私が大好きな小説家を殺すまで

私が大好きな小説家を殺すまで

726円 (税込)

3pt

突如失踪した人気小説家・遥川悠真。その背景には、彼が今まで誰にも明かさなかった少女の存在があった。
遥川悠真の小説を愛する少女・幕居梓は、偶然彼に命を救われたことから奇妙な共生関係を結ぶことになる。しかし、遥川が小説を書けなくなったことで事態は一変する。梓は遥川を救う為に彼のゴーストライターになることを決意するが――。才能を失った天才小説家と彼を救いたかった少女、そして迎える衝撃のラスト! なぜ梓は最愛の小説家を殺さなければならなかったのか?

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私が大好きな小説家を殺すまで のユーザーレビュー

あなたは、敬愛する人を殺したくなったことがありますか?

突然失踪した売れっ子小説家・遥川悠真。彼の家を捜索すると、同棲していた少女の痕跡が現れた。その少女こそ、この物語の主人公・幕居梓だった――
小学生のときに、自殺しようとしていたところを遥川に助けられた梓。そこから始まる大好きな小説家との生活は、遥川のスランプにより思わぬ方向へ進んでゆく。「小説家・遥川悠真」を救うために梓が選んだ行動とは? そして、梓はその後どうなるのか? 「才能の枯渇」という重く苦しい題材を使い、痛切な感情を描き出した一作です。

作者の斜線堂有紀先生はミステリ・SF・恋愛と幅広く手掛ける作家です。
本作を読んだ後は、同作者の『ゴールデンタイムの消費期限』もオススメ! こちらも「才能の枯渇」というテーマを扱った作品です。

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    Posted by ブクログ

    小説の中に小説が多分私は好きなんだろうな。
    めっちゃハマりました!
    小説はある種の信仰に近い、ほんとにその通りだと思う。
    敬愛するからこそのクローンのような小説。
    先生と梓の互いの苦しさもしっかり描かれていてすきです!

    タイトルもなんか好き!

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    個人的には最高に良かった!
    現代版ロミオとジュリエットとでも呼ぶべき作品。

    小説家に救われた小学生の女の子が、タイトル通り小説家を殺すストーリー。精神的にも、肉体的にも殺されてしまう有名小説家は、少女にとっての神様だった。ふたりの関係性の設定がしっかりしているので、それに沿った心の動きがすごく魅力

    0
    2025年05月14日

    Posted by ブクログ

    やってはいけないよ、と言われているのに何度も自傷行為を繰り返すような痛々しさがある。
    才能、神様、喪失、登場人物に大きな動きはないのにそれが語られる様は川の流れのようだ。上から見ると何の変哲もない水の流れだが、中では怒涛の勢いで水が絶えず動いている。
    何故、人は人を殺すのか。嫌いだったから、邪魔だっ

    0
    2025年01月12日

    Posted by ブクログ

    全てを読み終わったあとまた最初の部分を読み直した

    何も言わずに半分ビタミン剤に変えていたのが愛に感じて苦しかった

    好きなもの同士でも言葉で伝えないと伝わらないことがあるし、それを放っておくと修復できないとこまで拗れていくのはよくある話で自分も気をつけようと思う

    0
    2024年12月21日

    Posted by ブクログ

    これだけ一気に読み進められた小説は初めてでした。
    語り部が一人に絞られていて、視点も変わらなかったのが個人的に読みやすかったです。

    なぜ大好きだった小説家を殺さなくてはならなかったのか。 なぜ『殺すまで』という説明的な言葉だったのか。 最後まで読むとそれら全てが理解できて読む終わりは個人的にスッキ

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    なんだろう。グイグイ読ませる小説だ。ページをめくる手が止まらなくて物理的な何かが働いているとしか思えない!

    ストーリー展開も面白かったけど、小説を書く人間の生態が興味深かった。

    【読書体験が楽しい】と思える本に出会ったのは久しぶりだったかも。

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    先生と女の子との関係性について当事者から見えている関係と外部からの見え方の対比が面白い。
    度がすぎる理想や願望は信仰に繋がりやがて、期待という圧力を生む。行き過ぎた信仰と執着の生む結末は運命的であり、外世界からは理解されにくいだろう。人がどうやって生きるのか、何を糧に生きるのか、個々人で違う以上他人

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    小説家と小説家を崇拝する少女のえらく感傷的な物語。この小説を面白く読めてるうちはまだ大丈夫だなと思った。

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    才能を失った天才と、神様に救われた少女の話。早い段階でこれが恋だと気づけていてふたりが踏み出せていたらこういう結末にはならなかったのだろうなと思う。あるいは先生がもっと早く殺せていたなら、少女がここに入り浸ることがなければ。なるべくしてなった結末ではあると思うけど切なかった。先生の、神様の、いない世

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

     才能を失った天才小説家と彼に救われ彼を救うためにゴーストライターになった少女の関係性が最後まで不器用でどうしようもなくて、だけどどこか納得もしてしまうようなやりきれなさに支配された読後感だった。「もっと上手く立ち回れていたら」「もっとお互いの気持ちをぶつけ合えていたら」と思ってしまうのは自分が単な

    0
    2025年03月08日

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