小説 - 深いの検索結果

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  • 名人(新潮文庫)
    4.4
    かつて囲碁の「名人」は、最強の棋士ただ一人に与えられる終身制の称号だった。昭和十三年、最後の終身名人にして「不敗の名人」と呼ばれた本因坊秀哉は、自身の「引退碁」として、若手の大竹七段から挑戦を受ける。秀哉名人は六十五歳、病を押しての対局は半年に及んだ。緊迫した応酬が続く闘いに、罠を仕掛けたのは……。命を削って碁を打ち続ける、痩躯の老名人の姿を描いた珠玉の名作。(解説・山本健吉、新井素子)
  • MAZE 新装版
    3.6
    アジアの西の果て、荒野に立つ直方体の白い建物。一度中に入ると、戻れない人間が数多くいるらしい。その「人間消失のルール」を解明すべくやってきた男たちは、何を知り得たのか? 人間離れした記憶力を持ち、精悍な面差しながら女言葉を繰り出す魅惑の凄腕ウイルスハンター・神原恵弥を生み出したシリーズ第一弾、新装版!
  • 名探偵も楽じゃない
    3.8
    ミステリーマニアの組織の例会が、会長の経営するホテルで開かれた。特別ゲストはクイーン、メグレ、ポアロ、明智小五郎の四大探偵。その席に自ら名探偵と称する青年が闖入、殺人の匂いがあると予言。果たして奇怪な殺人劇が連続して!世界的名探偵達はどうする?傑作パロディ「名探偵シリーズ」第3作。
  • あやかしの裏通り
    3.6
    1~6巻1,452~1,815円 (税込)
    各年末ミステリランキングにランクインした傑作! ・『2019本格ミステリ・ベスト10』 第2位 ・『このミステリーがすごい!2019年版』 第6位 ・「週刊文春ミステリーベスト10 2018」 第8位 ・カバーイラストはポール・アルテ氏自身の筆によるもの(日本語版だけ、日本の皆様だけのために)。 ・作品に出た怪事件のもとになったのは、アルテ氏自身の実体験。氏本人が撮った、その体験をした場所の写真をスケッチ風にした絵を本書の最後に収録。 ・ミステリ作家・芦辺拓氏による解説を収録。 ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」があるという。 そこでは時空が歪み、迷い込んだ者は過去や未来の幻影を目の当たりにし、時にそのまま裏通りに呑み込まれ、行方知らずとなる――単なる噂話ではない。その晩、オーウェン・バーンズのもとに駆け込んできた旧友の外交官ラルフ・ティアニーは、まさにたった今、自分は「あやかしの裏通り」から逃げ帰ってきたと主張したのだ! しかもラルフは、そこで「奇妙な殺人」を目撃したと言い……。謎が謎を呼ぶ怪事件に、名探偵オーウェンが挑む!

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  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド
    3.6
    ミステリ初心者も上級者も読んで楽しいガイド&アンソロジー 評論家・杉江松恋によるミステリをより面白く読むためのコラムと、辻真先や青崎有吾、斜線堂有紀など豪華作家陣七名によるホームズやルパン、ポアロなど世界各国の名探偵のパスティーシュ短篇を収録する、大人も子供も楽しく学べる必携ガイド&アンソロジー。
  • 「名探偵」に名前はいらない
    4.0
    依頼人は美女、老人、ヤクザ! 内容も夫の浮気からポルトガルまで遺産渡しへ行く国際的活動まで様々。皮肉な寂しい中年探偵は金もなく愛を求めながら今日も街を歩く。(講談社文庫)
  • 名探偵の証明 密室館殺人事件
    4.0
    気がつくと“密室館”と呼ばれる館の一室にいた日戸涼。名探偵・屋敷啓次郎に傾倒しているミステリ作家・拝島登美恵が、涼を含めた男女8名を館に監禁したのだ。8名の中には顔を兜で隠した男など、明らかに不審な人物に加え、若き名探偵として誉れ高い蜜柑花子までいた!! 館内で起こる殺人のトリックを論理的に解くことができれば解放する、と拝島は言うが果たして? 出口のない館の中で次々に起こる殺人事件。トリックの解明に挑む蜜柑花子の苦悩と渾身の推理、さらに“名探偵の宿命”をフレッシュな筆致で描くシリーズ第2作。
  • 名探偵の箸本さん 推理のヒントは夫のお弁当
    3.6
    吉祥寺の駆け出し探偵が謎を解く! そのヒントは夫のお弁当にあり!? 累計60万部!「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」シリーズ著者・友井 羊氏推薦! 「癒やしと驚きを彩り良く詰め合わせた一冊。 心とお腹がからっぽのときにぜひ読んでください。 この愛らしい夫婦を、いつまでも応援したくなります」 (あらすじ) 祖父から探偵事務所を引き継いだ結の楽しみは、夫・奏汰の手作り弁当を食べること。 「町の相談屋さん」として事件を調査し、夜は夫婦で食卓を囲む。結の話に相槌を打つ奏汰は、いつも何かを考えている様子。 翌日のお弁当には“ちょっと変わった工夫”がされていて……。 商店街の怪シール事件に密室の迷い猫。吉祥寺の駆け出し探偵が謎を解く! そのヒントはお弁当にあり。優しさあふれる〈日常の謎〉ミステリー。 【著者について】 住本優 作家。武庫川女子大学卒業。デビュー作は『最後の夏に見上げた空は』(KADOKAWA)。 他の著書に『ペルショワールの花園』(光文社)、『大正仇恋戯曲 あやかし帝都のジュリエット』(マイクロマガジン社)など。
  • 名探偵は嘘をつかない
    3.9
    名探偵・阿久津透。数々の事件を解決してきた彼は、証拠を捏造し、自らの犯罪を隠蔽したという罪で、本邦初の探偵弾劾裁判にかけられることになった。兄を見殺しにされた彼の助手、火村つかさは、裁判の請求人6名に名を連ねたが、その中には思わぬ人物も入っていて――! 新人発掘プロジェクトから現れた鬼才、審査員を唸らせた必読のデビュー作!
