長谷敏司の作品一覧
「長谷敏司」の「あなたのための物語」「伊藤計劃トリビュート」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「長谷敏司」の「あなたのための物語」「伊藤計劃トリビュート」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
関西大学卒。2001年『戦略拠点32098 楽園』で第6回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。『円環少女』(イラスト:深遊)、『BEATLESS』(イラスト:redjuice)などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
実はこの本をはじめて読んだのは2年以上前なのだけど、あまりにも考えを迫られる衝撃が大きくて、何度もくりかえし引き戻されてきた。
小説の舞台である近未来では、革新的技術によって、失われた脳神経が復元可能になっているだけでなく、同じ技術を使って社会に蓄積されたデータベースを利用することが可能になり、人の能力の飛躍的な拡大が可能になろうとしている。だがそれは、個々の人間の神聖さがはぎとられて、他と置き換え可能な・また編集可能なひとつのテキスト、データベースの一部になるということをも示唆している。その可能性をすでにはっきりと見てとっている存在にとって、ひとつのテキストにすぎない己の死をどう受け止めうる
Posted by ブクログ
あまりに壮絶なストーリーで、読み進めるのも苦しかったですが紛れもない名作。特に後半、親子二人がコンタクト・インプロビゼーションを通して対話するシーンは、いろんな感情が込みあがりすぎて涙が止まりませんでした。(「めいわくをかけない」のメモ書きを見つけるシーンは本当に無理で号泣でした)
物語としての面白さはもちろん、AI義足との共生とロボットダンスを通して展開されるAI論は間違いなくSF小説して非常に魅力的。また、ダンスと介護を通して「人間性」という形の見えないものに向き合う展開に、文学作品としての純度の高さも感じられ、そういった面でも非常にクオリティの高い作品だと思います。非常におすすめ!
Posted by ブクログ
展開が前後していたり、削られている描写があるものの、
概ねゲーム通りのストーリーでした。
プロット自体はゲームの時点で面白いものなので、本書でもやはり面白かったです。
加えてゲーム体験の緊張感の上手く文字に落とし込んでいて、読んでいて緊張感を感じます。(展開自体は知っているのでどうなるんだ...!みたいなのはないですが...。)
また、ゲームでは細かく描写されなかった建物や時代背景の説明、コブラ部隊の過去など本書ならではの点もあり、ゲーム後の補完に良い作品でした。
一方で無線ネタやスネークのユニークさなどがなかったので、そちらはゲームでですかね。
最高のポリティカルフィクションです。
(ゲ