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5.0毎月発売! 世界で唯一の百合専門誌 2026年度の百合姫はチェリ子先生の表紙が目印! 1月号は、百合姫初連載の紬めめ先生「ひなちゃんが生きてるなら」が20周年新連載攻勢第5弾として巻頭カラーで開幕! センターカラーは、コミックスも発売の未幡先生「私の百合はお仕事です!」とくわばらたもつ先生「ぜんぶ壊して地獄で愛して」。20周年記念12ヶ月連続特別読切第5弾は、Sal Jiang先生「玉緒乃恋」です! ●表紙:チェリ子 ●巻頭カラー:《新連載》紬めめ[ひなちゃんが生きてるなら] ●センターカラー:未幡[私の百合はお仕事です!]/くわばらたもつ[ぜんぶ壊して地獄で愛して] ●連載作品:当麻[君のせいなんだから、責任とってよね。]/あげはる[晴れた日のドレスコード]/竹嶋えく[ささやくように恋を唄う]/青乃下[私の推しは悪役令嬢。]/岩見樹代子[今日はカノジョがいないから]/なもり[大室家]/なもり[ゆるゆり]/樫風[キミが吠えるための歌を、]/仁科[春の光に呑まれても]/しぼりかすこ[現実世界でも幸せにしてくださいね?]/伊月クロ[彩純ちゃんはレズ風俗に興味があります!]/焼肉定食[アンドロイドは経験人数に入りますか??]/FLOWERCHILD[映しちゃダメな顔]/雨水汐[僕らのアイは気持ち悪い]/尾野凛[私だって青春したいですよ、本当は。]/アシダカヲズ[超深宇宙より愛をこめて]/ひあるろん&達磨[小春と湊] ●読切:Sal Jiang[玉緒乃恋] ●特集:《最新情報》『コミック百合姫創刊20周年記念 百合姫展』/《鋭意製作中!》TVアニメ『きみが死ぬまで恋をしたい』/《好評放送中!》TVドラマ『ふたりエスケープ』 ●巻末コラム:こばらゆうこ[フィルムに咲く百合の花を集めて君に贈りたい]/ムロマキ[ドイツのBL女子が百合に出会って女王と呼ばれるようになった話]/東かほり[オフレコ×ガールズトーク]/星井七億[こじらせろ!百合妄想!] ※電子版「コミック百合姫」内に掲載されている広告・情報・価格は紙版で発行した当時のものとなります。電子版には付録は含まれておりません。プレゼント・アンケート等は締め切りが過ぎているものや受付対象外のものもございますので、何卒ご了承ください。
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4.2やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。 その主催者は誰からも好かれる女子高生・寄河景だった。 善良だったはずの彼女がいかにして化物へと姿を変えたのか――幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた“最初の殺人”を回想し始める。 「世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だから」 変わりゆく彼女に気づきながら、愛することをやめられかった彼が辿り着く地獄とは? 斜線堂有紀が、暴走する愛と連鎖する悲劇を描く衝撃作!
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5.0「ミステリーズ!」の後継誌ついに創刊。コンセプトは、国内外のミステリ、SF、ファンタジイ、ホラーを刊行してきた東京創元社による「総合文芸誌」。『蝉かえる』で第74回日本推理作家協会賞、第21回本格ミステリ大賞W受賞の櫻田智也が贈るシリーズ最新作。第21回本格ミステリ大賞の全選評も一挙掲載。さらに、第18回ミステリーズ!新人賞受賞作「三人書房」ほか、充実の創刊号。/【目次】『紙魚の手帖』創刊にあたって/【創刊記念特別エッセイ】投げ込みマガジン〈紙魚の手帖〉戸川安宣/【受賞作決定!】第31回鮎川哲也賞 選評 辻 真先・東川篤哉・麻耶雄嵩/第18回ミステリーズ!新人賞 選評 大倉崇裕・大崎 梢・米澤穂信/【第18回ミステリーズ!新人賞受賞作】三人書房 柳川 一●第18回ミステリーズ!新人賞受賞作。若き日の江戸川乱歩を描く、流麗な謎解き譚/【第21回本格ミステリ大賞全選評】第21回本格ミステリ大賞受賞作決定!/第21回本格ミステリ大賞選考経過/受賞の言葉 [小説部門] 櫻田智也 [評論・研究部門] 飯城勇三/選評 小説部門/選評 評論・研究部門/【日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞受賞第一作】白が揺れた 櫻田智也●ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、悲劇の真相は?〈エリ沢泉〉シリーズ最新作!/【読切】ゼロ 加納朋子●私の元にやってきたのは、カフェオレ色の天使だった。少女と犬の絆を描く最新ミステリ!/スフレとタジン 近藤史恵●コロナ禍の影響で志村さんが講師で始めた〈パ・マル〉の料理教室。タジン鍋を使うモロッコ料理を……。/フォトジェニック 秋永真琴●カメラを構える彼女の目に、この世界は、僕は、どんなふうにうつっているんだろう? 気鋭が贈る傑作掌編。/108の妻 石川宗生●点描の妻、夢見る妻、革命家の妻、お品書きの妻……様々な「妻」をお楽しみください。/セリアス 乾石智子●ひっそりと暮らす魔道師夫婦、彼らの秘密とは……/魚泥棒は誰だ? ピーター・トレメイン 田村美佐子 訳●修道院の厨房で起きた二件の事件をフィデルマが解き明かす/【INTERVIEW 期待の新人】千田理緒『五色の殺人者』/大島清昭『影踏亭の怪談』/【BOOKREVIEW】[文芸全般]瀧井朝世/[国内ミステリ]宇田川拓也/[翻訳ミステリ]村上貴史/[SF]渡邊利道/[ファンタジイ]三村美衣/『紙魚の手帖』創刊記念読者プレゼントキャンペーン/執筆者紹介/編集後記・次号予告