  • 名探偵はハウスメーカーにいる 家づくりは今日も謎だらけ
    4.0
    一戸建てを購入するのは、一世一代の決断が必要だ。ましてや注文住宅となれば、外装や間取りなど決めることが多く、家族や親族の想いがスレ違ったり衝突したり……。  そこではまさに、壮大なドラマが繰り広げられる。  大手ハウスメーカーに入社し、特別営業本部に配属された平野清は、様々な「家」にまつわる謎と出会う。その謎を、特殊能力をもつ同僚と共に解き明かしていくうち、家族をめぐる、意外で感動的な物語が浮かび上がってくる。
  • 名探偵はもういない
    3.8
    犯罪学者・木岬と義弟の敬二少年は、雪崩に道を閉ざされてとあるペンションに足止めされる。ワケありの客が集う雪の山荘では連続怪死事件が発生!はたして「名探偵」は奇妙な事件の謎を解けるのか!?あえて真相への手がかりを提示する“読者への挑戦状”付きで贈る、霧舎巧エッセンスにあふれた名作。(講談社文庫)
  • 名探偵ぶたぶた
    3.8
    日常の中の、小さな謎。心に引っかかった、昔の記憶。失くしてしまったものの行方。胸に秘めた、誰にも言えない秘密。そんな謎や秘密を抱えた5人が出会うのは、なんとも「謎すぎる」ぶたのぬいぐるみ、山崎ぶたぶた。小さくてピンク色で、かわいいけど、実は名探偵って、本当!?――本当なのだ。悩みを解決するヒントをくれるんだって。心温まる謎解き、5編を収録。
  • 名探偵ホームズ バスカビル家の犬
    3.8
    シリーズ中、最も人気の長編作は、イングランド西部のバスカビル家に伝わる不気味な伝説に端を発する。まがまがしくて不気味な雰囲気に満ちた傑作。
  • 名著入門 日本近代文学50選
    4.0
    作家と作品名は知っていても「未読」の古典。そんな日本近代文学の名作群を、劇作家・演出家の著者が魅力的に読み解く第一級の指南書。樋口一葉から鷗外、漱石、谷崎、川端、宮沢賢治、三島由紀夫らまで一挙50人に及ぶ名著を紹介。本を愛する読書人必読の書。
  • 冥途あり
    3.6
    川辺の下町、東京・三河島。そこに生まれた父の生涯は、ゆるやかな川の流れのようにつつましくおだやかだった──と信じていた。亡くなってから父の意外な横顔に触れた娘の家族のルーツを巡る旅が始まる。遠ざかる昭和の原風景とともに描き出すある家族の物語。第43回泉鏡花賞、第68回野間文芸賞受賞作。
  • メイド イン 十四歳
    4.3
    1巻1,265円 (税込)
    主な登場人物は、ナチュラルボーン優等生とステルスくんと、サニーとパンダ、それから兎屋に来るちょっと変わった大人たち。 性格も良くて、なんでもほどほどにできてしまう主人公。秘密だって、釣り堀「兎屋」に毎週来ていることと、『フーアーユー?』という小説が好きすぎることくらいなものだ。そんなある日、透明人間の転校生の案内係を頼まれてから、クラス内で微妙な立場がくずれてしまい……!?  ぐらつく日常を送るぼくらのためにYAの旗手が描く、あざやかな物語! 未来の自分は、いまの自分がしたことで作られていく。だれかをおとしめるという行為は、そういうことができる人間にみずからなっていくという行為でもあるのだ。それをするのかしないのかは、ある意味、一生を左右する重要な選択といっても過言ではないだろう。いずれ出会う新しい友人、意中の人、志を同じくする者たち――人生が進んで行く中で、どうしたって気づくときがくるはずだ。たとえば、ああ、こいつにはかなわない、と思ったときに。ああ、この人が自分なんかを好きになってくれるはずがない、と思ったときに。ああ、この差をどう埋めればいいのだろう、と思ったときに。      本文より ・著者紹介 石川宏千花 『ユリエルとグレン』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。主な作品に『お面屋たまよし1~5』『死神うどんカフェ1号店1~6』(以上、講談社)『墓守りのレオ』(小学館)『拝啓パンクスノットデッドさま』(くもん出版)などがある。『少年Nの長い長い旅』(YA! ENTERTAINMENT)と対をなす物語『少年Nのいない世界』(タイガ)(共に講談社)を同時展開して話題となった。
  • 冥途の家族
    値引きあり
    3.0
    父親の両腕、両脚にからまれ、しがみつくように寝る幼い娘。デキの良い娘に、何ひとつ不自由させず、こよなく愛する父親。やがて娘は成長し、家を出て、絵かきのセンセと同棲する。父の脇腹にカタマリができ、娘の渡米中に父親は癌死する。濃いつながりを持つ父と娘、母と娘、家族群像を鮮かに描き、女流文学賞を受賞した、富岡多惠子の初期を代表する傑作!
  • 迷 まよう
    3.6
    人生は、迷いの連続!? 短編の名手による珠玉のミステリ8編 大沢在昌/乙一/近藤史恵/篠田真由美/柴田よしき/新津きよみ/福田和代/松村比呂美 数多くの傑作アンソロジーを生み出してきた実力派女性作家集団「アミの会(仮)」が、豪華ゲストを迎えて贈る、珠玉のミステリ小説集。空き部屋から真夜中に響く騒音の原因 を調べると…(「未事故物件」)。深酒で記憶が飛んでいた間に、他人の家に迷い込んでしまい…(「迷い家」)。人生で起こる「迷う」時を鮮やかに切り取った8つの物語。 【目次】 近藤史恵「未事故物件」 福田和代「迷い家」 乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」 松村比呂美「置き去り」 篠田真由美「迷い鏡」 新津きよみ「女の一生」 柴田よしき「迷蝶」 大沢在昌「覆面作家」 あとがき/福田和代
  • 名誉と恍惚
    4.2
    1巻4,400円 (税込)
    日中戦争のさなか、上海の工部局に勤める日本人警官・芹沢は、陸軍参謀本部の嘉山と青幇(チンパン)の頭目・蕭炎彬(ショー・イーピン)との面会を仲介したことから、警察を追われることとなり、苦難に満ちた潜伏生活を余儀なくされる……。祖国に捨てられ、自らの名前を捨てた男に生き延びる術は残されているのか。千三百枚にも及ぶ著者渾身の傑作長編。
  • 名誉の条件
    4.0
    巨大商社・友倉産業が倒産した。生きる方途を失った元総務課長の高山は、亡き盟友・佐倉が遺した暴力団更生会社を継いでほしいと頼まれる。人生の再起を賭けて、高山が掲げた旗の下に集まる、元友倉の精鋭たち。社業刷新のかたわら、佐倉の事故死の真相を探り始める高山。そこには政権党要人の影が……。巨悪に立ち向かう男たちの志と情熱を描く、社会派推理力作!

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  • 迷路の少女
    4.0
    書籍編集者のマルティンと精神科医オーサの夫婦の間の11歳の娘マグダが失踪してから10カ月が過ぎようとしていた。夫婦が自宅に隣接するレストランで食事をしているわずかな間の出来事だった。事件が起きた日から先へ、そしてあるいは過去へ、人々の間のつながりは複雑な図を描きつつ、徐々に事件の真相を明らかにしてゆく。事件のそもそもの発端はどこにあったのか? そしてマグダはどこに?……北欧発鮮烈サスペンス
  • 迷惑な終活
    値引きあり
    3.6
    1巻1,239円 (税込)
    「そうそう!」「わかるわかる!」と本と会話をしているようです。 終活の考え方は、十人十色。「それでいいんだ!」「それが私の人生!」と思わせてくれ、高齢者を元気にする作品です。 ──泉ピン子 喋り屋稼業いつ店仕舞いを...なんて思いが過る頃、内館「老いの四部作」をたて続けに読んだ。私は別人となり、最期は「喋り死に」するまで生き切るぞ!と叫んだ。さあ新たな高齢者ライブ『迷惑な終活』の開演だ!お席に着いて下さい! ──古舘伊知郎 やり残したことにケリをつけるのが、本当の終活だ。 年金暮らしの原夫妻。妻の礼子はいわゆる終活に熱心だが、夫の英太は「生きているうちに死の準備はしない」という主義だ。そんな英太があるきっかけから終活をしようと思い立つ。それは家族や他人のためではなく、自分の人生にケリをつけること。彼は周囲にあきれられながらも高校時代の純愛の相手に会うため動き始める。やがて、この終活が思わぬ事態を引き起こし──。 『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』『老害の人』に続く著者「高齢者小説」第5弾!
