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犯罪学者・木岬と義弟の敬二少年は、雪崩に道を閉ざされてとあるペンションに足止めされる。ワケありの客が集う雪の山荘では連続怪死事件が発生!はたして「名探偵」は奇妙な事件の謎を解けるのか!?あえて真相への手がかりを提示する“読者への挑戦状”付きで贈る、霧舎巧エッセンスにあふれた名作。(講談社文庫)
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「えっ」と驚く展開がありますね。まったく想像できないストーリーで、たいへん面白く読みました。こういうお話大好きです。素晴らしい!!
Posted by ブクログ
『言葉で自分の気持ちを伝えることは難しい。それが微妙で複雑な感情であった場合、難易度は何十倍にも増す。 それでも、人は人に気持ちを伝えることが出来る。必ず出来る。その気持ちが本物で、どうしても相手に伝えたいと思って発すれば、どんな言葉の中にも気持ちは込められるし、誰にだってその込められた思いを推し...続きを読む量ることが出来るのだ。 それは時間や空間に左右されたり、薄められたりはしない。』 読者への挑戦付きのミステリはやっぱいいなぁ〜(@ ̄ρ ̄@) すごく良かった。
犯罪学者・木岬と義弟の敬二少年は、雪崩に道を閉ざされてとあるペンションに足止めされる。ワケありの客が集う雪の山荘では連続怪死事件が発生!はたして「名探偵」は奇妙な事件の謎を解けるのか!? この話の中で、3人の登場人物が死ぬが、その3つの事件が奇妙に絡み合って複雑になっている。 伏線は多数あり。消去...続きを読む法で犯人は数人に絞られるものの、犯人に辿り着くには、なかなか困難。 木岬が恋に落ち、好きな人の為に「犯罪学者」という肩書きを消したかったこと。琴沢夫人の事件現場の謎。手紙の行方。 全ての謎が繋がる時、そこには切ない恋の物語があった。 そして、犯罪者になりたかった敬二少年の夢は・・・。 恋愛モノとして読んで、すごく感動。 ミステリーとしては複雑すぎたかな、と。 自分が解けなかったからだけど。 木岬とさゆみが結ばれてほしかったな。
10ページくらい読んで気づいた。 「あ、これ、読んだことある」 そしてにわかに思い出す、最後の方のちょっとしたオチ。 うわー、しまったなあと思ったけれど、その最後のオチ以外はまったく覚えていなくて、ほとんど初読のようにハラハラドキドキ楽しませてもらった。 著者の筆力と、僕の記憶力(のなさ)に感謝!!...続きを読む 最後はちょっと甘すぎる感じがするけれど、実にしっかりと作りこまれた本格。堪能させてもらいました。
面白かった。え、あの人死んじゃうの!!ってびっくりした。謎解き的には分かりやすい感じでした。設定などは『王道』だけど、いろいろと『王道』ではない感じ。 霧舎さんの他のも読んでみたくなりました。シリーズものもあるらしいので読んでみよう。
えっと・・・どこまで続くの?!後動サーガ 事件よりもそのことに気をとられるんですけど?! でも、事件のほうも予想外なことが多くて面白かった
何だか切ない…。 頑張って空回りしてしまった○○さんがかわいそうで仕方がなかった…。 さゆみさんがなぁ…。あんまり好きになれなかった。
2009/4/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2013/6/11〜6/15 久しぶりの霧舎作品。読者への挑戦状がついた本格物。とはいえ,霧舎さんの作品なので,そんなに堅苦しくない感じ。しかし,これだけ伏線を張りまくり,それを最後にまとめ上げるのは大変だろうなぁ。
あとがきに「本格(ミステリー)」と「新本格(ミステリー)」の定義が著者の考えとして述べられている。 作者はこれが書きたかったのか・・・と思えたらそれは「本格」。 これがやりたかったのか・・・と思えたらそれは「新本格」。 微妙すぎてわかりにくいけれど、感覚的には何となくわかる気もする。 思いがけない...続きを読む死が続く。 謎を解いていくのは自称名探偵のQ。 次々と登場するいわくありげな人たち。 完全に悪役だとわかる人がひとりいると、わかりやすく物語がスムーズに進んでいく。 真の悪意を持つ人間はたったひとりだったのか。 死にいたるまでのエピソードが馬鹿ばかしいほどに幼くて、だから余計に切ない思いが残る。 読み応えがあるかと聞かれたら悩むけれど、読後感はけっして悪くない。
やっぱり、わくわくしますよねぇ~ “読者への挑戦状” 登場人物覧を空白にしたりとか 折り返し部分の作者コメントとか 何気に挑発的(笑)な部分に思わず“ニヤリ”です。 で、久々にメモ帳を片手に挑みました(笑) 第1章まではすごくおもしろかった。 こういう、ちょっと“斜め上”からの視点で 物事をみ...続きを読むるお話は大好物です。 が、第2章からは、普通の推理小説に なってしまったのがとても残念! 作者さんとしては ここで読者の予想を裏切り “あっ”といわせたかったのでしょうが ある意味“あぁこのパターンか...” って感じかな。 で、肝心の推理については “無難”にまとまっています。 (私は真相にたどりつきませんでしたが) きちんと論理たててあり それなりに満足できました。 が、“あっ”っていうよりは “ふうんそうか...”って感じですね(笑) 実際、推理ポイントを 読み返すこともありませんでしたし。 なんで☆3です。 ちなみに推理はできませんでしたが 犯人は60%くらい当たっていました。 単なる直感ですけど(笑)
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霧舎巧
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