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話題沸騰の傑作アンソロジー待望の文庫化!
百合って、なんだろう。
彼女と私、至極の関係性。“観測者"は、あなた。
新学期初日、彼女を見つけた。窓際の一番後ろの席でうたたねしている姿から目が離せなくなった…(「椿と悠」)。
なぜ最強の姉妹は近付く“観測者”を片っ端から殺していくのか。彼女たちを追い異国の地へ…(「恋澤姉妹」)。
百合――女性同士の関係性をモチーフに豪華作家陣が描く珠玉の七編とそれを彩る七点のイラスト。究極のコラボレーションが実現!
相沢沙呼「微笑の対価」/扉イラスト 清原紘
青崎有吾「恋澤姉妹」/扉イラスト 伊藤階
乾くるみ「九百十七円は高すぎる」/扉イラスト 郷本
織守きょうや「椿と悠」/扉イラスト 原百合子
斜線堂有紀「百合である値打ちもない」/扉イラスト たいぼく
武田綾乃「馬鹿者の恋」/扉イラスト けーしん
円居挽「上手くなるまで待って」/扉イラスト toi8
カバーイラスト/100年
カバーデザイン/円と球
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
FPSで知り合ってタッグを組んだママユとノエの話(『百合である価値もない』)が1番好みだった。
百合って、何故か「美女×美女 が当たり前」みたいな風潮があると思う。それでも一般人だったら、別に美女×ブサイクやブサイク×ブサイクでも全く問題ない。ところが有名になってしまうと、叩かれることになる。美しいものを見たいという人の気持ちって、他人の悪口を言ってまでの強いものなのだろうか。
「私の整形についてどう思う?」とママユから聞かれたノエの返答が最高過ぎる。人の恋愛に顔面偏差値まで持ち出してとやかく言ってくる世間を本当はぶっ潰したいが、結局は世間に迎合してしまっているわけでしょ?でも、そこまでして一緒にいたいって相手が思っててくれるんなら、感謝しかないよね。
幼なじみからの愛にずっと応えずにいたら、転校生にかっ攫われる話(『馬鹿者の恋』)は苦かったな。これは悔しいとしか言えない。相手からの愛情に甘えているばかりじゃ駄目なんだね。
恋愛って格好悪くてもいいもので、むしろかっこ悪いところも見せないといけないんじゃないかと思った。しかし、転校生はすごい。幼なじみの気持ち、グイグイ掴みに来てた。あれだけ強い精神力、私も欲しい。
購入して長らく積んでいた本作、好きな話もあればあまり好きではない話もあった。百合小説アンソロジー第2弾も既刊で気になる。きっと買う気がする。なぜなら私はやっぱり百合が好きだから(笑)
Posted by ブクログ
百合と知らずに購入、これで百合の定義を知りました。百合とは恋愛だけに限らず女性関係を主軸にしたお話だそう。ライバル関係やシスターフッドなども入るそうです。
見てわかる通り豪華作家さんのアンソロジー。
それぞれ個性がでて素敵です。
織守きょうやさん→今まで読んだことのない作家さんでした。純粋な友情が素敵でお互いを思ってのすれ違いにもほっこりしました。
青崎有吾さん→姉妹の話。過去に読んだ本と全く違う切り口でめちゃくちゃ面白い。初めはどういうこと?ってなりながらも伏線を回収する。海外小説のような強烈な物語と展開で迫力もあり良かった。かなり印象的!
武田綾乃さん→王道の恋愛系であり、でもバッドエンドという悲しき物語。こういうプライド高い人いるよなーと切ない気持ちになった。
円居晩さん→フレネミーといった感じ。仲良くしていた先輩が意地悪く、駒にされていたというか…シンプルだからこそ感情がわかりやすいように思えました。
斜線堂有紀さん→驚きの入りで始めグロい系かと思いきやなるほど、感情抉られるやつだ…と理解。絶望感と緩急が凄い。正直流れ的にバッドエンドになるのかなーと思ってたからハッピーエンドで意外だった!
乾くるみさん→好きな先輩が何を買ったか、というとてつもなくどうでもいいテーマでここまで広げられるの凄い。
相沢沙呼さん→面白かったー!関係性が複雑!紫乃に魅了されてしまった。そして騙されたオチかと思いきや紫乃も好きになってたんだと思ってほっこり?
1番続きが読みたくなったかも。
Posted by ブクログ
百合作品といえば、ただただ男女の関係の男の方を女性に置き換えただけのものと思いがちだ。事実、私はこれを読むまでそう思っていた。
ただでさえ恋愛経験が少ないから、こういった感情の機微を理解するのは正直言って難しいところだけど、男女の関係以上に繊細なことだろうし、それぞれの心情の変化なんかもまったく違ったものになるだろう。それをそれぞれここまでうまく表現したものは他に類の見ないのではと思う。
私もまだまだ百合ビギナーであることを自覚したので、百合の教科を必修科目にしたうえで、教科書に全作品掲載して教師に解説したもらいたい。
特に好きな作品は5作品目、斜線堂有紀先生作の「百合である値打ちもない値打ちもない」
現代のeスポーツやライブ配信の文化が背景になっているので、世界観が理解できると自分が現代人として認められた錯覚が得られて、自己肯定感を満たすのにもちょうどいいです。
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