  • メインテーマは殺人
    3.9
    自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は自分が殺されると知っていたのか? 作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、ドラマ『インジャスティス』の脚本執筆で知りあったホーソーンという元刑事から連絡を受ける。この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかというのだ。かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。ワトスン役は著者自身、謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ! 7冠制覇『カササギ殺人事件』に並ぶ圧倒的な傑作登場。/解説=杉江松恋
  • メガネと放蕩娘
    4.0
    地元大好き! 寂れた商店街に活気を取り戻せ! 老舗書店のしっかり者長女のもとに十年ぶりに破天荒な妹が突然現れて!? アラサー姉妹の奮闘と成長を描く“まちづくり”エンタメ。 ※この電子書籍は2017年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 眼鏡屋は消えた
    3.7
    部室で目覚めると、8年間の記憶が失われ高校時代に逆戻り。あたしを先生と呼ぶ生徒のおかげで、母校で教師をしているらしいことは分かった。しかも親友の実綺は高2の文化祭直前に亡くなっているなんて――。二人で演劇部として『眼鏡屋は消えた』を上演させるべく盛り上がっていたのに何が原因で? 今年の文化祭で念願の『眼鏡屋は消えた』を実演させるため、あたしは事件の真相を探ることを頼んだ。もっとも苦手とする、イケメンの同級生・戸川涼介に。青春時代の甘く切ない事件を、ハイテンションの筆致で綴る、第21回鮎川哲也賞受賞作。
  • メガバンク起死回生 専務・二瓶正平
    3.3
    役員初となる育児休暇を取得中の二瓶正平。初めての育児と家事に、充実した毎日を過ごしていた。ある日、頭取に呼び出され、専務への昇格と融資責任者への大抜擢を告げられる。嫌な予感しかない二瓶だったが、それがまんまと的中。長年黙殺されてきた破綻寸前の帝都グループの整理を押し付けられて.....。二瓶の度量が試される人気シリーズ第五弾。
  • メガバンク全面降伏 常務・二瓶正平
    3.8
    常務に昇格した二瓶だったが、喜びも束の間、株式市場が大暴落。TEFG銀行は全ての融資先を見直し、リストラを敢行することに。そんな中、政治家たちの口座情報が次々と盗まれる。人質は、彼らの莫大な預金。犯人の要求は、そして黒幕は一体誰なのか。銀行の信頼と顧客を守るため、二瓶らは見えない敵を前に立ち上がる。緊迫のシリーズ第四弾。
  • メガバンク最後通牒 執行役員・二瓶正平
    3.3
    弱小銀行出身ながらも、生真面目さと優しさを武器に執行役員になった二瓶正平。そんな 彼の新たな仕事は、金融庁の鶴の一声で決まった地方銀行の再編だった。だが、幹部らはな ぜか消極的で、集められたメンバーも一年後に退職が決まっている社員ばかり。このプロ ジェクトを成功させるべきなのか、それとも――。二瓶の手腕が試されるシリーズ第三弾。
  • めぐみ園の夏(新潮文庫)
    4.0
    1巻737円 (税込)
    昭和二十五年夏。十一歳の亮平は孤児の施設「めぐみ園」に放り込まれた。母親の心ない仕打ちや妹との突然の別れ。情けなさも辛さも悔し涙も、歯を食いしばって乗り越え、亮平は生来の明るさと要領のよさで生き抜いていく。園長夫妻の理不尽な扱いやその息子の暴力にも正義感で立ち向かい、保母や先生にも愛されるのだが、思わぬ岐路が……。作家としての原風景を描き万感こもる自伝的長編。(解説・加藤正文)
  • めぐりくる春
    4.3
    一九三七年、貧しい十七歳の淳花は従軍慰安婦にされた。同じ場所で、日本人兵士に無理矢理体を開かされた韓国人女性の中には、拒否した為に殴り殺される者、梅毒にかかり気がおかしくなる者、アヘンに溺れる者、自殺する者もいた。地獄で淳花は、死んだように生きていた。著者が現地に入り、元慰安婦への取材を経て描き上げた、悲劇の物語。
  • めぐりんと私。
    5.0
    三千冊の本を載せて走る移動図書館「本バスめぐりん」は、今日も巡回先へ本を届けつつ、屈託を抱えた利用者たちの心を解きほぐす。縁もゆかりもない土地で一人暮らすことになった七十代の女性の、本と共に歩んできた半生を描く「本は峠を越えて」や、十八年前になくしたはずの本が見つかったことを引き金に当時の出来事が明るみに出る「昼下がりの見つけもの」、本と人との出会いを守る図書館司書として働くことへの熱意や矜恃に胸を打たれる「未来に向かって」など、全五編を収録。めぐりんが本と人々を繫ぐ移動図書館ミステリシリーズ、第2弾。/解説=紅玉いづき
  • メグル
    3.7
    ひときわ古い庁舎のH大学学生部。希望者には学部を問わずアルバイトの紹介を行っているという――。「あなたは行くべきよ。断らないでね」無表情ながら美しく、奇妙な迫力を持つ学生部の女性職員から、突然に声をかけられた学生たち。病院の売店での商品の入れ換え作業や、食事を食べるだけ、とある家の庭の手入れなど、簡単だが面白みもなさそうな仕事を、彼女が紹介するのはなぜだろう。指定されたアルバイト先に足を運んだ学生たちに、いったい何がもたらされるのか、厄介事なのかそれとも奇蹟なのか? 五編収録の美しい余韻を残す連作短編集。

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  • めぐるの選択
    値引きあり
    4.0
    あの時、別の選択をしていたら私の人生は?  12年前のある朝、魚貫めぐるは公務員試験を受けに行き、にわか雨に降られて立ち往生してしまった。選択肢は駅まで走るか、様子を見るか、タクシーを探すかの3つだった。その時、小学一年生の秋に、海に釣りに出かけてそのまま行方不明になってしまった、おじいちゃんのことを思い出してしまう。   めぐるは、行方不明になったおじいちゃんのことが、ずっと気に掛かっていた。そして、そのことを物語にして子供たちに聞かせたいと思っていたのだ。  その後、この3つの選択をしためぐるのそれぞれの人生が描かれていく。  果たして、幸福だったのはどの生き方だったのか――。  読んだ後、「これでよかったんだ」と思わせてくれる長編小説。  『巡る女』を改題しました。
  • めざめ
    3.0
    「私はどうしたいのだろう、どうなってゆくのだろう――」。どうしようもないと舌打ちしながらも、男に振りまわされてしまう。不倫、友人、知人、社内の同僚、上司と部下。さまざまな関係をつむぎながら、それぞれの居場所で、「結婚」の2文字にとらわれて過ごす女性たち。彼女たちの生きざまと心理を克明に描いた、恋愛小説の傑作。
  • 目線
    3.4
    1巻660円 (税込)
    建設会社社長の堂島新之助が、自身の誕生日にベランダから落ちて死亡する。宴の場に集っていた家族ら11人にアリバイがあり、警察は自殺として処理する。そして、初七日。哀しみに沈む堂島邸で、新たな犠牲者が。新之助の死は、本当に自殺だったのか?疑念を抱く3人の刑事は、独自の捜査を開始する。愛憎渦巻く一族の悲劇を描いた長編ミステリ。仲間由紀恵主演でドラマ化の話題作!
  • メソッド15/33
    3.0
    絶対に殺してやるから――謎の男に突然拉致され、人里離れた建物に監禁された妊娠中の女子高生。どうやら人身売買組織がお腹の赤ん坊を奪おうとしているようだが狙う相手が悪かった。彼女は超人的な記憶力を持ち、感情を自在にコントロールできる常軌を逸した天才だったのである! 手元にある限られた道具を駆使して計画される脱出と復讐。その恐るべきメソッドとは? クレイジー&クレバーな主人公が挑む痛快脱出劇!