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3.5実力派作家の書き下ろしと「百合文芸小説コンテスト」発の新鋭が競演する、珠玉のアンソロジー。百合小説の〈今〉がここにある。 【著者略歴(五十音順)】 ・アサウラ 1984年生まれ。TVアニメ『リコリス・リコイル』ストーリー原案など。 ・小野繙(おの・ひもとく) 1996年生まれ。第4回百合文芸小説コンテスト・河出書房新社賞受賞。 ・櫛木理宇(くしき・りう) 1972年生まれ。『ホーンテッド・キャンパス』『死刑にいたる病』など。 ・坂崎かおる(さかさき・かおる) 1984年生まれ。第4回百合文芸小説コンテスト・大賞受賞。 ・斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆうき) 1993年生まれ。『恋に至る病』『楽園とは探偵の不在なり』など。 ・南木義隆(なんぼく・よしたか) 1991年生まれ。『蝶と帝国』「月と怪物」など。 ・深緑野分(ふかみどり・のわき) 1983年生まれ。『ベルリンは晴れているか』『スタッフロール』など。 ・宮木あや子(みやぎ・あやこ) 1976年生まれ。『雨の塔』『ヴィオレッタの尖骨』など。 ◎カバー装画=めばち ◎カバーデザイン=名和田耕平デザイン事務所
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4.2話題沸騰の傑作アンソロジー待望の文庫化! 百合って、なんだろう。 彼女と私、至極の関係性。“観測者"は、あなた。 新学期初日、彼女を見つけた。窓際の一番後ろの席でうたたねしている姿から目が離せなくなった…(「椿と悠」)。 なぜ最強の姉妹は近付く“観測者”を片っ端から殺していくのか。彼女たちを追い異国の地へ…(「恋澤姉妹」)。 百合――女性同士の関係性をモチーフに豪華作家陣が描く珠玉の七編とそれを彩る七点のイラスト。究極のコラボレーションが実現! 相沢沙呼「微笑の対価」/扉イラスト 清原紘 青崎有吾「恋澤姉妹」/扉イラスト 伊藤階 乾くるみ「九百十七円は高すぎる」/扉イラスト 郷本 織守きょうや「椿と悠」/扉イラスト 原百合子 斜線堂有紀「百合である値打ちもない」/扉イラスト たいぼく 武田綾乃「馬鹿者の恋」/扉イラスト けーしん 円居挽「上手くなるまで待って」/扉イラスト toi8 カバーイラスト/100年 カバーデザイン/円と球
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4.2遠未来の宇宙。始祖ゴールデンバウムによる王朝樹立以降、専制君主と門閥貴族が支配する銀河帝国と、その独裁に抵抗する人々が作り上げた民主主義国家・自由惑星同盟(フリー・プラネッツ)、帝国領でありながら陰で権力を操ろうと画策するフェザーン自治領(ラント)──三つの勢力によって構成された銀河の盤面で繰り広げられる英雄たちの闘争と栄光を描いた宇宙叙事詩は、刊行から現在に至るまで日本SFの金字塔として永らく読者を魅了し続けている。『銀河英雄伝説』を愛してやまぬ作家たちが捧げる6編を収録する公式トリビュート集。/【収録作】序文=田中芳樹/「竜神滝(ドラツハ・ヴアツサーフエル)の皇帝陛下」小川一水/「士官学校生の恋」石持浅海/「ティエリー・ボナール最後の戦い」小前亮/「レナーテは語る」太田忠司/「星たちの舞台」高島雄哉/「晴れあがる銀河」藤井太洋/著者のことば
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3.8失われた夢の国へようこそ 巨大すぎるクローズドサークルで連続殺人発生!? 衝撃の全編リライト! 待望の文庫化!! 銃乱射事件で閉鎖された遊園地・イリュジオンランドへ、廃墟コレクターの資産家・十嶋庵が二十年ぶりに人々を招く。廃墟マニアの元コンビニ店員・眞上永太郎をはじめとした招待客が、廃園の所有権を賭けた宝探しに挑戦する最中、串刺しになった血まみれの着ぐるみが見つかり……。驚愕の廃墟×本格ミステリ長編! 文庫版あとがき収録。 【目次】 プロローグ 第一章 失われた夢の国 第二章 着ぐるみに死す 第三章 燃える迷宮 第四章 事件は巡る、星は回る エピローグ 文庫版あとがき カバーイラスト/Add your name カバーデザイン/坂野公一(welle design)
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3.0「お願い。私が間違っているのなら、今ここで宮嶺が止めて。」 僕の恋人、寄河景──誰もが憧れる完璧なカリスマ少女。 だが彼女は、自ら手を下さず150人以上を自殺に追い込む自殺教唆ゲーム、『青い蝶』の主催者だった。 唯一その秘密を知る幼馴染みの僕は、小学生の頃に“ヒーローになる”と誓った約束に導かれ、彼女を守ろうと決意する。 僕は何度も想像した。 もし彼女の才能が正しい方向に使われていたら──と。 しかし、景の闇は深く、その背後にはふたりの過去と因果が絡み合っていた。 モラルと愛情の間で揺れる心が、やがて誰も予想できない結末を引き寄せていく──。
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3.8多くの読者から支持を集める「どんでん返し」シリーズ。今作でも、いま最も読みたい気鋭の作家が集合した。アイドルグループに所属する主人公の企みを描いた――芦沢央「踏み台」、殺し屋という裏の顔を持つ男が遭遇した事態とは――阿津川辰海「おれ以外のやつが」、時代ミステリーならではの動機に目を瞠る――伊吹亜門「遣唐使船は西へ」、残された手紙から謎を読み解く――斜線堂有紀「雌雄七色」、そしてクローズドサークル+ロジック――白井智之「人喰館の殺人」。少しの時間で大きな驚き。圧巻のミステリーアンソロジー。
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4.01巻748円 (税込)メディアワークス文庫創刊15周年を記念して、三秋縋、時雨沢恵一、高畑京一郎などレーベルを代表する豪華作家が大集合した最強アンソロジー。 トキメキも切なさもほっこりもワクワクも全て網羅した、今届けたい15編を収録。どんな気持ちにも寄り添い、どこから読んでも楽しめる。今をときめく豪華作家陣があなたに贈る、15ページの物語。 図書室で見つけたのは、異なる時が流れる魔法の小部屋?(『余白の隠れ家』)ある日届いた手紙は二十年後の自分から?(『前略 十五の僕へ』)など、15ページとは思えない超濃密な展開に没頭すること間違いなし! 【参加作家一覧】 三秋縋/佐野徹夜/松村涼哉/斜線堂有紀/一条岬/綾崎隼/村瀬健/こがらし輪音/青海野灰/古宮九時/遠野海人/天沢夏月/入間人間/時雨沢恵一/高畑京一郎
