、2人の娘を持つ父親である私の目をウルウルさせてくれた。
ラストも刺さって、彼氏の方は小説家で、その創作の意義を滔々と語るくだりがある。私も趣味で小説を書くので、「そう、そうなんだよ!何かひとつでも読んでくれる人に伝えたいだよ!」と共感してしまった。。。
14歳の娘には「まあまあ」でも、小説を書くのが趣味で2児の父親の私には、ぐっ!と刺さる小説でした!!

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2024年10月09日

Posted by ブクログ

昨今の「泣かせればいいんでしょ?」のような内容とは違って、自分が求めていた静かで落ち着いて?読める話でした。あと、「言の葉の庭」に近いものを感じました。
言葉にして伝えないと気持ちは伝わらないことを再認識させられます。しかし、作中にある通り「言葉」は聞き手の捉え方によって武器にも盾にも鎧にもなってしまい、使い方が難しいことを教えてくれます。

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2024年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分も更紗と同じで、思っていることを言葉にすることがあまり得意ではない。

人に怒られているとき、心では様々な感情や相手に言い返したいことが溢れ出てくるのに、実際には
口に出さず、黙って気持ちを押し殺してしまっている。

また、焦ったり不安になると涙が出てきて止まらなくなる。なんで泣いているのと聞かれたときにも
答えは心の中で決まっているのに口に出すのが難しく、時間がすぎるのを待つことしかできない。

「思っていることは言葉にしないと伝わらない」と親によく言われるが、確かに言葉にしないと相手には伝わらないし、自分の気持ちをわかってもらえないけど、まず言葉にすることにすごく勇気がいるし、自分の気持ちを言葉で表現するってことに難しさを感じる。

でも時には自分から発言したり声をかけることで同じ思いをしている人を見つけられたり、人との関わりがうまく行ったりする。
相手にとってはちょっとしたことでも自分にとっては心の支えになるくらい助けられたり、その経験を活かして他の人を救うことだってできる。

言葉は常に自分達の周りにあって、心を温めてくれるような良いこともある反面、この本の主人公2人の過去みたいに心に深く刺さって抜けないような凶暴な矢にもなる。

実際に自分も心が痛めつけられたことはあるし、無意識に人を傷つけていることも少なくともあると思う。人間関係に悩みはつきものだし、語弊や誤解をうんだりすることも多々あるけど、そのまんまにして後悔したり、ずっと考えるより言葉にして正したり伝えるほうがよっぽどいいと思う。

勇気を出して伝えたのに思った通りにならないことだってあると思うけど、言葉にできたことってすごいし心に少しだけ余裕ができるから、たまには思い切ることも大事だなと考えさせられた作品でした。
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これは他の人にも言っているけど、1番はこれからの自分に向けて書いたことなのでそこまで深く考えないで下さい。

最後まで読んでくれた人はありがとうございます。
長文になってしまい申し訳ございませんでした。


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2024年04月01日

Posted by ブクログ

深呼吸して、とんとんとん。
深く息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。
目を瞑ったまま、軽く握った手で傍らの机に触れ、そっとノックをするように三回叩く。
悪いことが起こりませんように。
何もかもうまくいきますように。
たくさんの幸せが訪れますように。
大丈夫、大丈夫。
もう何も怖くない。
もう何百回、何千回と繰り返してきたから、おまじないの言葉は、まるで息をするようにすらすらと出てくる。
こんなおまじない、効果なんてない。
祈りも励ましも、意味なんてない。
そう分かっているのに、気がつくと私はいつも、誰もいない部屋の片隅で、ひとり机を叩いている。

読書感想文なんてね、そんなに気負わなくていいんですよ。
美味しいお店を見つけたり、面白い映画を観たりしたとき、みなさんSNSに感想を書いたりするでしょう。
とっても良かったから、友達におすすめしたい、という純粋な気持ちで。
読書感想文というのは本来そういうものと同じで、自分が気に入った本を友達に紹介するようなものです。
食べ物や映画みたいに、自分の好きな物を誰かに推薦するつもりで分かりやすく丁寧に、でも何より思ったことを素直に、書けばいいんですよ。

大丈夫かと訊かれると、大丈夫と答えてしまいますよね。
どうして人は、本当は全然大丈夫じゃなくても、大丈夫だと言ってしまうんでしょうね。

たいていのことは、言語化してしまえば随分すっきりするんじゃないかなあ、と僕は思います。
自分の中のもやもやした思いを、言葉にしてみるんです。
そうすると、もやもやが形になる。
ぼんやり広がっていたものが少し小さく固まって、そのぶん頭がすっきりして、気持ちが落ち着いてきて、見える景色が広がるんです。
そうしたら、今まで全く気がつかなかった解決策が見えてくることもあります。