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕
    4.0
    考古学者と再婚したルイーズの元に死んだはずの先夫から脅迫状が舞い込んだ。さらにルイーズは寝室で奇怪な人物を見たと証言する。だが、それらは不可思議な殺人事件の序曲にすぎなかった……過去から襲いくる悪夢の正体をポアロは暴けるか? 中近東を舞台にした作品の最高傑作、新訳で登場
  • メゾン文庫 2018年7月作品試し読み合本
    無料あり
    4.0
    【新キャラ文芸文庫レーベル「メゾン文庫」 2018年7月創刊第2弾の3作品の冒頭が無料で読める試し読み合本です。】   『夜鳥夏彦の骨董喫茶』(著:硝子町玻璃 イラスト:ヤマウチシズ) 高殿円驚嘆! 人と物を想いでつなぐ、アンティーク・オカルト・ミステリ! 小さな骨董品カフェ『彼方』。そこには物腰が柔らかくて黒尽くめ、自らを「人間ではない」と称する怪しげな店主・夜鳥夏彦がいる。幸か不幸かそんな夜鳥に気に入られたアルバイトの大学生、深山頼政は、昔から「物」に触れるとおかしな映像が見えてしまう困った体質。そのために、曰く付き骨董尾品や依頼人が来るたび、厄介なトラブルに巻き込まれて……?   『あなたと私の関係は?』(著:水川サキ イラスト:おかざきおか) WEBで爆発的人気のムズキュンラブストーリー、ついに書籍化! 合コンに行ってみたら出会った人が高校のときの先生だった衝撃。十年前に想いを寄せていた教師、青砥英輔(35歳彼女ナシ)に再会したことで上山悠香(28歳彼氏ナシ)の恋は再び動き始める。教え子だからこそ向けられるその優しさにときめく悠香。しかしどうしても、あの頃の自分を越えて、英輔に近づく勇気が出ない。この気持ち、どうすればいいの!?   『作家探偵は〆切を守らない ヒラめいちゃうからしょうがない!』(著:小野上明夜 イラスト:中原) 犯人(オチ)だけ当てる作家と、その過程を校正する編集者の痛快バディミステリー! 売れない小説家の白川照は、今日も愛と勇気と正義(と怖い担当編集者)のために、原稿執筆に精を出す。ところが、照がヒラめくのは原稿の展開ではなく、日常に潜む“謎”の犯人ばかり。それが気になって筆の進まない照に〆切を守らせるため、担当編集者の黒澤は、結論だけ分かっている謎の過程を推理することになるのだが……。

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  • メタボラ
    4.2
    1巻1,400円 (税込)
    “自由”を求めて、僕らは逃げ続ける 記憶喪失の「僕」と島を捨てた昭光の、行くあてのない逃避行。社会から疎外された若者たちを通じて現代の貧困を暴き出した問題作! ※この電子書籍は2010年7月に朝日新聞出版より刊行された朝日文庫(上・下巻)を1冊にまとめた二次文庫(2011年刊)の新装版です。
  • メタモルフォシス
    3.7
    その男には2つの顔があった。昼は高齢者に金融商品を売りつける高給取りの証券マン。一転して夜はSMクラブの女王様に跪き、快楽を貪る奴隷。よりハードなプレイを求め、死ぬほどの苦しみを味わった彼が見出したものとは――芥川賞選考委員の賛否が飛び交った表題作のほか、講師と生徒、奴隷と女王様、公私で立場が逆転する男と女の奇妙な交錯を描いた「トーキョーの調教」収録。
  • 目立った傷や汚れなし
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    誰かが欲しがっていれば、それはもうごみじゃない――フリマアプリの「せどりサークル」に加入した翠。物の価値を見極める活動に高揚する一方、休職中の夫への愛情は下降し……。 ★★★あなたの価値は星いくつ?★★★ 芥川賞候補作『##NAME##』に続く超快作! 人気作詞家・児玉雨子が描き出すノンストップ転売ストーリー!! 〈グラフの波形バッキバキ。いい商品選びましたね〉〈私たちと“電撃”しませんか?〉 夫の休職をきっかけに、フリマアプリ「メチャカイ」で小金稼ぎを始めた会社員・翠(すい)。 ある日立ち寄ったドン・キホーテで、“爆仕入れ・爆転売”に燃える女たちの〈せどりサークル〉にスカウトされる。 掘り出し物から利益を生む快楽にのめり込む一方、働けないのに浪費する夫への葛藤を抑えられなくなっていき……。 「買う女から売る女へ。資本主義と売る女たちの反乱を問う優れた小説」――渡邊英理(大阪大学教授)
  • メッカ巡礼記 1
    完結
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イブン・バットゥータの『大旅行記』に多大な影響を与えた旅の記録。当時の社会を克明に活写。第1巻はグラナダを出発し、地中海を経て、エジプトを南下、メッカに至る。全3巻。
  • 滅私(新潮文庫)
    3.8
    愛着が湧く前に捨てる。それが鉄則だ――。ライター業のかたわら、ミニマリストな生活を発信する男、冴津。貰った物は家に帰ると捨て、家具や服は極力減らし、無駄を削ぎ落すことを追求する日々。そんな「身軽生活」を体現する彼の前に現れた“かつての自分”を知る男。その出会いは記憶の暗部を呼び起こし、信じていた世界を徐々に崩壊させていく。芥川賞作家が放つ、不穏でスリリングな超問題作。
  • 愛逢い月
    4.0
    甘く切ない恋の至福のときは短くて、頂点を極めたあとには、ただ、執着と妄想に満ちた永い時間が続くだけ……。かつての恋人と共に、死者の世界を永遠にさまよう甘美な地獄を幻想的な筆致で描く「38階の黄泉の国」。出ていった男を待ち暮らす寂しい女の危うい心理を追う「ピジョン・ブラッド」など、恋と、恋の残滓の中にひそむ、恐怖とサスペンスとミステリーを描く愛の終わりの物語全6編。
  • 虚像の砦
    4.1
    中東で日本人が誘拐された。その情報をいち早く得た、民放PTBディレクター・風見は、他局に先んじて放送しようと動き出すが、予想外の抵抗を受ける。一方、バラエティ番組の敏腕プロデューサー・黒岩は、次第に視聴率に縛られ、自分を見失っていった。二人の苦悩と葛藤を通して、巨大メディアの内実を暴く。
  • 目で見ることばで話をさせて
    3.9
    わたしは物語を作るのが好き.11歳の少女メアリーは,島のだれとでも手話で話し,いきいきと暮らしています.一方馬車の事故で死んだ兄さんのことが頭を離れません.ある日傲慢な科学者に誘拐され,ことばと自由を奪われて…….手話やろう文化への扉を開く,マーサズ・ヴィンヤード島を舞台にした歴史フィクション.

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  • メトーデ 健康監視国家
    3.3
    ドイツで110万部超のベストセラー! 健康が義務とされ、科学最優先の健康維持システム<メトーデ>が国民の生活を管理。体という究極の個人情報がすべて筒抜けの近未来ディストピア小説。
  • 目には目を
    4.0
    【罪を犯した「本当は良い子」の少年たち。奪われた命が、彼らの真実を浮かび上がらせる。】 重大な罪を犯して少年院で出会った六人。彼らは更生して社会に戻り、二度と会うことはないはずだった。だが、少年Bが密告をしたことで、娘を殺された遺族が少年Aの居場所を見つけ、殺害に至る――。人懐っこくて少年院での日々を「楽しかった」と語る元少年、幼馴染に「根は優しい」と言われる大男、高IQゆえに生きづらいと語るシステムエンジニア、猟奇殺人犯として日常をアップする動画配信者、高級車を乗り回す元オオカミ少年、少年院で一度も言葉を発しなかった青年。かつての少年六人のうち、誰が被害者で、誰が密告者なのか?
