古宮九時の作品一覧
「古宮九時」の「Unnamed Memory」「Unnamed Memory」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「古宮九時」の「Unnamed Memory」「Unnamed Memory」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
異世界へ来るにあたって腹を括った主人公が、作品世界への強い愛と記憶力を武器に逞しく行動しテンポよく進む1巻完結物語。内容濃く伏線回収の満足度が高い!
一見よくある異世界令嬢&時間逆行物ですがテンプレ感を出さず、次の場面展開への読者誘導が巧みという点でレベルの高さを感じました。ストーリーが勢い任せに進むことなく、説得力ある描写を織り交ぜてくれるのが良かったです。終始一筋縄でいかず最後はそう来る!?と唸る面白さも含めて、流石『Unnamed Memory』の古宮先生や…といったところ。角川文庫の矜持も感じます。
ひとつだけ難を挙げるとすると、物語の核の部分がややこしいけれど角川文庫なので図解な
表紙の水着何かと思ったら誕プレかーい!という日常編。
そうね、ティナーシャは修行→腹掻っ捌き事件→塔に引き篭もりで、オスカーの曾祖父さんくらいしか男女のお付き合い系ないよね。(ラナクてめーはダメだ)
トゥルダールの継承者付き精霊センが高位魔族で、さらに男女のお付き合いできるほど受肉してるのかとか、色々設定気になる。
イトの聖地に眠らされた外界の存在イリティルディアとか、人の体内魔力増幅して食い散らかすのが戦史の引き金だとして、なんでそんなもんが現世に降臨してるかという不審。さらにそこに時空回帰昔話がセットであったりとか、なるほど。
漫画単行本だと解説入って流れ読みやすいのありがたい。