悩み事というのは、よく分からないままで心に溜め込んでいるのが、いちばん良くないんじゃないかなと、僕は勝手に思っています。
だから、言葉にして、形を与えて、見やすく、とらえやすくするんです。
誰かに話す必要は必ずしもありません。
自分の中で言語化するだけでも、随分違うはずです。
形のない正体不明のものよりは、形あるもの、はっきり姿が見えるもののほうが、対処しやすいからです。

私は話すのがうまくないので、なんていうか…変な言い方をして、相手に嫌な思いをさせちゃったり、傷つけちゃったりするのが怖いんです。
だから、黙ってたほうがいいかなって思って、余計なことは言わないようにしてます。

言えなかった言葉や、飲み込んだ言葉が、あなたの胸の中には、溢れそうなくらい溜まっているんじゃないでしょうか。

気持ちを言葉にするって簡単じゃないですよね。
でも、「言葉の力」というものがあると思うんです。
自分の感情を的確に表現したり、それを相手にちゃんと伝えたりする力、と言えばいいでしょうか。
たとえば「なんかもやもやする」では、自分を悩ませているものを形にすることができません。
そうすると、自分の気持ちとは違う解釈をされて、全く望んでいないことをされたり言われたりしてしまうかもしれない。
だから、なるべく自分の思いを正確に言語化できるように、本を読んだり映画を観たり人と話したりして、たくさんの言葉を浴びて、たくさんの言葉を覚える必要があるんだと、僕は思っています。

これまで生きてきて、誰かから言われたことが胸に突き刺さって抜けないことは数え切れないほどあったし、逆に誰かの胸に剣を突き立ててしまったこともきっとたくさんあった。
そのせいで、たくさん失敗したから、言葉は怖いと思うし、あえて言葉にすることを避けてきた。

私いつも格好つけて、平気なふりというか、大丈夫なふりをしちゃうので…
それって、相手にばれたらいちばん格好悪いことだよなって、ちょうど最近考えてたところだったので。

僕は言葉に対する向き合い方に真摯さが足りなかったのだと、思い知らされました。
自分とは違う背景や考え方、感じ方をもつ他人の立場に立って考えることができていなかった。
全く悪意のない、希望や祈りを込めた言葉でも、誰かを傷つけることがあると、分かっていなかったんです…。

大人だって、悩んで苦しんで、誰かを羨んで自己嫌悪に陥って、格好悪く足掻いてばかりです。

小説は消費されるものだ。
後世に残り古典となっていく一部の作品を除いて、僕の作品のような有象無象は、消費される一時的な娯楽だ。
何度も読み返されることはほとんどない。
一度読んだら終わりで、十日も経てば内容すら忘れられているかもしれない。
新刊が出るたびに買ってくれていた読者も、みないつかは卒業していく。
それでも全くかまわない。
ただ、僕の小説を読んでくれた誰が、何年も先の遠い未来でも言い、いつかどこかで、悲しみや苦しみを抱えているときに、僕の言葉を思い出して、それが一筋の光になって、その心をほんの少し、ほんの一瞬でも温かくすることができたら、それ以上に幸せなことはない。

僕にはまだ語れる言葉がある。
語りたい言葉が、語らなくてはいけない言葉がある。

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2024年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

言葉は自分を守る盾にもなるし、誰かを傷つける槍にもなる。
傷つけるから、心配掛けるから言わないって封じ込めた言葉たち。
思い切って言ってみたら、案外相手は全然違うことを考えていたり気にしていなかったり様々なことが多い。
更紗が自分に対して抱いていたマイナスな考えは、自己完結した思い込みで(言い方は悪いですが…)周りは一つ一つの丁寧な言動をちゃんと見てくれていた。

周りは自己完結した評価とは当然別軸で自分のことを評価してくる。
自分は周りの人が普段どんなことをしているか知らないからそれを評価することはできない。でもその人たちと過ごした時間から仕事を放棄しないのを知ってるから、落ち込んでても「大丈夫、なんとかなる」って言うことができる。
自分の中でこのことを言語化することができなかったけどこの本を読んで確信を得た気がします。

作中には、自分が内々に思っていることをちゃんと伝えることの大切さがこれでもかと出てきますね。
言いたいことがなかなか言えない時には読み返したいなとおもいます。
更紗がお母さんにもう一度連絡して、どうなるかが気になってちょっとモヤモヤしたなぁ…。
成長の物語だから『電話しようと思う』で確かに完結できるからおかしい!!と批判するつもりはないんですがあったら良かったな〜って思いました。
長文失礼します。

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2024年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

言葉の大切さがわかる物語だった。
綺麗事を諦観するよりも行動してみることが自分を嫌いにならない1つの道なのかなと思った。
「格好つけるのって、いちばん格好悪いですよね」がなんかわかるし、良い言葉だなと思った。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