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5.0中堅ティーン誌で細々と読者モデルをしている小櫛一琉(こぐし いちる)。彼女は撮影で訪れた古いお屋敷で、「引き出しに入れたものが100年前に送られる」不思議な机を見つける。そして、机を通して手紙を送ってきた大正時代の少女・日向静(ひなた しず)と偶然の出会いを果たし、文通をすることになる。マスクを手放せない窮屈な生活に辟易する一琉と、百年後の世界に憧れる好奇心旺盛な静は、手紙を送り合う中で次第に心を通わせていく。しかし、二人が気付かぬうちに、彼女たちの運命を狂わせる大きな事件が迫っていた。令和と大正――遠く離れた時代を生きる二人の少女が織りなす、時を超えた絆の物語。 ※本作品は「コミック百合姫」2021年1~12月号掲載の表紙小説を電子書籍化したものです。 ※雑誌掲載時のイラストもすべて収録しております。
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5.0
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-「お願い――キスして」 幼少期、6人の少女とともに誘拐監禁された記憶を持つ青年・箱崎有生。大人になり平穏な日々を送る有生の前にあらわれた女の子は、いきなり彼にキスを迫ってきて……!? 有生に告げられた、たった一つの「ルール」。女の子たちと、24時間に1度キスをすること。もしキスしなければ彼女たちは――頭が爆発して死ぬ。有生は女の子たちを死の運命から救うため、彼女らと「毎日キスする」ための共同生活を始めることに。閉ざされた箱庭で、物語が廻り出す。彼女たちの嘘と真実を見極め、有生はたった一人の運命の相手を見つけ出すことができるのか。鬼才・斜線堂有紀が贈る、漆黒のハーレムラブストーリー。
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-やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。 その主催者は誰からも好かれる女子高生・寄河景だった。 善良だったはずの彼女がいかにして化物へと姿を変えたのか――幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた“最初の殺人”を回想し始める。 「世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だから」 変わりゆく彼女に気づきながら、愛することをやめられかった彼が辿り着く地獄とは? 斜線堂有紀が、暴走する愛と連鎖する悲劇を描く衝撃作! 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
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4.3二十八歳の地下アイドル、赤羽瑠璃は、男の部屋のベランダから飛び降りた。男といっても瑠璃と別に付き合っているわけではない、瑠璃のファンの一人で、彼女が熱心にストーカーしているのだ。どうしてそんなことをしたのか、話は四年前にさかのぼる・・・(『ミニカーだって一生推してろ』)。天才ファッションデザイナー・灰羽妃楽姫は、二八歳の誕生日プレゼントに、ガラスの靴を受け取った。送り主は、妃楽姫がいつか結婚すると信じている男、妻川。しかし次の瞬間彼女が聞いたのは、妃楽姫以外の女との、妻川の結婚報告だった・・・(『きみの長靴でいいです』)。他4編。斜線堂有紀の初の恋愛小説集。
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3.8――沙漠の国で奇跡が起きる―― 第157回直木賞候補作にして、第49回星雲賞受賞作! 受賞歴多数、最注目の新鋭・宮内悠介が描く、爽快すぎる冒険譚! 沙漠の小国家、アラルスタン。日本人少女ナツキは紛争で両親を失い、国の教育機関“後宮”に引き取られることに。 同じ境遇の仲間と気楽な日々を過ごしていたが、大統領が暗殺され情勢は一変。 国の中枢のほとんどが逃亡、反政府軍が襲来する絶体絶命の危機に陥ってしまった! ナツキは仲間の立ち上げた臨時政府に参加し、自分たちの居場所を守るために奮闘するが……。 どんな困難も笑い飛ばして明日に進む、乙女たちの青春冒険ストーリー!
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4.3“百合”って、こんなにも自由。 新時代の名手が魅せるさらなる高み。 全編新作アンソロジー! あなたの気持ちが知りたい。喜びも苦悩もその先も。 珠玉の六編とそれを彩る六点のイラスト。 究極のコラボレーションが実現! 青崎有吾「首師」/扉イラスト いくたはな 織守きょうや「いいよ。」/扉イラスト むっしゅ 木爾チレン「最前」/扉イラスト タカハシマコ 斜線堂有紀「最高まで行く」/扉イラスト あきやまえんま 武田綾乃「恋をした私は」/扉イラスト くわばらたもつ 円居挽「雪の花」/扉イラスト 高河ゆん カバーイラスト るぅ1mm カバーデザイン 円と球
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4.3そこは、わずかな割合で有翼人(イカロス)が生まれる世界の日本――自由奔放な性格の女子高生・自在はるかは、奇跡的に大学に合格して、気ままな学生生活を送ることができると思っていた。しかし、国会でイカロスを社会的に監視する法案が可決されたことにともない、はるかの合格は無効になり、空を飛ぶことにも政府の許可が必要になってしまう。真綿で首を締めるようにイカロスへの規制が厳しくなっていき、やがてそれは、人間とイカロスとの決定的な対立へと向かっていく。果たして、はるかの運命は!?2000年にNHK-FMでラジオ・ドラマ化もされた、著者初期作品の傑作が加筆・修正の上、復活!!
