作品一覧

  • 霧舎 巧 傑作短編集
    3.9
    1巻660円 (税込)
    名探偵・後動悟が、密室の列車内で、華麗なアリバイ崩しを披露する「手首を持ち歩く男」。師・島田荘司の人気シリーズから御手洗潔と石岡和己の名コンビが登場する「動物園の密室」。ほかに《あかずの扉》研究会と《霧舎学園》のメンバーも集結し、オールスター探偵がハイレベル推理を連発する、珠玉のミステリ短編集!
  • マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ
    3.6
    1巻806円 (税込)
    死者からの手紙が≪あかずの扉≫研究会に届けられた。多重にして難解な暗号に導かれた先に妖しく聳(そび)える斜塔こそ、閉鎖されたテーマパーク内の自殺の名所・首吊塔であった。塔内を乱舞する首吊り死体は自殺か他殺か? 本格推理の旗手が趣向を凝らして贈る“フーダニット”の到達点。殺意の操り人形(マリオネット)は誰だ? (講談社文庫)
  • ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ
    3.6
    1巻827円 (税込)
    嵐による土砂崩れで奇怪な洞窟に閉じ込められた≪あかずの扉≫研究会のメンバーを襲う連続殺人。作中で示される≪ダイイング・メッセージ講義≫に倣うかのように、不可解な文字と言葉が連発される。死者たちを結ぶ≪神々の黄昏(ラグナロク)≫神話の根源を読み解け! 本格推理の王道をいく、堂々の超技巧派ミステリー! (講談社文庫)
  • 名探偵はもういない
    3.8
    1巻921円 (税込)
    犯罪学者・木岬と義弟の敬二少年は、雪崩に道を閉ざされてとあるペンションに足止めされる。ワケありの客が集う雪の山荘では連続怪死事件が発生!はたして「名探偵」は奇妙な事件の謎を解けるのか!?あえて真相への手がかりを提示する“読者への挑戦状”付きで贈る、霧舎巧エッセンスにあふれた名作。(講談社文庫)
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ
    3.5
    1巻942円 (税込)
    《あかずの扉》の向こう側に――本格推理の宝物がある北澤大学新入生のぼく=二本松飛翔(かける)は、サークル《あかずの扉》研究会に入会した。自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー6人が、尖塔の屹立(きつりつ)する奇怪な洋館"流氷館"を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く。閉鎖状況での連続殺人と驚愕の大トリック! 本格推理魂あふれる第12回メフィスト賞受賞作。(講談社文庫)
  • カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ
    3.8
    1巻1,026円 (税込)
    連続殺人の万華鏡(カレイドスコープ)惨劇の光源を暴け! 八丈島沖にひっそりと隣り合う月島と竹取島。古くからの因習に呪縛され、月島の一族に支配され続けている双(ふた)つの島を、《あかずの扉》研究会の6人が訪れた時、血も凍る連続殺人の万華鏡が回転を始めた。一族に伝わる秘宝が島の後継者を次々と殺戮(さつりく)する怪! 本格推理の気鋭が放つ孤島ミステリーの奇跡的傑作! (講談社文庫)
  • 名探偵はどこにいる
    3.7
    1巻836円 (税込)
    「あたしたちがやろうとしているのは……殺人なのよ」そう言って双子の姉妹が向かったのは、南海に浮かぶ終ノ島(ついのしま)。やがて姉妹の通う高校の教師が、島で死体となって発見される──。果たして、事故なのか、殺人なのか? 二人の言っていた「殺人」とはこのことだったのか? 刑事・今寺は、双子の無実を証明できるのか!? 第12回メフィスト賞受賞作『ドッペルゲンガー宮〈あかずの扉〉研究会流氷館へ』外伝。
  • 霧舎 巧 傑作短編集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一つ一つの短編のレベルが非常に高い。
    長編だと少し盛り込みすぎな部分があったり、推理やトリックの説明が分かりにくかったりすることがあったが、短編ではそれらの短所は見られない。

    トリック、ロジック、伏線回収。
    作品自体が伏線となり、「クリスマスの約束」で全てが一つに繋がるさまは見事。
    《あかずの扉》研究会の面々の物語でもあり、シリーズ4作を読んでいるからこそ楽しめる、驚けるものもある。

    「クリスマスの約束」は除き、単体として特に面白かった短編は以下の二編。

    「手首を持ち歩く男」
    猟奇的に見せかけることによるミスディレクション、静岡駅通過のアリバイトリックやコーヒーカップのアリバイトリックな

    0
    2021年11月13日
  • 名探偵はもういない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    《あかずの扉研究会》シリーズの4作よりも明らかに進化している。霧舎巧らしさが良い方向に発揮されている。
    起こる事件は、雪の山荘での殺人。王道なのだが、どこか王道とは違った雰囲気を感じさせる。

    解決編はやや分かりにくい部分はあるものの、謎がしっかり整理されているところも良い。
    世界的名探偵の登場はかなり驚いたが、物語として見ると、このキャラクターがいるかいないかはかなり違うだろう。

    木岬とさゆみのラブシーンには最初は少々閉口したくもなったが、まさかあぁいう形で絡んでくるとは思わなかった。
    相変わらず伏線回収は見事。

    しかし、心躍る挑戦状はついているものの、読者が全てを当てるのはかなり難しい

    0
    2021年10月17日
  • カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白い!!なんでこの本がこんなに評価低いのかが全く分からない。

    前作でも感じたが、あの新聞、ドラえもん、はちすか、ピーポくんのハサミ、「六人で来て」、そしてタンバリンなどの伏線が本当に見事。

    そして前作では冗長かつ分かりにくく感じた解決編も、今作では一つずつ論理を組み立てていき、丁寧に一つずつ謎を解いており、とても好印象。

    駐在が剣次郎を殺した動機であったり、幻斎が望遠鏡を海に捨てた理由、真珠子がサラシを巻き、面をつけて島に来た理由などや、そしてその他朝日奈や金本などの個人の思惑が絡み合ったり。

    犯人に偽殺害現場を作らせるための脅迫状、"アリバイ作りのために殺す"、

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    2021年07月19日
  • ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ

    Posted by ブクログ

    メフィスト賞受賞作。ライトな語り口だが、内容はしっかりと本格ミステリ。大掛かりなトリックも良く、伏線の張り方にも唸らされる。面白かった。

    0
    2021年04月11日
  • 名探偵はどこにいる

    購入済み

    『名探偵はもういない』の続編。前作もそうだったけど、すごく面白い。なんだろう、この面白さ。とても好感が持てるナチュラルな感じ。良い読後感。

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    2020年12月19日

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