  • 眼の壁
    3.9
    白昼の銀行を舞台に、巧妙に仕組まれた三千万円の手形詐欺。責任を一身に背負って自殺した会計課長の厚い信任を得ていた萩崎は、学生時代の友人である新聞記者・田村の応援を得て、必死に事件の真相を追う。二人は事件の背後にうごめく巨大な組織に立ち向かうが、手がかりは次々に消え去ってしまう…。複雑怪奇な社会の裏に潜む悪の実体をあばき、鬼気迫る追求が展開するベストセラー。

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  • メビウス・レター
    3.4
    男子高校生が謎の焼身自殺を遂げた。数年後、作家・阿坂龍一郎宛てに事件の真相を追跡した手紙が、次々と送りつけられる。なぜ阿坂のもとに? そして差出人の正体は? 阿坂は人妻のストーカーに付け狙われ、担当編集者は何者かに殺害された。すべてがひっくり返る驚愕の結末とは!? 傑作長編ミステリー。(講談社文庫)
  • 眩暈を愛して夢を見よ
    3.6
    大学卒業後、AV制作会社に就職した須山隆治は、撮影現場で高校時代の憧れの先輩・柏木美南と再会してしまう。その後、会社が倒産し、アルバイトをして日々を送る須山だったが、美南が失踪したと聞き、彼女の行方を追い始める。調査が進むにつれ明らかになる美南の悲惨な過去。同時に彼女の過去に関わる人物が次々と殺されていく。やがて事件は一応の解決を見せるが……。横溝賞受賞作家が放つ驚天動地の大傑作ミステリ!
  • MEMORY 螺旋の記憶
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    ホラー作家の失踪、酒蔵関係者の連続惨殺事件、そして九年前の奇妙な依頼。その真相は螺旋の記憶の奥底で蠢いていた。 元刑事の探偵・槙野康平と「捜一の鉄仮面」と呼ばれる刑事・東條有紀の捜査が再び交差する本格ミステリー。 鏡探偵事務所を訪ねてきたのは九年前に奇妙な依頼を持ち込んだ女性だった。そして新たな調査を依頼する。「失踪した息子を探しい欲しい。息子の失踪には前回の調査が関係している」と――。 当時の調査記録を元に調査を開始した槙野だったが、九年前の調査で訪ねた人物が二年前に塩素ガスで殺害されていたことが判明。  一方の東條は、奥多摩の山中で発見された凄惨な逆さ吊り殺人事件を追っており、報道で被害者の身元判明を知った槙野から、その被害者が九年前に調査した案件の関係者であることを教えられるのだった。 本書が出色なのは、作品世界の内側にも、そういう精査をする登場人物がいるということである。このメタ的構造は――槙野や有紀よりも先に、その論理破綻に気づく事件関係者がいるというプロットに結実し、その結果、謎が謎を呼ぶ展開となって、見事である。 『MEMORY――螺旋の記憶――』の大胆な試みが成功だったかどうかは、読後感の爽やかさでも判定できる。われわれは、ちょうど神秘劇の観客のように、戦慄と共にカタルシス感を持って、この恐るべき輪廻転生劇が演じられた劇場を後にするのである。(解説より:波多野健)

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  • MEMORY
    3.8
    葬儀店のひとり娘に産まれた森野、そして文房具店の息子である神田。同じ商店街で幼馴染みとしてふたりは育った。中学三年のとき、森野が教師に怪我を負わせて学校に来なくなった。事件の真相はどうだったのか。ふたりと関わった人たちの眼差しを通じて、次第に明らかになる。ふたりの間に流れた時間、共有した想い出、すれ違った思い……。大切な記憶と素敵な未来を優しく包みこんだ珠玉の連作集。
  • Memories of the never happened1 ロビンソンの家
    4.0
    高校を休学した17歳のぼくは、ひと夏を過ごすために海沿いの〈Rの家〉を訪れる。そこは、祖母と両親が田舎暮らしをするために建築されたものの、結局誰も住むことのなかった建物。だがそこにはほぼ全裸の若い女性、そして酒の匂いを漂わせた男性が――。いとこと伯父、そしてぼく。三人で奇妙な同居生活を始めたぼくは、徐々に母の自殺の真相へと近付いて行く……。打海文三が描く、センチメンタルミステリ。
  • 寝台特急「日本海」(メモリー・トレイン)殺人事件
    2.3
    漆黒の日本海沿いに一千キロをひた走る寝台特急――その専務車掌が殺され、一人の女性が途中下車して闇に消えた。事件の鍵は五年前、同じ車内で出産した女性に……。十津川警部は事件を追うが、当時の関係者は相次いで事故死していたのだ! 青森―東京―京都を舞台に、事件は謎とサスペンスをはらんで意外な展開を……!?

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  • メモリーを消すまで
    4.3
    全国民に埋め込まれたメモリーチップ。記憶削除の刑を執行する組織の誠は、権力闘争に巻き込まれた子どもたちを守れるのか。緊迫の攻防を描いた近未来サスペンスの傑作に、決着篇を加えた完全版!
  • メルカトル
    3.3
    生後まもなく、流木に乗って漂っていたところを拾われて以来、十七年間、親兄弟も親戚も友人もなく、 何ごとにおいても自らの感情を封じこめ、慎ましい生活を送ってきたリュス。十七歳で救済院を出て、 ネオ・バロック様式のミロナ地図収集館の受付で働きはじめた。化石のような地図に囲まれて、 静かでつつましい日々を送っていたはずなのに、ある日リュスのもとに、地図製作技師メルカトルなる人物から、 謎の地図が届き、次々と彼のまわりで不可思議な事件が起き始める―― 往年の大女優エルヴィラ・モンド、少女たちのファッション・リーダーであるモデルのルゥルゥ、私立学校の意地悪なボンボン、 黒猫のガスパール…個性豊かな面々が、リュスの変わりばえのしない毎日にさざなみを起こし・・・・・・ かじかんだ心がじんわりほどける、とびきりロマンチックなボーイ・ミーツ・ガール!
  • メルトダウン
    3.8
    老いて死期の迫った核物理学者から、カリフォルニアの地方紙副編集長ケン宛てに一通の手紙が届いた。描かれた美しい幾何学模様は新型核爆弾の図面だった。いっぽう、次年度の防衛予算でもめているワシントンで、大統領補佐官が謎の死をとげた。二つの事件が結びつく時、大いなる陰謀がおぞましい姿を現し始めた。
  • メルヒェン(新潮文庫)
    4.3
    誰からも愛される子に、という母の祈りが叶えられ、少年は人々の愛に包まれて育ったが……愛されることの幸福と不幸を深く掘り下げた『アウグスツス』は、「幸いなるかな、心の貧しき者。天国はその人のものなり」という聖書のことばが感動的に結晶した童話である。おとなの心に純朴な子どもの魂を呼び起しながら、清らかな感動へと誘う、もっともヘッセらしい珠玉の創作童話9編を収録。
  • メーデー 極北のクライシス
    4.5