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3.4歴史は変えられる――物語ならば。色とりどりの“if”の世界に飛び込む、珠玉のSFアンソロジー。 ★収録作品★ 石川宗生「うたう蜘蛛」 死ぬまで踊り続ける奇病が蔓延したイタリア。 頭を抱える総督の前に、「この流行り病を収束させてみせましょう」と嘯く錬金術師が現れる。テオフラトゥス・フォン・ホーエンハイムと名乗るその男が披露したのは、奇天烈な治療法だった。 宮内悠介「パニック――一九六五年のSNS」 一九六五年の日本。そこには「ピーガー」というSNSが存在した。 ベトナム戦争の取材で一時行方不明となった作家・開高健。帰国した彼を待ち受けていたのは、「ジコセキニン」という非難の嵐。世界初の炎上事件の謎を紐解いた先に待っていた真実とは。 斜線堂有紀「一一六二年のlovin' life」 和歌を“詠訳”する平安時代。 “詠語”ができないけれど詠む歌は一級品の歌人・式子内親王の前に現れた一人の女房によって、世界が一変する。 小川一水「大江戸石廓突破仕留(おおえどいしのくるわをつきやぶりしとめる)」 南北四里、丈百尺、厚さは二間。その江戸には巨大な石壁「大廓」が横たわっていた。 一体、その石壁は“何”から江戸を守っているのか――? 明暦三年一月。燃え上がるあの日の真実が紐解かれる。 伴名 練 「二〇〇〇一周目のジャンヌ」 一四三一年五月三十日、フランスの英雄ジャンヌ・ダルクは今まさに火刑に処されたーーはずだった。 しかし目を覚ますと、処刑の朝に時間が巻き戻る。彼女にもたらされた「奇跡」の正体と代償とは。 ★絶賛の声続々!★ 石川宗生「うたう蜘蛛」 読後きっとあなたも現実と虚構の間で踊ることになるだろう。 ――三宅香帆(書評家) 宮内悠介「パニック――一九六五年のSNS」 ifによる歴史改変ではなく、タイムラインを遡り、生き証人たちにSNSの闇と真実改変の仕組みをRT(回顧)させ、“真実”というif(畏怖)の匂いを解き放つ! ――小島秀夫(ゲームクリエイター) 斜線堂有紀「一一六二年のLovin’Life」 読むごとに打ちのめされる。斜線堂有紀には、底も果てもないのか。 ――池澤春菜(書評家) 小川一水「大江戸石廓突破仕留」 明朗時代劇と歴史改変SFの完璧なマリアージュ。 ――大森望(書評家) 伴名 練「二〇〇〇一周目のジャンヌ」 「あなたは神を信じますか」いやぼくがいるから神もいるんだが。 心から神を疑わない人間はいるのだろうか? ――でびでび・でびる(VTuber)
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3.8シリコンバレーで起業した30代後半、日系3世の女性レイ。 80年代アメリカの小学校時代に周囲から受けた壮絶ないじめの後遺症を今も抱えながら、黒人の同僚とコンビで自社製品のプレゼンに駆り出される日々を送る。 精神安定剤を手放せないレイは、大仕事を前に休暇を命じられ、旅に出る。 日系1世の祖父母が戦中に入れられたマンザナー強制収容所、レイの母がひとり暮らすリトル・トーキョー。自らのルーツを歩いたレイは、目を背けていた本心・苦しみの源泉を知った。 複雑な形で差別の問題が日常にある3世の苦しみ、母親との関係。 日本とは、日本人とは、私とは何か――。 VRや音楽のミキシングアプリを対比させ、問題を鮮やかに巧みに 浮かび上がらせる。「マイノリティとしての私たちのこと」を問いかけた傑作。 第30回三島賞受賞。芥川賞候補。 「一読者として非常に感銘を受けた」平野啓一郎(選考委員) 様々な人種が暮らし、薬物の誘惑も幼児虐待も当たり前に転がるニューヨークで、女子プロレスラーとして働く姉の稼ぎで小学校時代を送った。やがて当たり前のように、一つの悲劇が起こる――日本人青年が、かつての生活を振り返る「半地下」も収録。 解説・鴻巣友季子 ※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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3.0「叶う願いが願いなものか」 --斜線堂有紀が描く「カミ」と青年達の幻想奇譚、開幕。 「カミ」と呼ばれる存在へ「覡(げき)」という神職が舞や音曲を奉納することで地域の平安や願いを承認される世界。覡は各國の「舞奏社(まいかなずのやしろ)」に所属し、舞奏(まいかなず)を行う。社に所属し覡になれるのは、特殊な痣--化身(けしん)と実力の伴った人間のみ。 「いつも同じ悪夢を見る」。名探偵・皋所縁に解決不可能な事件はない。たとえ起きた悲劇の後始末しか出来ないとしても、自分のやっていることには意味がある。なによりも人間の可能性を信じている。その思いが、彼を動かしていた。しかし、皋所縁はとある事件をきっかけに探偵を辞めた。(「線上の十三階段」)他、全6話を収録。奇縁・約束・代償――。これは6人の覡がそれぞれの“宿命”と出会い、対峙するまでの物語。 「神神化身」IIVレーベルより刊行!
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-「休学中の秀才・嗄井戸高久(かれいどたかひさ)を大学に連れ戻せ」。留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎(なおさき)は、教授から救済措置として提示された難題に挑んでいた。しかし、カフェと劇場と居酒屋の聖地・下北沢の自宅にひきこもり、映画鑑賞に没頭する彼の前に為すすべもなく……。そんななか起こった映画館『パラダイス座』をめぐる火事騒動と、完璧なアリバイを持つ容疑者……。ところが、嗄井戸は家から一歩たりとも出ることなく、圧倒的な映画知識でそれを崩してみせ――。 ※本電子書籍は、『キネマ探偵カレイドミステリー』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
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3.0東アフリカの大国エチオピアとの国境付近。ルイこと龍一は、そこで知り合ったイタリア人の男・ピアッサとE国へ潜入した。バベルの塔を思わせる巨大な螺旋状の塔内に存在する無数のカジノが、その国の観光資源だった。そこは、砂漠のなかに屹立するギャンブラーたちの魔窟。上階へ行くほど賭け金は上がり、最上階では国王自らがディーラーとなり、国家予算規模の賭け金で勝てば、E国は自分のものになるという……。奪われたものを取り戻すために、そして、この国を乗っ取るために、巨大なカジノ・タワーの最上階を目指せ! 注目の作家が放つ、スリリングなギャンブル小説!!
