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あなたは、敬愛する人を殺したくなったことがありますか?
突然失踪した売れっ子小説家・遥川悠真。彼の家を捜索すると、同棲していた少女の痕跡が現れた。その少女こそ、この物語の主人公・幕居梓だった――
小学生のときに、自殺しようとしていたところを遥川に助けられた梓。そこから始まる大好きな小説家との生活は、遥川のスランプにより思わぬ方向へ進んでゆく。「小説家・遥川悠真」を救うために梓が選んだ行動とは? そして、梓はその後どうなるのか? 「才能の枯渇」という重く苦しい題材を使い、痛切な感情を描き出した一作です。
作者の斜線堂有紀先生はミステリ・SF・恋愛と幅広く手掛ける作家です。
本作を読んだ後は、同作者の『ゴールデンタイムの消費期限』もオススメ! こちらも「才能の枯渇」というテーマを扱った作品です。
Posted by ブクログ 2023年10月29日
「ほんタメ」で斜線堂有紀さんが紹介されていて、
気になって本作を手に取りました。
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十数万字の完全犯罪。
その全てが愛だった。
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読み終わった後、考えがまとまらず、
放心状態に近かったです。
どうし...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月15日
憧れの相手が見る影なく落ちぶれてしまったのを見て、「頼むから死んでくれ」と思うのが敬愛で「それでも生きてくれ」と願うのが執着だと思っていた。だから私は、遥川悠真に死んでほしかった。
という書き出しから引き込まれる本ですね。
梓が彼の小説と人格に鮮やかに救われたとしても、それだけで物語はきれいに終わ...続きを読む
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