    「ロシア」対「NATO」!? 極北の国境近くにNATO軍の女性パイロットが墜落。 一触即発の戦争危機が―― 11カ国で緊急出版!! 北大西洋条約機構NATOが大規模な軍事演習をロシアとノルウェーの国境近くで実施、ロシアとの間に緊張が高まる。そのさなか、ノルウェー空軍の女性パイロット、イルヴァとアメリカ空軍の伝説的パイロット、ジョンは民間ヘリの護衛のため国境近くを飛ぶが、ロシア軍の戦闘機から威嚇を受けて機体が接触、ロシア領内に墜落してしまう。ロシアはNATOによる核基地への攻撃があったと主張、第三次世界大戦勃発への危機感が漂い始めるなか、墜落直前に脱出していたイルヴァとジョンは徒歩で国境を目指す…… 原題:Mayday by Grethe Boe
  • もいちどあなたにあいたいな
    3.7
    澪湖(みおこ)は大学三年生。父の妹の和(やまと)を幼少の頃から母親より慕っていた。その叔母が、最近、どこかおかしい。叔母夫婦はようやく恵まれた愛娘を生後五カ月で亡くしていた。それで、精神に変調を来したのだろうか。大きな悲嘆が彼女を壊してしまったのか……澪湖の疑惑は深まるばかり。不安な彼女を支えてくれたのは、オタク青年木塚くんだった──独自の文体で、人格変容の恐怖を探る長編。
  • もういっかい彼女
    値引きあり
    4.1
    1巻900円 (税込)
    大人切ないタイムスリップ号泣ストーリー。 私は、何度か過去に戻ったことがある--。雑誌のインタビューで出会った初老の官能小説家が話し始めた内容は、想像を絶するものだった。 これは、夢か、現実か、それとも彼の戯言なのか? 雑誌のライター・冨谷啓太(通称・タニケー)は、自分が担当する「オールド・タレント」というインタビュー連載に、なんとなく訳ありのある人物を取材するよう依頼される。取材相手は、佐々田順という官能小説家で、20年前に9作の小説を世に出した後は、すっかり鳴りを潜めていた。 カメラマンの野田奈々と、その初老男性の取材を終えたタニケーは、ひょんなことから佐々田のとんでもなく長い話を聞くことになる。
  • もう生まれたくない
    3.4
    マンモス大学の診療室に勤める春菜、シングルマザーの美里、二人の謎めいた友人の神子。震災の年の夏、「偶然の訃報」でつながった彼女たちの運命が動き始める――。 新聞に載る死。テレビで騒がれる死。どこかでひっそり終わった死。有名人の死。身近な人の死。名も知らぬ遠い国の誰かの死。 そのどれもが身近で、私たちの人生と隣り合わせにある。死を描くことで今を生きることの意味を見出す、著者新境地。
  • もう終わりにしよう。
    3.5
    ジェイクとわたしは付き合いたてのカップル。これから彼の両親が住む農場に、挨拶をしにいくところだ。けれどわたしは、ふたりの関係を終わりにしたいことを彼に隠していた。打ち明けられないまま目的地が近づくなか、携帯の留守電に、謎の男からの着信が――「答えを出すべき問いは、ただひとつ」。そして、ある寄り道が決定的な悲劇へと……。こじれ始めたふたりに訪れる驚愕の真実。孤独がもたらす心理に迫るスリラー
  • もう過去はいらない
    3.8
    88歳のメンフィス署の元殺人課刑事バック・シャッツ。歩行器を手放せない日常にいらだちを募らせる彼のもとを、アウシュヴィッツの生き残りにして銀行強盗イライジャが訪ねてくる。何者かに命を狙われていて、助けてほしいという。彼とは、現役時代に浅からぬ因縁があった――犯罪計画へ誘われ、強烈に断ったことがあるのだ。イライジャは確実に何かをたくらんでいる。それはなんだ。88歳の伝説の名刑事vs.78歳の史上最強の大泥棒。大好評『もう年はとれない』を超える、最高に格好いいヒーローの活躍!/解説=川出正樹
  • 蒙求 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
    3.5
    「蛍火以照書」から「蛍の光、窓の雪」の歌が生まれ、「漱石枕流」は夏目漱石のペンネームの由来になった――。礼節や忠義など不変の教養逸話も多く、日本でも多く読まれた子供向け歴史故実書から三一編を厳選。
  • 儲けない勇気 さわかみ投信の軌跡
    4.5
    1996年『さわかみ投資顧問』は、富裕層ではない一般家庭のための資産運用会社として起業した。創業者澤上篤人は、金融業者が巨利を儲けるのではなく、真に受益者のためになる資金一万円から始められる、日本初の「独立系直販投資信託」の確立を目指したのだ。金融庁からの規制や妨害、バブル崩壊や9.11テロなどの時代の荒波をのりこえ、「さわかみファンド」は2005年ついに資金1000億円を突破する。良い投資は、良い投資家良い企業そして良い社会を生む―篤人とその仲間達の信念と夢が結実した瞬間だった。本書は篤人の息子で現社長の龍が書き下ろした、限りなくリアルなビジネス小説である。ユニークな平成経済史としても読める力作!
  • 孟子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
    3.7
    論語とともに四書に数えられる儒教の必読書。人の上に立つ者ほど徳を身につけなければならないとする王道主義の教えと、「五十歩百歩」「助長」「私淑」などの故事成語の宝庫を現代語訳で楽しむ入門書。
  • 妄想銀行
    4.1
    1巻781円 (税込)
    人間のさまざまな妄想を取り扱うエフ博士の妄想銀行は連日大繁盛。しかし博士が、彼に思いを寄せる女から吸いとった妄想を自分の愛する女性に利用しようとしたのが誤ちのもとだった――奇想天外なユーモアのあふれる表題作。ほかに、道で拾った風変りな鍵に合う鍵穴を探すことに情熱を傾ける男の物語『鍵』、人生修行に出て説教癖のついたロボットの話『人間的』などS・S32編。
  • 猛毒怪談
    5.0
    混ぜるな危険!! 最恐若手タッグによる中毒性の高いヤバい話。 毒×毒、人×霊、呪×祟、超刺激的な競演が誕生! 脳髄まで蝕む毒の甘い余韻を最期まで楽しむ…。 遺品整理の現場で目にした家中を移動する影は…「影のまま生き続ける」 制作過程で魂が入ってしまった人形はホルマリンの瓶に漬けられており…「人形剥製師の告白」 カッパ池の祠で子供たちが体験した衝撃怪異…「神に堕ちる」 身体の一部の柄が描かれた不思議なトランプの記憶とは…「ババヌキ」 人の死期がわかるというある駅清掃員の日常…「巣立ちの時」 30年に一人必ず会社の神に捧げられてきたという生贄、おまえはたぶんその後任だ…「苦肉の策」 ほか、体験者の実在するひたすら怖い話全47話!  読めば「毒」の虜と化す!
  • 網内人
    4.1
    網の中(インターネット)にひそむ悪魔をあぶり出せ! 『13・67』の著者、渾身の勝負作 自宅アパートの22階から飛び降り自殺した女子中学生シウマン。 彼女は通学電車の中で痴漢事件に巻き込まれ、犯人と目された男の甥からインターネット上で攻撃を受けていた。 ネットの誹謗中傷が彼女を死に追いやったのか? 自分の知らない世界で妹を脅かすどす黒い悪意の存在を知った姉のアイは、変わり者だがネット専門の凄腕探偵・アニエを説得し捜査を依頼した。 だが、アニエの調査の結果、次々に意外な事実が判明し、事態は混沌としていく――。 貧富の格差著しい香港を舞台に、ネットリンチや痴漢冤罪やダークウェブなどなど、我々日本人も同じように抱える社会問題を背景に、現代社会における人間の善悪を問う。 前作『13・67』で香港の現代史を俯瞰した著者が〈いま現在の〉香港の光と影を描き切った、華文ミステリーの最高峰!