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3.7「休学中の秀才・嗄井戸高久(かれいどたかひさ)を大学に連れ戻せ」。留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎(なおさき)は、教授から救済措置として提示された難題に挑んでいた。しかし、カフェと劇場と居酒屋の聖地・下北沢の自宅にひきこもり、映画鑑賞に没頭する彼の前に為すすべもなく……。そんななか起こった映画館『パラダイス座』をめぐる火事騒動と、完璧なアリバイを持つ容疑者……。ところが、嗄井戸は家から一歩たりとも出ることなく、圧倒的な映画知識でそれを崩してみせ――。
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4.1令和最注目の小説家・斜線堂有紀が描く、5つの地獄の恋路。『愛じゃないならこれは何』に続く、恋愛小説集、ウェブ掲載の4編に加え、書き下ろしを加え書籍化!! 【君の地球が平らになりますように】地味で冴えない女子大生・小町は、同じサークルの東が好きだった。けれど人気者の東は、小町には到底手が届かない存在。そして数年が経ち、再会した東は変わり果てていた。いわゆる『陰謀論』にどっぷり浸かった彼は、周囲から孤立していたのだ。小町は思う。......今なら東と付き合えるかも? 【転ばぬ先の獣道】トラと月子は、学生時代からのカップル。トラはいつも誰かに頼られて、周囲には人が絶えない。彼と付き合っている月子はそれが自慢だった。でも、一緒に棲んで何年たっても、二人に結婚の話はない。このまま結婚出来ないことを危惧した月子は、マッチングアプリを使って『保険の男』を探すことに......。 【『彼女と握手する』なら無料】地下アイドルグループ『東京グレーテル』の黒藤えいらと握手するなら三千円。時間は大体十秒。三倍出してくれるなら三十秒。ファンはえいらと触れ合うために、お金を払って並んでくれる。来てくれるファンたちのことを、その瞬間だけえいらは好きになる......。そんなえいらが彼氏を作ったのは、25歳の時、アイドルとしてピークを迎えた頃だった。【大団円の前に死ぬ】仁愛は、担当ホストと結婚するのが夢だ。そのために、風俗で必死で稼いだお金を、何百万円もシャンパンに代えてきた。しかしある日、自分の担当にいきなり200万の酒をいれる女が現れた。仁愛の生き別れの姉だ。その日を境に、姉妹同士による歌舞伎町での血で血を洗う戦いがはじまった。その他書き下ろしを収録!!【著者プロフィール】斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆうき)第23回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を『キネマ探偵カレイドミステリー』にて受賞、同作でデビュー。『コール・ミー・バイ・ノーネーム』『恋に至る病』『楽園とは探偵の不在なり』『廃遊園地の殺人』など、ミステリ作品を中心に著作多数。恋愛小説集『愛じゃないならこれは何』絶賛発売中。
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3.8※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地図になく、検索でも見つからないイシュクト山。 時空がかかった疾患により説明不能なバグが相次ぐ世界で、 「偶然の聖地」を目指す理由(わけ)ありの4組の旅人たち。 秋のあとに訪れる短い春「旅春」、世界を修復(デバック)する「世界医」。 国、ジェンダー、S N S――ボーダーなき時代に鬼才・宮内悠介が描く物語という旅。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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5.0次々と襲いかかるネイバーにクラスの皆は一致団結して戦いを挑む! 学校なんてただの灰色の入れ物かも知れない。そんな思いで学園生活を送る生徒たちの前に突然現れたピンク色をした異様な生き物。それは気味の悪い鋭利な舌でやにわに襲いかかってきた。級長の如月そよぎは、椅子でなんとかしとめたが、それが大災難の始まりだった。 次々と襲いかかる異界の生物・ネイバー。クラスの誰にも逃げる道はない。ひたすら闘うのみ…。学園パニック・ノベル。 ●小川一水(おがわ・いっすい) 1975年生まれ、愛知県在住。SF作家。『群青神殿』『こちら郵政省特配課』『不全世界の創造手』(朝日ソノラマ/朝日新聞出版)、『導きの星』(角川春樹事務所)、『妙なる技の乙女たち』(ポプラ社)、『トネイロ会の非殺人事件』(光文社)、『コロロギ岳から木星トロヤへ』『天冥の標』(早川書房、続刊中)などの著作がある。
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-工事現場で時折掘り出される「鉄床石」に隠された謎を解け! 丘のふもとに住む竹葉要平は、友人の渡拓丸とともに物理探査会社・山水ジオテクノを訪れる。屋根裏で見つけた先祖が残した古地図を調べてもらうためだ。ところが二人の前に現れたのは、ジオテクノの社長を名乗る山水備絵という少女。不審な目を向ける拓丸をよそに、古地図は本物で「鉄床石(かなとこいし)」が埋まっているという。さっそく探査が始まった。地中に点在する鉄床石とはいったい…。 ●小川一水(おがわ・いっすい) 1975年生まれ、愛知県在住。SF作家。『群青神殿』『こちら郵政省特配課』『不全世界の創造手』(朝日ソノラマ/朝日新聞出版)、『導きの星』(角川春樹事務所)、『妙なる技の乙女たち』(ポプラ社)、『トネイロ会の非殺人事件』(光文社)、『コロロギ岳から木星トロヤへ』『天冥の標』(早川書房、続刊中)などの著作がある。
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3.0
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3.621世紀前夜にアメリカで大ヒットしたゲーム「ヴィハーラ」。 新作が出るたびに人々を熱狂させ、夢中にさせた国民的ゲームの裏側にいたのは、一人の孤独な男、ジョン・アイヴァネンコ。 友人は少なく、幼い頃からプログラミングと音楽に親しみ、たった五年生のときに「ヴィハーラ1」をつくりあげた。 その彼がアメリカンドリームを掴むまでに一体何があったのか、そしてそれでも拭い去れなかった孤独の影にあったものとは。 やがて「国歌」とまで謳われるほど膨れ上がった「ヴィハーラ」音楽の作曲者。 その生涯を描いた一遍をはじめ、13篇を収録。 宮内悠介のつくりあげる世界は、美しいだけでなく温かい。 笑いと涙、驚きに満ちた短編集。
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3.41巻1,672円 (税込)最初の1行は全員一緒。 1編6ページ、24種の「最後の仕事」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。 ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。 著者一覧(掲載順) 小川哲 五十嵐律人 秋吉理香子 呉勝浩 宮内悠介 河村拓哉 桃野雑派 須藤古都離 方丈貴恵 白井智之 潮谷験 多崎礼 真下みこと 献鹿狸太朗 岸田奈美 夕木春央 柿原朋哉 真梨幸子 一穂ミチ 三上幸四郎 高田崇史 金子玲介 麻見和史 米澤穂信 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。
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4.1自分の消費期限は、もう切れているのかーー 小学生でデビューし、天才の名をほしいままにしていた小説家・綴喜文彰は、ある事件をきっかけに新作を発表出来なくなっていた。孤独と焦りに押し潰されそうになりながら迎えた高校三年生の春、綴喜は『レミントン・プロジェクト』に招待される。それは若き天才を集め交流を図る11日間のプロジェクトだった。「また傑作を書けるようになる」という言葉に参加を決める綴喜。そして向かった山中の施設には料理人、ヴァイオリニスト、映画監督、日本画家、棋士の、若き五人の天才たちがいた。やがて、参加者たちにプロジェクトの真の目的が明かされる。 招かれた全員が世間から見放された元・天才であること。このプロジェクトが人工知能「レミ ントン」とのセッションを通じた、自分たちの「リサイクル計画」であることをーー。 俊英が贈るAI×青春小説!