言葉の大切さを強く感じた。
自分も感謝の気持ちを伝えられてなかった人に、今さらだけど遅くなってもいいから伝えようと決めた。

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2023年04月29日

Posted by ブクログ

言葉にして伝えることの難しさや大切さを感じる本でした。
仁科さんの暖かい人柄に、更紗の優しい気持ちに読んでいて暖かくなり、そんな人もいるのに自分は何て冷たい人間なのか、冷たい感情を持っているのか反省してしまいました。何も言わずに相手の気持ちを自分なりに解釈して思い込んでしまったが故のお父さんとのすれ違い。言葉って本当に大切で難しい、そして優しいと感じました。


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2023年03月05日

Posted by ブクログ

成長をメインテーマにした若い人向けの本かなと感じるお話でした。
すぐ感情移入してしまうので、夜に読んで泣いてしまって目が腫れてしまいました。
優しく見守りたくなる話でした。

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2023年01月19日

Posted by ブクログ

登場人物がみんな優しくて、始終心が温まるようなお話でした。
作品の雰囲気がすごく好きだったので、同じ作者さんの他の本も読んでみたくなりました!!

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2022年10月08日

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暗い内容ではあるけど、言葉や表現が柔らかくて自然に入ってくる。
言葉は救いにもなるけど棘にもなる。だけど伝える事で自分の盾になる。凄く考えさせられました。自分を守る為にも相手にしっかり言葉で伝える事、変な解釈をされたりしない為にも思いを伝える事は大事だと改めて学びました。

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2025年11月22日

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ネタバレ

午後から予定があったから午前中に読んだ。
読み切れた。
初めて聞く人の本。あんまり恋愛系の小説は読んでこんかったけどくどい感じの本じゃなかったからよかった。恋愛!って感じでもなかったし。
セリフも多めで読みやすかったし半日で読み終わった。
けどこの人の作品をまた読みたいとはならんかなー。割とドラマとかフィクション系の王道をいってる感じがした。
両親が離婚してて親の愛に飢えてる女の子が内気で学校では浮いてるけどバイト先では好かれてて、あるお客さんと仲良くなって夜の公園でいつも話す仲になって、そしたらその人が実は一時期有名だったイケメン小説家だった。っていう。ほんで更に実は小さいころ遊園地で助けてくれてた人やったという。理想というか誰もが憧れるシチュエーションというか。
お父さんとも和解して感動したとこもあったけど、泣かせに来てる感。ストレートに没入して楽しめる感じではなかったかも。
嫌いじゃないけど湊かなえとかそっちの方が私は好きかなー。

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

白川更紗
小学生から父とふたり暮らし。喫茶店『珈琲カナリア』でアルバイトをしている。

中野
クラス担任。

三尾
『珈琲カナリア』で大学生のころからバイトして、そのまま正社員として就職し、三年前から店長をしている女性。

北岡
男子大学生。『珈琲カナリア』のバイト。

黒縁さん
仁科。『珈琲カナリア』にいつも夕方に来店して、駅前通りに面した窓際のカウンターの端っこに座る若い男。

花村
『珈琲カナリア』に新しく入った女子大生のバイト。

安井
クラスメイトの男子。

竹田
クラス委員。

加藤
クラスメイトの女子。

山口
現代文の先生。

コンビニの店員

更紗の父

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

言葉や文字で表現することの大切さに改めて気付かされた。
汐見先生の本は文章が読みやすいから好き。すらすら文章が頭に入ってくるから、また次の本が読みたくなる。

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2024年10月26日

Posted by ブクログ

普段読まない本だろうなと手にしたら何か吸い込まれるような装丁だった
物語は深い話でもなく、過剰に悲劇のヒロイン要素が多いように思えた(狙いの対象年齢じゃないと分かって読み始めてる)だから10代向け?を感じてしまった
けれど言葉が詰まって出てこない場面や夜ひとりの場面は刺さるものがあったし、ラストは優しさと優しさの素敵な物語だったなと

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2024年09月01日

Posted by ブクログ

他の作品とは違う良さが出ていると思いました。汐見さんにしか出せない表現がとても好きです。汐見さんの作品がお好きな方にオススメします!

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

黒縁さんが出てきて、ああこの人が多分汐見さんなんだろうとおもった。何も知らないから何も言えないけど、きっとそうやってこの人も言葉を紡いできたんだろうなと
高校生みたいな本だったな

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2024年03月03日

Posted by ブクログ

言葉は人それぞれ受け取り方が違うが、
言葉にすることで思いを共有できるため、
伝えることの大切さを感じた。

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2023年10月13日

Posted by ブクログ

波風立てず、静かに、最低限の人付き合いを好む女子高生が、バイト先の常連さんと会話したことをきっかけに、少しずつ世界が動いていく…
さらっと読めます。最終章であらっ♪となりました。

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2023年03月02日

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