  • モウ半分、クダサイ
    3.6
    1巻2,640円 (税込)
    その噺を聞いてはいけない―― 男達を地獄へ堕とす闇の落語会とは?  本当は怖い落語×驚愕のどんでん返し!  デビュー三十周年記念作品。 第1話 モウ半分、クダサイ 第2話 後生ハ安楽 第3話 キミガ悪イ
  • もうひとつの評決
    3.6
    5対4で有罪――この判決は、ほんとうに正しかったのか? 死刑か冤罪か。母娘殺害事件を巡り、6人の裁判員と3人の裁判官は究極の選択を迫られる! 法廷ミステリーの傑作、初の文庫化! 被告人は三十間近の冴えない男だった。出会い系サイトで知り合った女とその母を殺したのだ。離婚協議中の会社経営者・堀川恭平は裁判員制度により選ばれ、彼の審理に参加することに。最高刑が死刑まである事件だ。ところが公判初日、男は一転無罪を主張。法律の素人である6人の裁判員の議論は紛糾、新たな仮説まで浮上する。やがて堀川らの人生は事件の真相に蝕まれ…。――『裁判員――もうひとつの評議』改題作品
  • 盲目のピアニスト
    3.0
    殺人者とすれちがった盲目の美しいピアニストの不安と疑惑の心象世界を鮮やかに描く表題作など、華麗なロマネスクミステリー五篇。
  • 盲目の梟
    4.0
    ブルトンが絶讃した狂気と幻覚の手記 ペルシア語文学史上に現われた「モダニズムの騎士」による、狂気と厭世に満ちた代表作を含む中短篇集。「人生には徐々に孤独な魂をむしばんでいく潰瘍のような古傷がある」——生の核心に触れるような独白で始まる「盲目の梟」。筆入れの蓋に絵を描くことを生業とする語り手の男が、心惹かれた黒衣の乙女の死体を切り刻みトランクに詰めて埋めにいくシュルレアリスム的な前半部と、同じ語り手と思しい男が病に臥しての「妻殺し」をリアリスティックに回想する後半部とが、阿片と酒精、強烈なペシミズムと絶望、執拗に反復されるモチーフと妄想によって複雑に絡み合う。ドストエフスキーやカフカ、ポーなどの西欧文学と、仏教のニルヴァーナ、イランの神秘主義といった東洋思想とが融合した瞠目すべき表題作と、さまざまな傾向をもつ九つの短篇に加え、紀行文『エスファハーンは世界の半分』を収める。解説=中村菜穂
  • もう誘拐なんてしない
    3.8
    犯人がアナログ過ぎる!? ドタバタ狂言誘拐の行方は―― 下関の大学生・翔太郎は、ひょんな事からヤクザの組長の娘と騒動に巻き込まれる。そして殺人が!青春コメディ&本格ミステリの傑作。 単行本 2008年1月 文藝春秋刊 文庫 2010年7月 文春文庫刊 文庫新装版 2024年1月 文春文庫刊 ※この電子書籍は文庫新装版を底本としています。
  • 魍魎の女王(上)
    4.0
    1~2巻660~770円 (税込)
    ついに長い眠りから醒めた精神(サイコ)ダイバー文成仙吉。偶然出くわした輪姦現場で救い出した女が忘れられず、必死に後を追う。一方、毒島獣太は、謎の美女・御子神冴子からある女への精神(サイコ)ダイブを依頼された。その女こそ、文成が探す美女・鬼奈村典子だった。典子を巡り巨大な謎が渦巻き始めた──。

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  • 燃えあがる緑の木―第一部 「救い主」が殴られるまで―
    3.7
    1~3巻737~825円 (税込)
    百年近く生きたお祖母ちゃん(オーバー)の死とともに、その魂を受け継ぎ、「救い主」とみなされた新しいギー兄さんは、森に残る伝承の世界を次々と蘇らせた。だが彼の癒しの業は村人達から偽物と糾弾される。女性へと「転換」した両性具有の私は彼を支え、その一部始終を書き綴っていく……。常に現代文学の最前線を拓く作者が、故郷四国の村を舞台に魂救済の根本問題を描き尽くした長編三部作。
  • 萌えいづる
    3.7
    京おんなのエロスは業が深い――『女の庭』で話題騒然の団鬼六賞作家が贈る、現代版・愛欲の「平家物語」。京都にある平家物語ゆかりの小さな寺には、参拝客が想いを綴るノート「忘れな草」があった。悲しみを抱えて、ひとり訪れた女たちは、誰にも言えない秘密を書き残す。結婚前につきあっていた男との営みが忘れられない女(第一話 そこびえ――祇園女御塚)、年下の男とのフェティシュなセックスに溺れる女(第二話 滝口入道――滝口寺)、仲が良いはずの夫から突然離婚を切り出された女(第三話 想夫恋――清閑寺)、愛人の座を奪われ孤独に生きる女(第四話 萌えいづる――祇王寺)、子どもを亡くし離縁した夫と身体を重ねる女(第五話 忘れな草――長楽寺)……濃厚なエロスと、深い悲しみが心身に刻まれた女性たちの運命のゆくえを、古都を舞台に抒情豊かに描く、感動の官能小説。
  • 燃えつきた地図(新潮文庫)
    4.1
    失踪した男の調査を依頼された興信所員は、追跡を進めるうちに、手がかりとなるものを次々と失い、大都会という他人だけの砂漠の中で次第に自分を見失っていく。追う者が、追われる者となり……。おのれの地図を焼き捨てて、他人しかいない砂漠の中に歩き出す以外には、もはやどんな出発もありえない、現代の都会人の孤独と不安を鮮明に描いて、読者を強烈な不安に誘う傑作書下ろし長編小説。(解説・ドナルド・キーン)
  • 燃える家
    3.0
    1巻2,398円 (税込)
    本州西端、800年前に安徳天皇が没した海辺の街で暮らす高校生・滝本徹は、出生の秘密を抱えていた。ニューヨークをテロが襲った年、徹の親友・相沢良男は世界の無意味を唱え、クリスチャンの国語教師のレイプ計画を進める。一方、地元選出の政治家である徹の実父・倉田正司が権力の中枢へ向かうと共に、対抗勢力の陰謀がうごめき始める・・・。この世を動かす絶対的な力とは何か?現代日本のテーマを根源から問う傑作長篇小説。
  • 燃える息
    4.4
    町中でバッグや財布が「連れて行って」と私を呼ぶ。置き引きがやめられない私が次に手にした物とは。 ダイエットと運動を限界まで続けてしまう婚約者。 化粧品の衝動買いが止まらない母と美容にこだわる息子、など。 何かに依存せずにはいられない人間の性を描き、強烈なインパクトを残す6編収録。新感覚短編集。 貴方は何をやめられない? 現代人の約七割が、依存症!?  盗り続けてしまう人、刺激臭が癖になる人、運動せずにはいられない人、鏡をよく見る人、 緊張すると掻いてしまう人、スマホを手放せない人ーー抜けられない、やめられない。 依存しているのか、依存させられているのか。彼、彼女らは、明日の私たちかもしれない。 ──三宅香帆(書評家)
  • 燃える地の果てに(上)
    4.4
    最後の核爆弾一基が見つからない! スペイン上空で核を搭載中の米軍機が炎上、墜落した。事実をひた隠して懸命の捜索を行う米軍。放射能汚染におびえる村人。ギタリスト古城邦秋を待ちうける虎口の数々……。跳梁するスパイの狙いは? 過去と現在、二つの物語が衝撃的に融合する! 現代ミステリの奇跡と謳われた名品の登場。
  • モオツァルト・無常という事
    4.2
    小林批評美学の集大成であり、批評という形式にひそむあらゆる可能性を提示する「モオツァルト」、自らの宿命のかなしい主調音を奏でて近代日本の散文中最高の達成をなした戦時中の連作「無常という事」など6編、骨董という常にそれを玩弄するものを全人的に験さずにはおかない狂気と平常心の入りまじった世界の機微にふれた「真贋」など8編、ほか「蘇我馬子の墓」を収録する。

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  • 目撃
    4.0
    彼女は本当に夫を殺したのか!? 逆転無罪を狙い、息詰まる法廷場面。目撃証言の矛盾を突く、傑作法廷ミステリー! 二つの焦点の交叉・照応。これが深谷ミステリのキーワードだ。場所と時間を隔てた二つの目撃と記憶の物語。それらが深い一貫した深谷式交叉を達成していることに読者は驚くだろう。――野崎六助氏(解説より) 幼い頃、母が父を刺殺する現場を目撃した曽我。成人し、作家になった後もその暗い過去は心の隅に淀んでいた。そんな彼のもとに東京拘置所から一通の手紙が届く。差出人は関山夏美。曽我の母親同様、夫を殺害したとして懲役十年の有罪判決を受け、服役中の受刑者だ。手紙の内容は、無実の罪を着せられた自分を助けてほしいというもの。くしくも夏美の担当弁護士・服部朋子は、曽我の大学時代の友人だった。朋子にも依頼され、曽我は関山夏美の控訴審に関わることに……。傑作法廷ミステリー。
  • 目撃者は月
    3.0
    ひどく酔っていた私は、ビルの谷間で見知らぬ男ともみあっていた。相手を突き倒し、落ちた免許証入れをひろって顔を上げると、きれいな三日月が。翌日、免許証入れを取り違えていたことに気づいた私は、夜のニュースであの男が殺されたことを知った……(「目撃者は月」)。なにげない日常に忍び寄る殺人の影。名手が巧みに紡ぎ出した傑作短編集!