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4.0『私が大好きな小説家を殺すまで』『夏の終わりに君が死ねば完璧だったから』の著者が問う、祈りと執着のミステリー ☆☆☆ 俺の言う通りにしていればよかったのに ――なぜ消えた ☆☆☆ 一世を風靡したカリスマ霊能力者・子規冴昼が失踪して三年。 ともに霊能力詐欺を働いた要に突然連絡が入る。 冴昼はなぜか超能力者しかいない街にいて、殺人の罪を着せられているというのだ。 容疑は““非能力者にしか動機がない””殺人。 「頑張って無実を証明しないと、大事な俺が死んじゃうよ」彼はそう笑った。 冴昼の麗しい笑顔に苛立ちを覚えつつ、要は調査に乗り出すが――。
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4.0自分の黒歴史、ここまで弔えますか? 一度は滅却したブログ、mixi、日記を掘り起こし、過去の尖りまくった「自分」と出会いなおすことで見えてきたものとは――? 「宮内さん、そんなに見せちゃっていいんですか?!」担当編集も驚愕! 作家・宮内悠介が赤面必至(!?)で挑んだ、著者初にして最高にソウルフルでファニーな自己批評エッセイにして弔いの鎮魂歌! ――もちろん、いま現在も恥ずかしくて間違っていることは疑いない。 作家・宮内悠介が誕生する十年以上前。 誰に向けてでもなく、一人虚空に吼えるように書き連ねた大量の日記、詩、散文の数々。 思想強めに自己を開陳、息を吸うように政治の話をし、プログラマとして働きながら本当に作家になれるのか怯え、終わった恋を引きずり、呪われたアパートに住みながら、深夜に街を徘徊したあの頃――。 ダークサイドに追いやった過去の自分と対峙した先、聞こえてきたのは、どこまでも「純」な生命の息吹だった!
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4.0恋も友情もあった。人生があった。ここだけが、私たちの居場所だった。 2023年夏、突如として「X」と名前を変えられ、姿を消した世界最大のSNSプラットフォーム、Twitter。たったひとりの人間の思惑によって、居場所を奪われた人たちがいた。無邪気に飛び回る青い鳥を、140字でしか気持ちを伝えられない世界を、愛し続けた作家たちが紡ぐ「Twitterなき世界」の物語集。 収録作 青井タイル 「オタクどもの精霊降臨日(ペンテコステ)」 Twitterが終わろうとしている今、オタクたちはどう生きるか。 足立いまる 「それじゃあまた、Twitterという天国で会おう」 昔、相互フォローになった女性から、突然DMが送られてきた。 乙宮月子 「近くて遠い二人の距離」 学生時代からの友人は、今はインスタグラマーをやっている。 根谷はやね 「もう一人のあなたを作る方法」 誰からも愛される同級生が死んだ。私は彼女のアカウントを発見した。 九科あか 「結論から言うと、ツイッターが一番性に合いました」 私がやってしまったことを告白する相手は、あなたがいいと思ったんです。 斜線堂有紀 「Twitterが終了したので、ここでしか繋がっていなかった助手との関係が切れた。」 探偵と助手として多くの事件を解決したのに、俺はあいつのことを何も知らない。
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3.9【2020年10月2日(金)映画公開!】 W主演佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)&橋本環奈 佐藤流司 柴田杏花 莉子 坂口涼太郎 山本未來 片岡愛之助 和久井映見 小説を、物語を愛して止まない読者のために、小説を愛し続けた著者たちが綴る、物語への愛に満ちた『小説の神様』アンソロジー。 「小説は、好きですか?」わたしたちはなぜ物語を求めるのか。 新作を書けずに苦しむ作家、作家に憧れる投稿者、物語に救われた読者、作品を産み出すために闘う編集者、それを届けてくれる書店員……わたしたちは、きっとみんなそれぞれの「小説の神様」を信じている。だから物語は、永遠だ。 当代一流の作家陣が綴る、涙と感動、そして「小説への愛」に溢れた珠玉のアンソロジー。 <収録作品> 降田 天「イカロス」 櫻いいよ「掌のいとしい他人たち」 芹沢政信「モモちゃん」 手名町紗帆「神様への扉」 野村美月「僕と”文学少女”な訪問者と三つの伏線」 斜線堂有紀「神の両目は地べたで溶けてる」 相沢沙呼「神様の探索」 紅玉いづき「『小説の神様』の作り方ーーあるいは、小説家Aと小説家Bについて」
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4.01巻1,760円 (税込)本格ミステリの巨匠にして、新人発掘にも多くの実績を持つ綾辻行人が、それぞれのデビュー時からかかわりを持ってきた10人の後輩作家たちと夜な夜な語る、ミステリの魅力と創作の秘密。着想の手段、執筆時のこだわり、影響を受けた本、これまでに書いてきた作品への想い。作家たちが語る創作の魅力に触れれば、きっと、小説がさらに面白くなる。ミステリ専門誌「ジャーロ」に不定期連載された噂の「京都対談」、待望の単行本化!