  • 黙示
    3.8
    1巻825円 (税込)
    農薬散布中のラジコンヘリが小学生の集団に墜落する事故が発生。重い中毒症状に苦しむ子どもたちを目の当たりにした世論は、農薬の是非のはざまで揺れることに。その間隙を縫い、農薬を必要としない遺伝子組み換え食品を推進するアメリカの巨大企業と、日本の食品の買い占めを目論む中国。私たちは何を選び、何を捨てるのか。日本の食のあり方を厳しく問う社会派メガ・エンタメ!
  • 黙示録 上
    3.7
    1~2巻880~1,012円 (税込)
    1712年、琉球王に第13代尚敬王が即位した。国司の蔡温は国を繁栄させるため、王の身代わりとなる存在「月しろ」を探し始めた。一方、貧しさから盗みを働く蘇了泉は、王宮を追われた舞踊家・石羅吾に踊りの天賦の才を見出される。病気の母親を救うため、謝恩使の楽童子として江戸に上ることを決めた了泉。だが船中には、もうひとりの天才美少年・雲胡が同乗していた……。将軍に拝謁すべく、二人の舞踊家が鎬を削る!
  • 黙示録殺人事件
    3.6
    休日の銀座に、突然、蝶の大群が舞った。蝶の舞い上ったあとには、聖書の言葉を刻んだブレスレットをはめた青年の死体があった。これが、十津川警部の率いる捜査本部をきりきり舞いさせた連続予告自殺の始まりだった。次々に信者の青年たちを自殺させる狂信的な集団。その集団の指導者・野見山は何を企んでいるのか……。“現代の狂気”をダイナミックに描き出した力作推理長編。
  • 木犀の日 古井由吉自選短篇集
    値引きあり
    3.8
    〈都会とは恐ろしいところだ〉。5年間地方で暮らし、都会に戻った私は毎朝のラッシュに呆然とする。奇妙に保たれた〈秩序〉、神秘を鎮めた〈個と群れ〉の対比、生の深層を描出する「先導獣の話」のほか、表題作「木犀の日」、「椋鳥」「陽気な夜まわり」「夜はいま」「眉雨」「秋の日」「風邪の日」「髭の子」「背中ばかりが暮れ残る」の10篇。内向の世代の旗頭・古井由吉の傑作自選短篇集。
  • 黙の部屋
    4.0
    黙、黙、黙、おまえはいったい誰だ――? 古物商の店先で偶然見つけた1枚の奇妙な絵。美術雑誌の編集長・水島純一郎はその謎の画家、石田黙(もく)に魅せられ、ネットオークションや関係者を訪ね歩くうちに、不可解な事件に巻き込まれていく。誘拐、監禁、そして謎の招待状。虚実の皮膜を往還する叙述トリックの名手が、練達の筆で描く美術ミステリー!
  • 黙秘
    4.0
    釧館ユニバーサルホテルで起きた殺人事件。犯人の女は、自ら「人を刺しました。救急車をお願いします」とフロントに電話をかけてきた。駆けつけたホテルマンは、絶命した男性を発見する。警察に連行された女は、札幌に住む主婦であった。住所・氏名を明かしたのち、黙秘を貫く被疑者は、なにを守ろうとしているのか。彼女を殺人罪で起訴した検事・森島が、真相に迫る。法廷を舞台にした傑作ミステリ。(講談社文庫)
  • 黙約の凍土(上)
    4.0
    老齢のロシア人元武器商人ボリシャコフが長く疎遠になっていた息子ユーリーからの連絡を受けて向かった先は、シベリア北東部アナドゥイリの寒村だった。 そこには、1962年のキューバ危機の際、ソ連によってひそかに設置されたサイロと二基の核ミサイルが今も眠っているのだ。 一方、オプ・センター長官チェイス・ウィリアムズは、イランから米国への亡命を希望するガセミ准将の尋問を行なうなかで、彼の亡命の裏に何か大きな策謀が隠されていることを察知し、メンバーに周辺調査を指示する……。
  • 木曜組曲 〈新装版〉
    3.7
    耽美派小説の巨匠、重松時子が薬物死を遂げて四年。時子に縁の深い女たちが今年もうぐいす館に集まり、彼女を偲ぶ宴が催された。ライター絵里子、流行作家尚美、純文学作家つかさ、編集者えい子、出版プロダクション経営の静子。なごやかな会話は、謎のメッセージをきっかけに、告発と告白の嵐に飲み込まれてしまう。重松時子の死は、はたして自殺か、他殺か──? 傑作心理ミステリー。
  • 木曜殺人クラブ
    3.6
    8月、Netflix映画が配信! 人気ミステリの文庫化 高齢者施設内の開発を巡って住民は反発していた。ある日、経営者が殺害され、推理好きの住民が集う「木曜殺人クラブ」が動き出す。
  • 木曜日だった男 一つの悪夢
    3.7
    この世の終わりが来たようなある奇妙な夕焼けの晩、十九世紀ロンドンの一画サフラン・パークに、一人の詩人が姿をあらわした。それは、幾重にも張りめぐらされた陰謀、壮大な冒険活劇の始まりだった。日曜日から土曜日まで、七曜を名乗る男たちが巣くう秘密結社とは何なのか? そしてミスター木曜日とは誰なのか? 探偵小説にして黙示録でもある、幻想ピクニック譚、胸躍る新訳でついに登場!
  • 木曜日を左に曲がる
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    主人公はすべて女性。キリリと生きる魅力溢れる女性たち、そしてその傍らには男性。ふとした出会いや記憶から、紡ぎ出される物語。すべて書き下ろしの短編全7編収録。
  • モグリ
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    「必ず取りに来るから開けないでほしい」。中華街でひっそりと暮らす“無免許”の外科医・椚田に「謎の手紙」を遺し、ひとりの少年が殺された。少年が中華街に巣食う台湾マフィアのボスの息子だったことを知り、椚田は死の真相に迫ろうとするが、次第に台湾マフィアと大陸マフィアの抗争に巻き込まれていく。抗争の鍵を握るのは「中華街で一番の美人歌姫」が隠し持つ、一枚のディスク。そして、少年が遺した手紙の中身、さらに椚田にモグリの医者として生きる道を選ばせた11年前の事件とは――。幾つもの謎が絡み合う、息もつかせぬノンストップ・ハードボイルドミステリー。
  • もし「源氏物語」の時代に芥川賞・直木賞があったら 小谷野流「日本文学史早わかり」
    3.5
    1巻1,683円 (税込)
    本書は、もし古典文学の時代から芥川賞・直木賞があったら、どの作品が芥川賞で、どの作品が直木賞を受賞するか、という単行本企画のために架空の出版社に月1回訪れる架空の作家の講義を小説風に描く「日本文学史早わかり」。
  • もし今夜ぼくが死んだら、
    3.4
    フェイスブックで自殺を仄めかす少年。その裏にある盗難車による轢き逃げ事件。小さな町の暗部。SNSでのバッシング。少年の母・弟・捜査官・目撃者。4人の登場人物の視点から描かれる、嘘と秘密の5日間。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞作!

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