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3.61巻1,629円 (税込)創刊号はベテラン堀晃を筆頭に、松崎有理、宮内悠介、高山羽根子、倉田タカシなど現在の日本SF界を牽引する俊英のほか、次世代を担う新鋭・久永実木彦、ライトノベル界で活躍する秋永真琴・宮澤伊織の新作短編を収録。日本SFの新たな潮流を創るオリジナル・アンソロジー誕生。【収録作】久永実木彦「一万年の午後」/高山羽根子「ビースト・ストランディング」/宮内悠介「ホテル・アースポート」/加藤直之 エッセイ「SFと絵」/秋永真琴「ブラッド・ナイト・ノワール」/松崎有理「イヴの末裔たちの明日」/吉田隆一 エッセイ「SFと音楽」/倉田タカシ「生首」/宮澤伊織「草原のサンタ・ムエルテ」/堀晃「10月2日を過ぎても」
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3.5ベテランから日本SF界の未来を担う新鋭まで、現代SF界を牽引する7名が集結! 新時代を創る書き下ろしアンソロジーシリーズ、第2巻。【収録作】高島雄哉「配信世界のイデアたち」/石川宗生「モンステリウム」/空木春宵「地獄を縫い取る」/中村融〔エッセイ〕「アンソロジーの極意」/川野芽生「白昼夢通信」/門田充宏「コーラルとロータス」/西崎憲〔エッセイ〕「アンソロジストの個人的事情」/松崎有理「痩せたくないひとは読まないでください。」/水見稜「調律師」/ちいさなあとがき/編集部より
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3.6SF作家と人工知能学会がコラボレーション! この一冊で、「人工知能の現在と未来」が丸わかり。 日本を代表するSF作家たちが、人工知能をテーマにショートショートを競作。それをテーマ別に編集し、それぞれのテーマについて第一線の研究者たちがわかりやすい解説エッセイを書き下ろしました。 名古屋大学・佐藤理史先生プロデュースの〈AI作家の小説〉も掲載! 研究者の最新の知見と作家のイマジネーションが火花を散らす画期的コラボ企画が、文庫オリジナルで登場です。 【テーマ一覧】 ◎対話システム ◎自動運転 ◎環境知能 ◎ゲームA I◎神経科学 ◎人工知能と法律 ◎人工知能と哲学 ◎人工知能と創作 【執筆者一覧】 《作家》若木未生、忍澤勉、宮内悠介、森深紅、渡邊利道、森岡浩之、図子慧、矢崎存美、江坂遊、田中啓文、林譲治、山口優、井上雅彦、橋元淳一郎、堀晃、山之口洋、高井信、新井素子、高野史緒、三島浩司、神坂一、かんべむさし、森下一仁、樺山三英 《研究者》大澤博隆、稲葉通将、加藤真平、小林亮太、伊藤毅志、原田悦子、赤坂亮太、佐藤理史、久木田水生、松山諒平
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-「私――普通の人類に戻ります」。その日、伝説のアイドルユニット・リリーズの國府田恵(こうだめぐみ)は、永遠にステージを去っていった――。一人残された愛星理咲(あいほしりざ)は、恵の行方を案じつつソロ活動を続けていたが、そんな彼女の前に、恵の居場所を知るという少女が現れる。少女の狙いは何なのか。そして彼女たち「アイドル」の正体とは……? 『なめらかな世界と、その敵』の著者が贈る、新時代のSFアイドル小説! カバーイラスト:掃除朋具 ※本作品は「小説すばる」2020年6・7月合併号掲載の中編小説を電子書籍化しました。
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3.6ベテランから日本SF界の未来を担う新鋭まで、現代SF界を牽引する書き手が集結。新時代を創る書き下ろしアンソロジーシリーズ第4巻。第12回創元SF短編賞正賞・優秀賞受賞作を掲載。/【目次】はじめに/小川一水「未明のシンビオシス」/川野芽生「いつか明ける夜を」/宮内悠介「1ヘクタールのフェイク・ファー」/宮澤伊織「ときときチャンネル#2【時間飼ってみた】」/小田雅久仁「ラムディアンズ・キューブ」/高山羽根子「ほんとうの旅」/鈴木力「SFの新時代へ」/溝渕久美子「神の豚」〔第12回創元SF短編賞優秀賞受賞作〕/松樹凛「射手座の香る夏」〔第12回創元SF短編賞正賞受賞作〕/第12回創元SF短編賞選考経過および選評/ちいさなあとがき/編集部より
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4.0時は近未来2050年。 赤道直下の宇宙産業都市リンガには、ひたむきに働く女の子たちがいた。 宇宙服のデザインに挑む京野歩、月と地球を結ぶ軌道エレベーターに乗務する犬井麦穂……。 窮地に立たされても夢とスキルとプライドで乗り切る彼女たちのお仕事オムニバスストーリー。
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3.5さぁ、出かけよう! 「物語」という旅へ。 国境、日常、現実を飛び越え、行き先は無限大! 宮内悠介、藤井太洋、小川哲、深緑野分、森晶麿、石川宗生――。 最旬の作家たちが想像の翼を広げて誘う、魅惑のノベル・ジャーニー! 宮内悠介 「国境の子」 対馬から韓国まではわずか一時間。でも「ぼく」にはそれが遠かった。 藤井太洋 「月の高さ」 旅公演スタッフとして遠征中、あの日見た月が胸に去来する。 小川 哲 「ちょっとした奇跡」 自転が止まった地球。カティサーク号は、昼を追いかけ移動を続ける。 深緑野分 「水星号は移動する」 移動式の宿・水星。今日はどんなお客様と出会うのだろう? 森 晶麿 「グレーテルの帰還」 あの夏、最後の家族旅行での惨劇が、私の運命を大きく変えた――。 石川宗生 「シャカシャカ」 地表が突然シャッフルをはじめた!? 姉弟の生き残りをかけた旅が始まる。
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3.9雑誌『トランジスタ技術』のページを“圧縮”する架空競技を描いた「トランジスタ技術の圧縮」、ヴァン・ダインの二十則が支配する世界で殺人を目論む男の話「法則」など16編。日本SF大賞、吉川英治文学新人賞、三島由紀夫賞、星雲賞を受賞し、直木・芥川両賞の候補となった著者の傑作快作怪作を揃えた自選短編集。あとがき、文庫版オリジナルのおまけも収録。/【収録作】トランジスタ技術の圧縮/文学部のこと/アニマとエーファ/今日泥棒/エターナル・レガシー/超動く家にて/夜間飛行/弥生の鯨/法則/ゲーマーズ・ゴースト/犬か猫か?/スモーク・オン・ザ・ウォーター/エラリー・クイーン数/かぎ括弧のようなもの/クローム再襲撃/星間野球/あとがき/解説=酉島伝法
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3.8いま最も注目されている宮内悠介が、時の流れをこえて、この世界の真実に迫る! 芥川賞候補作品。 いまの東京に重なって、あの戦争が見えてしまう――。 茶の間と重なりあったリビングの、ソファと重なりあった半透明のちゃぶ台に、曾祖父がいた。 その家には、まだ少女だった祖母もいる。 昭和十九年の戦時下が、2019年の日常と重なっているのだ。 大混乱に陥った東京で、静かに暮らしている主人公に、昭和二十年三月十日の下町空襲が迫っている。 少女のおかあさんである曾祖母は、もうすぐ焼け死んでしまうのだ。 わたしたちは幻の吹雪に包まれたオフィスで仕事をしながら、落ち着かない心持ちで、そのときを待っている……。 表題作「ディレイ・エフェクト」の他、「空蝉」と「阿呆神社」を収録した驚愕の短篇集。
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4.0戦没詩人の“幻のノート”が導く南の島へ―― 大戦の記憶、民族と宗教、友情と神秘… 予測不能の旅に男が見たものは!? 千変万化のエンターテインメント! 激戦地ルソン島で戦死した、詩人竹内浩三の幻のノートを追って――須藤は、TVディレクターの職を捨て、彼の足跡を辿るべく現地へ渡る。到着直後、謎の西洋人男女に襲われたところを救ったのは、山岳民族の娘ナイマだった。大戦以来の日本人への反感を隠さない彼女は、須藤をミンダナオ島独立闘士ハサンの家に伴うことに。だがムスリムの一族は、秘密を抱えていた……。 第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞作
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4.2第三の“竹内ノート"を求めて、男はルソン島へ―― 戦没詩人、山下財宝、山岳民族、イスラム独立闘争……空っぽな日本人はそこで何を見たのか 注目の才能ミヤウチによる、展開予測不能の冒険小説! 第70回芸術選奨文部科学大臣賞新人賞受賞作・単行本バージョン ぼくは、ぼくの手で、戰爭を、ぼくの戰爭がかきたい――そう書き残し、激戦地ルソン島で戦死した詩人・竹内浩三。彼は何を見、何を描いたのか? テレビディレクターの職を捨て単身フィリピンに渡った須藤は、その足跡を辿りはじめた。だがその矢先、謎の西洋人男女に襲われ、山岳民族イフガオの娘ナイマに救われる。 かつて蹂躙された記憶を引き継ぎ日本人への反感を隠さないナイマだが、昔の恋人ハサンの実家を訪ねる道行きに、付添いとして須藤を伴うことに。 ミンダナオ島独立のために闘ったイスラム一族の家で一時の休息を得た須藤だったが、ハサンの家は秘密を抱えていた……。
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-【東京創元社文庫創刊60周年記念刊行】創元SF短編賞正賞・優秀賞受賞者、佳作入選者が競演。〈時間編〉には松崎有理(第1回正賞)、空木春宵(第2回佳作)、高島雄哉(第5回正賞)、門田充宏(第5回正賞)、石川宗生(第7回正賞)、久永実木彦(第8回正賞)、八島游舷(第9回正賞)の7名の傑作を収録。正統派のタイムリープものから、古典落語をモチーフにした幽霊譚、全人類がみなバーチャル世界で生きる未来での引っ越し騒動まで。2020年代のSF界を牽引する“東京創元社生まれ”の気鋭作家たちが贈る、書き下ろしテーマ・アンソロジー。【収録作】はじめに 東京創元社編集部/「未来への脱獄」松崎有理/「終景累ヶ辻」空木春宵/「時は矢のように」八島游舷/「ABC巡礼」石川宗生/「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」久永実木彦/「ゴーストキャンディカテゴリー」高島雄哉/「Too Short Notice」門田充宏/ちいさなあとがき
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5.0片田舎に暮らす少年・江都日向は劣悪な家庭環境のせいで将来に希望を抱けずにいた。そんな彼の前に、身体が金塊に変わる致死の病「金塊病」を患う女子大生・都村弥子が現れ、「3億円で売れる死体」の相続を持ちかけてくる。 途轍もない大金を前にしたとき、彼女への想いは本物なのか。壮絶で切ないひと夏の愛の物語。 巻末には斜線堂有紀による書き下ろし前日譚小説を収録。
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4.0片田舎に暮らす少年・江都日向(えとひなた)は劣悪な家庭環境のせいで将来に希望を抱けずにいた。 そんな彼の前に現れたのは身体が金塊に変わる致死の病「金塊病」を患う女子大生・都村弥子(つむらやこ)だった。彼女は死後三億で売れる『自分』の相続を突如彼に持ち掛ける。 相続の条件として提示されたチェッカーという古い盤上ゲームを通じ、二人の距離は徐々に縮まっていく。しかし、彼女の死に紐づく大金が二人の運命を狂わせる──。 壁に描かれた52Hzの鯨、チェッカーに込めた祈り、互いに抱えていた秘密が解かれるそのとき、二人が選ぶ『正解』とは?
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